広島県の大樹

【樹齢】:400年
【樹高】:27m
【幹周】:7.6m
【指定】:市


撮影日
2003.2.23
2012.10.8
2016.5.1
2016.10.9
2019.4.13
2020.4.5
2020.7.18
2020.8.14
2022.4.30
2023.4.1
2023.4.8

 クスノキ科 <樟・楠>

八岩華神社のクスノキ 広島県呉市仁方西神町 八岩華神社

八岩華神社のクスノキ<八岩華神社のクスノキ 
 呉市最大の巨木であり、かつ、クスノキとして県内第3位という。
 住宅が建ち並ぶ狭い路地を進むと、こんもりと青々とした巨大なクスノキが姿を現す。
 樹形は美しく勢いが感じられる。このクスノキの兄弟木が宮島の大鳥居に使われたそうだ。糸崎神社のクスノキ同様寄生植物が幹を覆っている。


 この他にも幹周り3mを越すと思われるクスノキが2本神社入口に聳え、奥にも大木がある。

 なお、八岩華神社とは珍しい名前だが、これは明治41年に「岩倉神社」「八幡神社」「下華田神社」という3つの神社を合祀して、各神社の名前を一つずつ取った為である。
 
(2003年2月23日撮影)

(2012年10月8日撮影)
八岩華神社のクスノキ八岩華神社のクスノキ 
 以前撮影した写真が悪いので、撮り直しに訪れた。

 地元呉市にあるというのに、近い場所にあると意外と訪れないもので、10年近く経ってのずいぶんと久しぶりの訪問である。

 以前と樹勢の変化はないようで、これくらいの樹にとっては10年くらいは年数に入らないのかもしれない。

 まだまだクスノキとしては若い木なので、10mオーバーの巨樹に生長してほしいものである。私が生きているうちには無理だろうが^^
八岩華神社のクスノキ八岩華神社のクスノキ

 少し離れてみてもその大きさを感じることができる。
 境内にここまで大きな木は他にはないが、将来の巨樹候補は何本かある。
 さて、宮島の大鳥居に使われたという兄弟木はどこにあったのかな?その木があったところにはもう別の新しいクスノキが植えられているのだろうか。
  
 
  (2016年5月1日撮影) 
    
 自宅から一番近い巨樹であるが、近いと逆に行かないもの。これで3度目の訪問になるが、今回は我が子を連れてやってきた。

 大きな木を見て何か感じるところがあるかな?と思ったが、特に何も感じないようでちょっと肩透かし。。。まあ、親の趣味を押し付けてはいけないかぁ。

 相変わらず堂々として重量感があってカッコイイ。
    
 見上げてみると多くの着生植物。
 
 クスノキの巨樹らしい堂々たる風格。やはりクスノキはカッコいいな。
 
   

 5月は新緑の時期なので、初々しい黄緑が清々しい。今日は青空だし新緑の美しさが余計に感じられる。
 花も咲いているのだが、地味なので意識して見ようと思わないと気付かない。
 
 
  (2016年10月9日撮影)
   
 秋祭りの時期だが、大きなクスノキのあるこの八岩華神社でも賑やかにお祭りが行われていた。

 人が多すぎてとても木の撮影をできるような状況ではないのだが、それでも撮影する私(笑)

 人が居ないところで撮影することが多く、私の写真では人があまり出てこないので、こういう賑やかな雰囲気の中で撮ってみるのもいいかもしれない。
 
   
 と言いながらも、人が写らないように撮影(^^;

 このお祭りに来ている人の中で、木をメインに撮影しているのは私くらいのものだろう。
 
 
 呉のお祭りではよく知られた「やぶ」。 お祭りの写真を撮る人なら魅力的な被写体である。
 
   
 賑やかなところから離れて他のクスノキを撮影。
 
←境内の東北の角にある大きなクスノキ。
 おそらく大枝が大きく張り出したので伐られたのだろうが、十分な敷地があればきれいな樹冠を持った大きな木に生長していただろう。

 ↓まだ小さいが、こちらは根回りが広いので、将来はもっと大きな木になりそうな気配。
 
 
  (2019年4月13日撮影)
   
 新緑の様子を撮影しようと訪れてみた。
 天気の関係で、新緑らしい初々しい感じには撮れないが、肉眼ではその雰囲気は感じることが出来る。新緑の美しさを写真にするのは難しい。
 
 
 
 花はどうかな〜それらしものは見えるが、はっきり分からない。 樹肌の模様はしっかりとして元気そうである。
 
   
 天気の良い日に訪れたらもっと明るい写真となるのだが、こういうしっとりとした感じも重量感を感じてなかなかいい。


 境内に咲いていた八重桜が辛うじて数輪残っていた。桜は散った後もきれいである。全体的に暗い写真になるので、こういった華やかなものがあるというのは嬉しい。
 
 
  (2020年4月5日撮影)
   
 桜の時期であるが、クスノキの新緑と花の時期でもあるので、この木の様子を撮影しに訪れた。

 天気もよく、爽やかな色合いとなっている。
 
 
 
   
 常緑樹は変化が少ないのだが、春は葉っぱの生え変わりの時期であるし、地味ではあるが、花も咲くので、一年のうちでももっとも華やかな時期である。葉っぱはモコモコとして柔らかい雰囲気である。
 
 
 
 モノクロとカラーを両方撮影してみた。
 どちらがいいかな〜それぞれに趣があってよいが、新緑の時期であるので、やはりカラーがいいかな?
 
