広島県の大樹

スギ
【樹齢】:800年
【樹高】:40m
【幹周】:4.8m
【指定】:県

トチノキ
【樹齢】:不明
【樹高】:25m
【幹周】:4.5m
【指定】:県

モッコク
【樹齢】:800年
【樹高】:13m
【幹周】:1.6m
【指定】:県


【撮影日】
03/2/23撮影
05/5/14撮影
08/5/4撮影
12/5/4撮影
 巨樹群

福成寺の巨樹群 東広島市西条町下三永 福成寺

福成寺のトチノキ 
 福成寺は、奈良時代、聖武天皇の時代に開基したという真言宗のお寺である。境内にある夫婦スギ、トチノキ、モッコクは県の天然記念物に指定されている。また、幹周り3mを越えるクロガネモチの大木があったが、台風のため倒壊したそうだ。
 
 駐車場に車を停め山門に向かうとまず見えてくるのが樹形の美しいトチノキの大木。幹はコケに覆われて古木の風情が漂う。

 内部の空洞が大きいので子供なら入れそうだが、風当たりの良い位置に立っているので、台風の影響を受けないかちょっと心配である。

 ちなみに、左手に見えるのが夫婦スギである。
夫婦スギ夫婦スギ

 本堂に向かうアーチ状の橋を渡ると、右手に樹高40mという2本の大杉が聳えている。巨木を見て回っていると樹高30mでもさほど驚かないが、40mを越えるとやはり圧倒される。

 幹周りは4.7mと4.5mとほぼ同じくらいの大きさである。2本並んで立っていると大抵「夫婦」とつくが、「兄弟」でも構わないように思う。
 
福成寺のモッコク 
 本堂に向かって左手、宝物殿(?)の裏にモッコクの木がある。

 幹周り1.3mというと巨木と言うことはできないが、樹齢800年の古木とのこと。
 (2003年2月23日撮影)

<2005年5月14日撮影>
トチノキトチノキの花 
 トチノキの花が咲いている頃だと思い訪れてみたら、予想通りたくさんの花をつけていた。

 トチノキの花は葉っぱの上に付くので、下からだと見えにくい。

 もう少し近くにあると大きく写せるのだが、こればかりは仕方がない。
夫婦杉 
 夫婦杉は相変わらず高く高く聳えていた。
シャクナゲ 
 境内にはたくさんのシャクナゲが植えてあり、種類も豊富で見応えがある。

 時期的に少し遅い感じなので、もう少し早い時期だとちょうど良いのではないかと思う。

<2008年5月4日撮影>
夫婦スギ夫婦スギ 
 3年前に訪れたときはシャクナゲが終わりかけの時期だったので、今回は時期を早めて、シャクナゲが良い時期を選んで訪れてみた。

 境内にはシャクナゲが沢山咲き、多くの人の目を楽しませていた。

 (←左側)シャクナゲと一緒に夫婦スギを撮影

 (←右側)ツツジと一緒に撮影
夫婦スギ夫婦スギ 
 真直ぐなスギを魚眼レンズで撮るのは歪が大きくなって難しいのだが、左側の写真のような感じならOKだろうか。

 この夫婦スギほど気持ちよく直立して天を突いているスギは、県内では他にないかも?

 左の写真右側は、本堂にお参りされている方の横顔を入れさせていただいた。
トチノキ 
 トチノキは根元が空洞化しているのだが、まだまだ元気のようだった。

 こちらは花の時期には少し早いので咲いていなかったが、蕾は準備していた(下の写真)。トチノキの花

(2012年5月4日撮影)
夫婦杉夫婦杉夫婦杉

 シャクナゲが見ごろと言う新聞記事を見つけたのでここを思い出し、4年振りに訪れてみた。
 シャクナゲもキレイなのだが、夫婦杉が相変わらずキレイで、今日は青空なので余計キレイである。
 スギの巨樹巨木は数多いが、直立型のスギとしては県内でも有数の美しいスギである。
 
トチノキ 
 トチノキは花が咲いているかな〜と思ったのだが、やはり少し早いようである。

 蕾は出来ているので、次の週くらいには咲いているだろう。トチノキの花は豪華なので、蕾の状態でも造形的にカッコイイ。
トチノキの花
モッコク 
 本堂とモッコクとシャクナゲ。

 何回かシャクナゲの時期に訪れているが、今回が一番お客さんが多く、やはり新聞記事の影響か。

 天気も良かったし、シャクナゲを見るにも、巨樹巨木を見るのにもちょうど良かった(^−^)

 いつも同じ時期なので、今度はトチノキが黄葉している頃来てみるかな?
  

案内図
 <アクセス>

 国道375号線を北上、三升原の信号で右折し、東広島駅に向かう。東広島駅を過ぎ、道が大きく左にカーブする手前で右折し、次の曲がり角を左折する。

 ちょっと分かりにくいが、まもなく案内が出るのでそこを右折する。ゴルフ場の中を走り、また案内が出るので右折。道なりに走って高度を上げ、左手に案内が出るので左折し、行き止まりになったところに駐車場がある。

 駐車場からトチノキが見える。
  
 

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