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【樹齢】:不明
【樹高】:30m
【幹周】:8.3m
【指定】:市
 ニレ科   <楡>

木路原天満宮のムクノキ 島根県邑智郡川本町川本 木路原天満宮

木路原天満宮のムクノキ木路原天満宮のムクノキ
 川本町中心部から美都町方面に江の川に沿って車を走らせると、右手に大きな樹冠をもった木が見えてくる。

 島根県最大のムクノキであり全国で見ても10本の指に入るようだ。

 木は傷んで樹勢はあまり良くないように見えるが、根元はずっしりとして安定感があり、斜上した幹を見ると上方で枝を広く展開していて勢いを感じられる。

 また写真のように、一抱えは十分ある大きなフジが巻き付いてムクノキに絡みついている。ムクノキと同化しているような印象で、両方合わせてひとつの木のような感じである。ムクノキだけでなく他の木にも絡みついていて、かなり上の方まで届いているよう。
木路原天満宮のムクノキ木路原天満宮のムクノキ 
 地上2mを越えた辺りで大きなコブの様なものが見られる(左の写真)。

 ムクノキの巨樹には大きなコブが出来ているものがあるが、こんなに大きなものはあまり見た記憶がない。

 どの角度から見てもフジが見え、フジが全体に巻きついているようで、ある種の注連縄のように見えなくもない。
木路原天満宮のムクノキ 
←ムクノキにもフジにも苔が生えていて老木の風格がある。

 フジの花の頃は新緑のムクノキが紫色のフジの花を纏っているのだろうし、次はその頃にでも訪れてみよう。

 (2009年2月28日撮影)


 <アクセス>

 川本町役場から美郷町方面に江の川に沿って進む。橋を横目に見て左カーブを過ぎると右手に見えてくるので、1本山側の道に入る。駐車場はないが、交通量はなく、道幅はあるので路上駐車しても良かろう。
 
 

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