広島県の大樹

【樹齢】:630年
【樹高】:5.5m
【幹周】:3.2m
【指定】:※1

※1
枯死により
指定解除
 マツ科   <松>

法宣寺の天蓋松 広島県福山市鞆町後地 法宣寺

法宣寺の天蓋松 
 かつては国指定天然記念物に指定されていた、猿猴作りのクロマツの名木。

 1991年にマツクイムシ被害により枯死に至り、現在ではその遺骸が遺されているだけである。

 東西19.3m、南北34mという広大な樹冠があったそうだ。それだけ大きな枝張りにするには、長い間手入れを行なってきたのだろう。誠に残念である。
法宣寺の天蓋松 
 しかし、枯死したとは言え、幹は朽ちずに良く残っており、往時の姿が偲ばれる。

 伝承によれば、1358年大覚大僧生妙実上人のお手植えとのことで、約630年ほど生きてきたようだ。

 
法宣寺の天蓋松 
 本堂に往時の姿が飾ってあった。

 中国新聞社の『広島県文化百選7 花と木編』にも写真が載っているが、見事なクロマツである。

 元気な頃に会いたかった。
  
 (2008年3月2日撮影)
 


 <アクセス>

 福山市中心部より県道22号線を鞆町方面に南下。鞆町中心部に入り、県道47号線に右折。鞆の津の商家を過ぎて次を右折。突き当たりを右折。まもなく左手に法宣寺がある。
 

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