【樹齢】:不明 【樹高】:11m 【幹周】:2m 【指定】: 撮影日 2011.2.20 2011.6.19 2011.11.27 2012.3.11 2013.2.9 2013.3.31 2018.5.4 2018.6.24 2019.12.8 2020.6.20 2022.12.11 2023.1.22 2023.6.4 2023.12.10 2024.3.10 |
ニレ科 <楡> | ||||||
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縮景園の被爆ムクノキ | 広島市中区上幟町2-11 縮景園 | ||||||
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爆心地から1360mに位置する、傷ついた被爆樹木。 京橋川に向けて大きく斜めに傾き、空洞化が著しく、樹勢はかなり悪いと思われる。 冬なので葉っぱが無くて寂しい感じがするのだが、葉っぱのある季節でも、あまり葉を茂らせないのではないだろうか? そろそろ寿命を迎えることになろう。 |
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(2011年2月20日撮影) |
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(2011年6月19日撮影) | |||||||
上で、あまり葉を茂らせないのではないかと書いたが、4ヶ月後に訪れてビックリ。たくさん葉っぱを茂らせていて元気そう。。。これだけ幹が傷んでいても、これだけ葉っぱを展開できるなんて、木の生命力はすごい。 被爆しても生き続けるのだから、それだけ生命力が強いということだろうか。 |
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(2011年11月27日撮影) | |||||||
ムクノキの黄葉を撮影しようと思ったのだが、すでに落葉した後だった。 ←塀の上にカメラを出して向こう側を撮影。ぼろぼろに見えるが、これでも生きているのだから木の生命力はすごいものである。 |
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(2012年3月11日撮影) | |||||||
梅の撮影に来たついでに様子を確認しに来てみた。梅園は人が多くてにぎやかだが、ここに来る人はほとんどいない。 いつもこの木を見るたびに思うが、よくこんな状態で生き続けているものである。 それだけ頑張っていても、被爆樹木として保存の対象だと言われていても、この扱いは無いんじゃないかな?敷地の塀代わりは。 土地の所有の関係だろうが、後世に伝えて行くという被爆樹木がこんな扱いなんだから。。。 |
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(2013年2月9日撮影) | |||||||
樹勢が悪いと思われるムクノキだが、現状維持といったところか。 日の光が差すと、生気があるように感じるが。 |
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(2013年3月31日撮影) | |||||||
縮景園の桜を撮影に来たついでにこの木も見にやって来た。 芽吹きはまだのようで、冬と姿は同じである。 季節感を出すために、対岸の桜と手前のツバキの花を入れてみた。 |
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(2018年5月4日撮影) | |||||||
5年ぶりの訪問であるが、現状維持といったところか。 新緑の美しい時期を撮影しようかと思ったが、新緑の色を写真で出すのが難しいな〜 やはり、塀の一部分となっている現状はあまり好ましくないなあ。 地図を見ると近くまで道があるようなので、反対側がどうなっているのか確認しておこう。 |
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(2018年6月24日撮影) | |||||||
5月に訪れたばかりで大きな変化はないが、葉っぱの色合いが新緑の色から深緑の色に変化している。 |
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(2019年12月8日撮影) | |||||||
縮景園の外からも撮影できるようなので、今回初めて訪れてみた。 なるほど〜こちら側に向かって斜めに伸びているので、この方が樹形は分かりやすいかもしれない。しかし、「痛い」雑草が多いので、近づくのに困る。近づき過ぎて川に落ちないように。 |
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(2020年6月20日撮影) | |||||||
紫陽花の撮影に縮景園を訪れたので、いつものように被爆樹木に会いに行く。 曇り空のため暗い感じに写るが、新緑の美しさはまだ残っており、夏に向けて青々とした葉を茂らせていた。 幹だけを見ると弱々しく見えるのだが、まだまだ元気そうである。 |
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(2022年12月11日撮影) | |||||||
樹勢は相変わらず弱々しい感じであるが、今回初めて根元の樹肌が剥がれているのを確認した。 これはまずいな。傾いた反対側の根っこは全体を支えるのに重要なところなので、倒壊する可能性がある。 根元からは出来るだけ距離を取って、塀の上にカメラを持ち上げて、モニターを見ながら撮影してみる。 大きな空洞化はそのままで、朽ちた雰囲気がある。もうまもなく寿命を迎えるのではないだろうか。 |
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(2023年1月22日撮影) | |||||||
縮景園にロウバイと梅の撮影に訪れたので、いつもの様に被爆樹木のムクノキにも向かうが、手前で立ち入り禁止となっていたので、標準レンズで全体像を撮り、超望遠レンズで幹をクローズアップする。 12月に訪れた時に根回りの樹肌が傷んでいたのでその関係だろうか。 塀の代わり見える今の状態は、有刺鉄線があるのは美観を損なうし、被爆樹木として保護されている感じがしない。 物言わぬ原爆の証言者として大切にしようと言うのは良いのだが、この木を見るたびに「本当に大切にする気がありますか?」と疑問に思うのである。 権利関係は分からないが、敷地の向こう側は藪で土地を活用されていないし、少し縮景園の敷地を拡げてみるのはどうだろう。枯死寸前ではあるので今更遅いのだが、この状態を続けていて「被爆樹木を大切にしましょう」は説得力がないのである。人々の美的感覚を疑うのである。 |
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(2023年6月4日撮影) | |||||||
幹の空洞化だけでなく樹肌もいたんでいるので樹勢は良くないはずであるが、意外と多くの葉っぱを展開している。樹木医さんの治療が活きているのだと思うが、この状態でも生き続ける生命力はすごいな。 |
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(2023年12月10日撮影) | |||||||
初めて撮影して10年以上になるが、変わらずに立っている。 最初に見た時に、長くないなと思ったのだが、そんな状態でも生き続けている。 樹木医さんたちの努力の結果なのだろうが、ここまで樹皮がボロボロな感じなのに、生きている枝はまだまだ残っており、葉っぱをつける。 近くの幟町中学校のムクノキにはまだまだたくさんの葉っぱが残っていることを考えると、十分な量の葉っぱを作る元気はなく、早く散ってしまったのだろうと思う。 幹の損傷は分からないように養生されていたが、よくこんな姿でも生き続けられるものである。 原爆から生き残った樹というのはすごいのだな。 |
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(2024年3月10日撮影) | |||||||
葉っぱの展開にはまだ早いが、枝には芽が見えるので、今年も多くの葉っぱをつけるようである。 街路樹であればとっくに伐採の対象になっているような状態である。また別の季節に訪れよう。 |
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<アクセス> 縮景園のHPでアクセスを確認してください。入園料250円です。 縮景園内の北側(明月亭近くのトイレの北側)、京橋川の傍に立っています。 |
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