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【樹齢】:300年
【樹高】:25m
【幹周】:7.6m
【指定】:市
 ニレ科   <楡>

大倉のムクノキ 島根県江津市桜江町谷住郷

大倉のムクノキ 
 国道261号線を桜江町に向けて走っていると、国道のすぐ端に二股になった巨大なムクノキが聳えている。

 合体木であろうか、根元付近はくっついているが、きれいに2本に分かれている。分岐している箇所が盛り上がっているので、分岐したと言うよりやはり合体したように見える。

 ムクノキは斜上する傾向が見られるが、この木は2本一緒なので全体としてきれいな樹形となっている。

 国道を走れば必ず目にするので見たことのある人は多いはずである。

 山側は舗装されていないので根が十分に張れるだろうし、国道のすぐそばにある木でもまだまだ長生きしそうである。辺りは広くて風通しがよさそうなので、排気ガスの影響もあまり受けないかもしれない。
大倉のムクノキ 
  かつては「守神のエノキ」と呼ばれていたそうだが、調べてみるとムクノキと判明したそうだ。エノキは葉っぱの鋸歯が上半分だけなのでそれで区別すると良い。エノキとムクノキが混同されている例は時々聞く。

 案内看板によれば、地主が祝木(いわいぎ)として大切にして、節分の日に祭りが行われていたとあるが、現在この周辺に集落はなく、地形的にもなさそうな雰囲気である。

 旧称の「守神」からすると神社か祠か何かがあったことが窺われるが、それを連想させるものは見あたらない。祝木としていたというのだから守り神としていたのか?

 


 (2009年2月28日撮影)


 <アクセス>

 川本町からは国道261号線を桜江町方面に進むと、桜江町中心部の手前辺りで右手に見える。
 木の前に退避スペースがある。車がスピードを出しやすい道なので注意のこと。
 
 

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