【樹齢】:不明 【樹高】:28m 【幹周】:3.45m 【指定】:市 撮影日 2022.11.20 2023.4.9 |
クスノキ科 <樟・楠> | ||||||
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楠の大木 | 呉市川尻町森1丁目 | ||||||
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呉市民としては、呉市の天然記念物になっている樹は全部回らないといけないと思いながらも、まだ訪れていない樹はあり、今回紹介するこの樹もそうであった。 情報は呉市のホームページのみでその他の情報は全くないという人気のなさ。それもそのはずで、幹回り3.45mと、巨樹巨木が多いクスノキとしては小振り...というか、巨樹巨木を多く巡っている人間にとっては興味さえ持てない大きさである。その上、呉市のホームページの写真を見ても何もそそられない樹なのである。 訪れてみると、近くに行く道が木々に覆われてアクセス出来ない状態だったため、遠くから撮影することにする。 |
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横の張り出しは少なく、ボサボサっとしたあまりクスノキっぽくないフツーの樹形で面白くないのだが、周囲との取り合わせがなかなかカッコイイ。 なだらかな斜面にあり、周囲が開けているので奥行き感があり、奥に瀬戸内海と島々が見渡せる展望の良い場所にある。単体としての魅力はないが、この景色が天然記念物だな〜とファインダーを見ながら納得する。意外といいな、ここ! |
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近くに行く道がないこともないのだが、畑の中に入ったり、よそのお庭に入らないと行けないようで、それはちょっとご迷惑だなと、遠景のみの撮影で我慢する。 帰り道でもいいポイントがないかと探しながら坂を下っていく。根元が見えるポイントもあり、写真を拡大してみると、横に張り出していただろう幹の折れた(伐られた)跡が見える。 川そばに立っているので、下から川を遡れないかと川に行ってみるが、コンクリート護岸されていて道はないので諦める。 |
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呉市のホームページによれば、この近辺ではたくさんのクスノキがあったそうだが、事情により伐られてしまい、この木はその名残の一本であるようだ。 左の写真、中央の民家の隣に楠の大木がある。 畑や民家が建ち並び、人々が住むのに開墾したのだろうな〜この木より大きな木がたくさんあったと思うと残念である。でも、ここの景色は、瀬戸内の人間である私から見ても気持ちの良いロケーションであり、この木がもっと大きくなるともっと絵になる場所になるだろうな。意外とオススメの場所である。 |
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(2022年11月20日撮影) |
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(2023年4月9日撮影) | |||||||
前回訪れてロケーションが良いな〜と感じたので、新緑の様子を撮影にやって来た。山にはヤマザクラが咲き、盛期は過ぎているが、春らしい雰囲気である。 前回はアクセスする川沿いの道が藪化して近づけなかったが、今回は通れそうだったので、頭を下げながら近づいてみた。段差があるので注意が必要であるが、案内標識があるので、こちらからアクセスするので良いのだろう。最後の段差は高かったのでそこから先へ行くのは諦めたが、左から来る道もあるので、根元まで行きたいな。個人宅に入るのなら難しいが。 樹皮はしっかりしているし、葉の茂りは密で元気そうである。ひこばえが生長しているが、これが横の大きく広がるのはまだまだ先だろうな。クスノキはやはり雄大な樹形が特徴であるし、カッコイイ。 |
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花は付いているが、これからといった感じである。 ここは背景に瀬戸内海が広がるので絵になる場所である。 これで樹形が横に広がり、幹回りも太くなると絵になる場所になるだろう。 |
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<アクセス> 停める場所はないので、車で訪れるのはお勧めしない。 JR川尻駅から徒歩15分くらい。文章で説明しにくいので左の地図を参照のこと。 |
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