広島県の大樹

【樹齢】:不明
【樹高】:m
【幹周】:m
【指定】:
(被爆樹)

爆心地から
の距離
2,030m

撮影日
2017.5.3
2026.4.12


 クスノキ科 <樟・楠>

千田公園のクスノキ並木 広島市中区千田町3-7 千田公園東側

(2017年5月3日撮影)

 千田公園東側、市総合健康センター、中区スポーツセンター、工業技術センターが並ぶ道路沿いに22本の被爆クスノキの並木がある。
 旧広島高等工業学校の校庭に植えられていたそうで、並木は200m程続き、被爆した場所にこれだけ残っているクスノキは貴重である。スポーツセンター入り口前に立つクスノキはハート形になっている。並木がいつ植えられたものかは分からないが、樹齢は100年程度か?しかしその割には、クスノキらしい雄大さが感じられず、街路樹ということを考えても力強さがない。初めて訪れた印象は、クスノキにしてはひょろっとして、弱弱しい感じがした。
 
千田公園のクスノキ並木
    
 葉っぱの生え変わりの時期であるので、新緑の美しさを感じる。ひこばえもたくさん出ていて樹全体がモサモサ、モフモフしている。
 樹勢が弱いという感じはしないが、ひこばえが多いということは、樹を支えるパワーが不足しているのだろう。

 南側にやってくるとクスノキらしい大きな木が多くなる。幹回りは3m程度か。樹皮も綺麗であるし、樹冠も大きく、新緑の色合いが美しい。
 南側の木は根が張りやすいのでここまで大きくなったのだろう。街中というのは道路や舗装の関係で十分な余裕もないし、根が大きくなったらなったで歩行の邪魔になる。人間にとって樹は癒しの対象ではあるが、実のところ、樹にとっては人間はストレスの対象ではないだろうか。
 

(2026年4月12日撮影)
1〜3番
 しばらく訪れていなかったのだが、先週、クスノキの紅葉がきれいだなと思ったので、久しぶりに訪れることにした。

 先週訪れた安田学園近くの12本クスノキの並木は植え替えられて集められたものだが、ここは学校にあった並木道がそのまま残っている貴重なものである。

 御幸橋の電停を降りて、南側から回り込んで1本ずつ撮影していく。左の写真は一番南側からの3本である。

 紅葉の時期ということもあり、赤くなった古い葉っぱと、黄色い新しい葉っぱ、緑の葉っぱとバリエーションが多く、反射率の高い黄色い色が目立つ。

4〜6番

 続いて4番目から6番目。
 上の段にあるので実測できないが、一番大きなものは幹回り3mクラスである。他は一抱えくらいで、樹齢100年を超えている割には細い印象である。
 
7〜9番目

 続いて7番目から9番目。
 7番目はそばに立つシュロに邪魔されて生長に影響を受けているようである。シュロは伐採してはどうだろうか?
 
10〜13番目

 続いて10番目から13番目。場所毎にまとめようとする都合でこれは4本組みで掲載する。写真は一回り小さくしている。
 12番目は樹形が崩れているのでちょっと心配である。
 太さがないところから考えると、原爆で地上部を失ってから生長したのだろう。ひこばえが大きくなったと思われる幹も見られる。
 ひょろっとした幹もあり、順調に育ったものばかりではない。
 
14〜16番目

 続いて14番目から16番目。スポーツセンター入り口付近に立つ3本である。
 枯れ枝が見られるので、できれば剪定した方が良い。
落ち葉が多いので、それを掃いて掃除している人がいらっしゃる。管理する人にとって落ち葉掃除は大変であるが、私は写真だけ撮るのみなので、ちょっと申し訳ない。
 
17〜19番目

 続いて17番目から19番目。
 蕾は目立たないが、地味に準備ができ始めている。4月下旬くらいからかな〜クスノキの花が咲くと、もやっともくもくとした感じになる。
 意識して見る人は少ないし、望遠レンズでないと分かりにくい。しかし、低い枝もあるので、気づいていなかった方は見てみて欲しい。
 
20〜23番目

 続いて20番目から23番目。これで最後である。おや?22本だと思っていたが23本だったようだ。
 広島市総合健康センター前までやってくる。盛期は過ぎているが桜の花も見える。
 

 個別の木に囚われずに並木の様子や花や紅葉の様子などでまとめてみる。
 同じクスノキでも木によって紅葉の具合や若葉の展開の仕方、花の付き方などが変わっている。
 

 クスノキは新緑と紅葉、蕾が同時に見られる魅力的な被写体である。
 


 
 
<アクセス>

 路面電車での行き方を。
 広島駅から路面電車1号線で広電本社前電停で下車。右に曲がると健康センター前に着く。
 車で行く場合は周囲に有料駐車場あり。

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