広島県の大樹

ミズメ
【樹齢】:250年
【樹高】:25m
【幹周】:3m
【指定】:


スギ
【樹齢】:不明
【樹高】:25m
【幹周】:5.8m
【指定】:


2003.4.27撮影
2005.10.23撮影
2006.5.21撮影
2010.8.8撮影
2011.10.8撮影
 カバノキ科 <樺>

東八幡のミズメ 広島県山県郡芸北町東八幡 大歳神社

東八幡のミズメ 
 芸北町の最高峰臥龍山の北に広がる八幡地域は平原が広がり、八幡湿原に代表されるように昔から湿地帯である。

 現在も多雨地域であり、昔はよく冠水したそうであるが、その平原のど真ん中にある大歳神社は不思議と冠水することなく島のように浮いていたそうだ。

 離れてみると、神社の周りは大木が聳え、まさに島のようになっている。
東八幡のミズメ 
 社殿の裏には大きく枝を広げたミズメの大木があり、ちょうど芽吹きの時期でみずみずしい新緑が気持ちよい。

 このミズメの木は広島県内でも最大クラスの大木で、幹周りは3mと巨木としては小さな方だが、樹形が美しく、枝の張り出しがよい。
東八幡のミズメの果穂 
 三脚なしで望遠レンズで撮っているのでブレてしまっているが、よく見てみると、葉っぱに見えたのは花のようだ。

スギの大木 
 ミズメ以外にもスギやブナの巨木が立っている。

 スギの中で最大のもの(左の写真中央)は、幹周り5.8mとなかなか大きい。根元が太く、上に向かって狭くなっている。

 根元は一般的な円ではなく、楕円と言うか楕円が変形していると言うか、あまりスギには見られない特徴的な形をしている。

←この写真だけ2006.5.21撮影
ブナ 
 ブナは幹周り3mくらいと意外に大きい。

 スギはともかく、たたら製鉄が営まれていた芸北にあって、役に立たない木とされていたブナが、平地でこれだけの大木に成長しているというのはちょっと不思議だった。神社という聖域にあるからだろうが...。
ジロボウエンゴサク 
 なお、神社の周りのブナが生えている辺りは湿地帯になっている。

 ヤマエンゴサク、ジロボウエンゴサク、ミヤマカタバミなど、普通山の中で見る花達が咲いている。ちょっとした群生地になっているので、いつまでも護ってもらいたい場所だと感じた。

(2005年10月23日撮影)
東八幡のミズメ 
 紅葉した姿を見ようと訪れてみた。

 いまひとつ紅葉していない感じだが、ミズメの紅葉はこんな感じだろうか。

(2006年5月21日撮影)
東八幡のミズメ 
 奥匹見峡でのオフ会に参加する前、集合時間にまだ間があったので、新緑の様子を見に再訪した。

 ミズメは爽やかな新緑に包まれていてとても気持ちが良い。

 新緑というのは樹種を問わずきれいだ。
東八幡のミズメ 
 上のほうの樹冠を撮影。

(2010年8月8日撮影)
大歳神社のブナ 
 花があるわけでもないので夏に訪れることは無かったのだが、八幡湿原に訪れたついでに立ち寄ってみた。

 近くの臥龍山ならこのクラスのブナは珍しくないのだが、麓の神社にこの大きさのブナがあるのは面白い。
大歳神社のスギ大歳神社のスギ 
 辺りが開けているせいか、殊更に大きなスギだとは思えないのだが、幹回りは5mを軽く超えている。

 上部が折れているのが痛々しいが、更に生長して太くなって、お隣のスギと合体してもっと大きなスギになるとカッコイイなあ。
東八幡のミズメ 
 ミズメは広い樹冠を維持していていて樹形が美しい。
シシウド 
 神社の周りは開けているので、田んぼの中に神社が浮かんでいるように見える。

 ↓高原を吹き抜ける風が稲を揺らしているのだが、この写真では分かり難いかな(^^?
 高原を吹き抜ける風

(2011年10月8日撮影)
ミズメ 
 紅葉しているかな〜と思って立ち寄ってみたが。。。イヌシデもあまりキレイに紅葉しないし、カバノキ科の木の紅葉は期待できないかな。

 でお、樹形は相変わらずキレイでカッコイイ。もっと太くなって欲しいな〜
ミズメ
ブナスギ 
 ブナも黄葉していない。山の黄葉が10月中旬くらいだから、ここでは10月下旬位かな?

 スギは相変わらず。。。針葉樹は変化が乏しいので、季節を変えて撮ってもあまり意味は無いかな?
 

 
 <アクセス>
 
 戸河内ICから国道191号を芸北町に向けて進む。臥龍山の登山口を過ぎ、大きくカーブした所で県道307号に右折する。道なりに進み、八幡湿原の案内が出て次の角を左折すれば正面に見えてくる。もしくは左折せず直進し、八幡湿原の案内のところで左折し、最初の角を左折すると見えてくる。駐車スペースは広い。

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