広島県の大樹

【樹齢】:不明
【樹高】:23m
【幹周】:5m
【指定】:

(被爆樹)


撮影日
2011.5.2
2019.5.3
2025.7.6

 クスノキ科 <樟・楠>

基町交番前の被爆クスノキ 広島県広島市中区基町 基町交番前

基町交番前の被爆クスノキ基町交番前の被爆クスノキ基町交番前の被爆クスノキ
基町交番前の被爆クスノキ 
 爆心地から1,110mに位置する大きなクスノキ。

 被爆樹木の中で一番背が高いのではと言われている。

 上の3枚の写真は方向を変えて撮影しているが、樹形が同じように見え、直立型の端正な樹形のクスノキである。

 周りを取り囲む基町高層アパート群に負けていない感じである。

 根周りは十分な敷地が取られているので、これからもっと生長してくれることだろう。
 
(2011年5月2日撮影)
 
  (2019年5月2日撮影)
 
 8年振りの訪問となった。

 被爆樹木の中でも一番背の高いクスノキである。

 ヒマラヤスギのような直幹の気持の良い木であり、今後の生長が楽しみな木である。
   アパート側に発達している根が特徴的であるので、生長に従って樹形の変化がみられるだろうか?

 ここも根回りは舗装されておらず、十分な根が張れる状態なので、樹高40mくらいになるとカッコイイな。

   
 基町アパート群と比べるとまだまだ背は低い。

 広島市ではかつては巨大なクスノキが生長していた実績があるので、もっと存在感のある木へと生長してくれることを願う。
 
 
(2025年7月6日撮影)
基町交番前の被爆クスノキ
 
 しばらく足を運んでいなかったので、様子を見に訪れてみた。
 以前より低く感じるのは、初めて見たときに「高い!」と強く印象づけられたせいかもしれない。
 春に訪れることが多かったため、根元はいつもすっきりしていたが、夏はさすがに下草が茂っていて、根の様子が分かりにくくなっていた。
 ひこばえが大きく育っていて驚いた。前回はなかったと思っていたが、6年前に撮った写真にはしっかり写っていた。どうやら観察を怠っていたようだ。
 根元から生えているので、この木のひこばえで間違いないだろう。
 幹もしっかりしているので、今後は株立ちのような樹形に変化していくのかもしれない。
 この場所ではまだ花の写真を撮っていないので、次は花の咲く時期に合わせて、生え変わりの様子とともに記録しておきたい。
 もし可能なら、近くのアパートの上階から撮影してみたいが、知り合いもいないしなぁ…。
 
 
 

 
 
<アクセス>

 広島城の南側から西に進み、県立総合体育館前の信号で右折。基町高校前の信号で左折。次の角で左折してすぐに見える。
 

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