【樹齢】:不明 【樹高】:20m 【幹周】:3.54m 【指定】:被爆樹 2012.4.7 2024.4.7 |
クスノキ科 <樟・楠> | ||||||
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天満小学校東の被爆クスノキ | 広島県広島市西区天満町 天満小学校東側 | ||||||
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被爆樹木はたくさん撮っているが、私は呉の人間なので、買い物とかに行くエリアを外れた場所は馴染みが無くて行きづらい面もあるのだが、紹介する木を増やしたいので、新しい場所に行ってみることにした。 爆心地から1140mに位置し、ここの学校の生徒さんも原爆で亡くなられている。 |
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十日市町の電停で降りて西進し、橋を渡っていると対岸の向こうに大きなクスノキが見えた(左の写真)。 大きな木だと聞いているので、あれだろうなと当たりを付けたら、やはりそのクスノキが目指す被爆樹木であった。 |
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学校に沿って続く歩道に聳えていて、黒々とモコモコとしている。 新緑が出始める時期なので、近くで見れば新芽が見られるが、少し離れると、葉を密に茂らせていて黒っぽい印象である。やや主幹が傾いているが、これくらいは他のクスノキでもあることなので被爆の影響かどうかは分からない。 道路のそばにあるので、大きくなったら枝が伐られることがあるだろうし、その点はちょっと心配である。 被爆樹木の中でも大きな木であり、生命力が強いクスノキなので、もっと大きくなって欲しいな〜でも、舗装道路に囲まれているから難しいかも。 一般的なクスノキと樹皮の感じが違い、樹皮が浮いていて剥がれそうな感じである。樹皮が新しいものに変わる時期なのか? |
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(2012年4月7日撮影) |
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(2024年4月7日撮影) |
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被爆樹木ということを抜きにしても撮影したくなるレベルの樹形の良い木である。 幹回りは巨木の域に入っているが、巨樹が多いクスノキとしてはまだまだ小さい。 道路が傍にあるので十分に根を張れず、地表を固められているのは良くないのだが、目立った損傷もないのでもっと大きくなりそうである。 生え変わりの時期なので、落葉が多く、歩道には赤茶の落ち葉が積もっている。 強風で落ちた花もあるが、花はこれからである。 |
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対岸にはお花見をする人たちが見える。私は呉市民だが、こうしてのんびりとお花見ができる場所が多いのはいいな。 平和公園周辺など混んでいるところはすごい混みようだが、違う川に移れば大して混んでいない。 対岸からこのクスノキを撮影していると、桜は無いが川沿いのベンチに座る親子連れが見える。広島は川の町だなと改めて感じた。 |
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<アクセス> 広島駅から路面電車で宮島方面行きに乗り、十日市町の電停で下車。そこから西に歩き、橋を渡って左折するとまもなく学校横に見えてくる。歩いて1キロ弱くらいかな? 駐車場は付近に見えなかったので、交通機関の方が良い。短時間なら路肩に停めても大丈夫だと思うが。。。? |
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