広島県の大樹

【樹齢】:不明
【樹高】:不明
【幹周】:不明
【指定】:

(被爆樹)

2011.5.2
2018.10.14
2023.4.2
2024.5.19

 クスノキ科 <樟・楠>

白神社の被爆クスノキ 広島県広島市中区中町 白神社

白神社の被爆クスノキ白神社の被爆クスノキ 
 爆心地から490mの位置で被爆したクスノキ。地上部分は失われたが、その後芽吹いたのだという。

 呉市民の私には馴染みは無いのだが、この白神社(しらかみしゃ)は広島市民にはよく知られた神社とのこと。

 被爆クスノキはお社の西側にあり、傾いて生長している。被爆後に芽吹いたのなら、地上部はおよそ65歳。クスノキとしては細いが、それくらいの樹齢ならこれくらいか。

 クスノキは巨木化するのだが、あまり樹勢は良くない印象で、他のクスノキのようには大きくならないかもしれない。
 
(2011年5月2日撮影)
 
  (2018年10月14日撮影)
   
 最初に訪れた時、あまり撮影したいという魅力を感じなかったため、アクセスの良さの割に訪れていなかった。

 ただ、それは私自身の観る力がないだけであり、それぞれの木にはそれぞれの魅力があるはずである。

 とは言っても、クスノキらしい躍動感ある根っこがある訳でもなく、直幹なので変化に乏しく、この木の魅力を掴むのはまだまだ難しそう。。。
 
(2023年4月2日撮影)
白神社のクスノキ
 花は少し見えるが、まだ目立たない。葉の生え変わりで赤い葉っぱが混じる。クスノキの紅葉を注目する人は少ないが、結構きれいな葉っぱである。境内の桜は見頃だったので、そちらの方に目が行くだろうが。

 都市部にある神社のせいか、お参りに来る人が多い。私は訪れた神社の数だけなら、信心のある方と比べても多いのだが、信心がないので、お参りする人が多いのにちょっとびっくりする。皆さんまじめだなぁ。信心はなくとも、敬意はもって訪れて撮影している。
白神社のクスノキ

(2024年5月19日撮影)
白神社のクスノキ白神社のクスノキ白神社のクスノキ
白神社のクスノキ
 一般的にクスノキは絵になる雄大な樹形なのだが、この木はヒョロっとした樹形で、カッコよく撮るにはどうしたらいいのかいつも悩む。細い幹は絵にならず、根は主役にするほど発達しておらず、枝が広がる上方と神社との取り合わせが絵になるだろうか。義務的に撮影しているとそういう写真にしかならず、難しいと感じる。

 近くの愛宕池跡の被爆樹木を撮影中、神社の屋根近くにクスノキの花が見えたので、超望遠で狙う。
 見方はまだまだありそうなので、難しくともいろいろと試そう。
 
白神社のクスノキ

 
 
<アクセス>

 広島駅から路面電車の宇品線(紙屋町経由の)に乗り、袋町電停で下車。南に100m程進むと左手にある。
 

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