広島県の大樹

【樹齢】:400年
【樹高】:21m
【幹周】:5m
【指定】:市
 マツ科   <松>

定めの松 島根県大田市三瓶町池田


 家族で三瓶山に登った後、時間があるので久し振りに定めの松に会いに来た。

 新聞なので樹勢が弱まっていると聞いていたので心配していたのだが、やはり樹勢は良くないようである。

 葉っぱは赤くなり、繁りも疎で、曇り空のせいもあるが、あまり生気は感じない。


 支柱で幹を支えられており、樹勢は衰えていても、その存在感は相変わらずである。根元の膨らみが特徴的で、どっしりとした印象を受ける。

 三瓶山側の根は枯死していて空洞化し、幹の方もその面は割れている。

 根回りは立ち入り出来ないよう柵をして保護してある。
 

 まだ緑の葉っぱは残っているので、もっと頑張って欲しいところであるが、この巨体を支えるには心許ない。枯死が近づいていると思うが、生気が少しでも残っているうちに会えたのは良かった。

 以前三瓶山に登に来たときに、車窓から見ているはずだが、あの時に写真を撮っておけば良かったなと後悔している。近くにあった片腕の松も撮っていない。あの頃は巨樹巨木に興味がなかったからなぁ。
 

 緑の葉っぱがある枝にも茶色のものが混じる。
 ここは西の原から三瓶山へ向かう登山口となっていて、西の原というか三瓶山のシンボルツリーである。それがなくなってしまうのは寂しいが、永遠に生き続けることはできないので、近くにある2世の木が育つのを待つことにしよう。まあ、私があと100年も生きることは出来ないので、未来の人々のシンボルツリーになれば良いな。
 
 (2022年7月17日撮影)


 <アクセス>

 左の地図を参照のこと。

 近くに山の駅があり、駐車場有。

 定めの松の近くの路肩にも停められるが、通行の邪魔になるので、山の駅の駐車場を利用した方が良い。
 

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