 
  (2020年7月18日撮影)
 
 
 新型コロナの影響で外出自粛となり、遠出が出来なくなっているので、近くの巨樹巨木を訪れることにした。
 この木はカッコイイ巨樹巨木なのだが、見物客がわんさか来ることはないので大丈夫である。
 今春に撮影したばかりだが、うん、カッコイイ!
 
 
   天気が良ければもっと写真が映えるのだが、重量感のある根元付近をしっかりと写すのも良かろう。
 
 
  (2020年8月14日撮影)
   
 この樹の真夏の写真を撮っていないな〜と1ヵ月ぶりに訪れてみた。
 暑さが厳しい中、汗をかきかき撮影。
 真夏の感じが出る写真には…あまりなっていなかなぁ。。。
 
   
 これだけ天気が良いのならば赤外線がわんさか出ていると思って、赤外線写真も撮影。

 通常のカラー撮影と比べてどうだろうか?
 
(2022年4月30日撮影)
 
 春のクスノキを撮影しようと訪れてみる。
 下の写真は遠くから撮影した神社方面を写したもの。
 神社は木がモコモコとしているので遠くからでも分かる。

←こちらは上下で撮影した物をくっつけたものだが、切れ目が上手く合わなかった^^


 新緑が美しく、全体的に花が多く咲いている。咲いていると言っても地味な花なので、意識して見ないと見過ごされるだろう。
 

 少し引いた位置から撮影。他にも大きなクスノキはあり、上の写真右側にもあるし、お社に向かって右手奥にも大きなクスノキがある。
 この木ほど大きくなるのはまだまだ先だが、将来の巨樹候補である。
 

(2023年4月1日撮影)
八岩華神社のクスノキ八岩華神社のクスノキ八岩華神社のクスノキ
八岩華神社のクスノキ
 久し振りに地元から近い八岩華神社にやって来た。クスノキの花には少し早いが、葉っぱの生え変わりの時期なので、クスノキの紅葉が良いかなと思い、葉っぱを大きく写すために超望遠レンズを持って行く。
 すると、何やらイベントがあるのか、家族連れが大集合していて、私は完全に浮いていた。独り外れてクスノキを撮影するだけなので関係ないのではあるが、それでも人通りはあるし、撮影に集中できない。まあ、神社に人が集まるというのは社会が健全だな〜

 超望遠レンズで覗くと、一部蕾が見られるが、花はまだのよう。赤い葉っぱは落葉し、新しい葉っぱが出始めている。

  八岩華神社のクスノキ八岩華神社のクスノキ

 イベントが終わって人が少なくなったので、境内に入って遠くから撮影する。
 晴天なので新緑が美しい。久し振りにPLフィルターを持って来たので使ってみると、新緑が鮮やかに映える。
 少し効かせ過ぎかもしれないが、新緑はカメラ任せだと色が上手く再現されないので、これくらいがちょうど良いだろう。

 クスノキを目当てに来たのだが、この神社には桜も咲いており、満開で一番良い時期である。椿などもあり華やか。八重桜はほぼ終わっている。
 桜の名所と言われる場所でなくても、桜は各地域に良い場所あるな。
 
八岩華神社のクスノキ八岩華神社のクスノキ
八岩華神社のクスノキ八岩華神社のクスノキ八岩華神社のクスノキ

 一番大きなクスノキは、近くで葉っぱと花を撮れないので、この3枚は別のクスノキで撮影したものである。他のクスノキももっと大きくなるだろう。
 

(2023年4月8日撮影)
  八岩華神社のクスノキ八岩華神社のクスノキ
八岩華神社のクスノキ
 いつもは近くから撮影するので、この木の上の方は撮ることは出来ないのだが、超望遠レンズなら可能なので、遠くの場所から狙ってみる。

 上の方の葉っぱも良く繁っていて、枯れたような枝も見えない。樹勢が良いようだ。この距離だとピント合わせがシビアで、相対距離があるのでどうしても少しブレてしまう。

 上の写真右側は少し近づいて花をメインに撮影している。
 巨樹巨木は超広角〜広角レンズがメインになるのだが、超望遠レンズで撮影するのも面白い。

案内図 
 
<アクセス>

 国道185号線を呉から竹原方面に車を走らせる。広の町を抜け、坂を上ったところに二つトンネルがあるので左の狭い方のトンネルに入る。トンネルを抜け二つ目の左折する道に入り道なりに進むと八岩華神社に着く。

 2〜3台の駐車場あり。
 
 

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