広島県の大樹

【樹齢】:300年
【樹高】:18m
【幹周】:3.95m
【指定】:県


03.2.15撮影
09.4.11撮影
05.4.24撮影
06.5.14撮影
08.10.18撮影
 ブナ科   <山毛欅>

灰塚のナラガシワ 広島県双三郡三良坂町仁賀 長沢


灰塚のナラガシワ 
 良坂町の灰塚では平成18年度完成予定の灰塚ダムの工事が行われている。

 この地域は、隣の総領町と同じくセツブンソウなどの希少な植物が自生する地域であるが、ダムの工事で水没するため別の場所に移植されている。
灰塚のナラガシワ 
 開発の波が押し寄せているこの地域の変遷を見守っているのが「灰塚のナラガシワ」である。

 新しくできた「ハイヅカ湖畔の森」に向かう道の途中、堂々と枝を張ったナラガシワの大木が立っている。樹高はそれほどでもないが、形のよい巨木だ。
灰塚のナラガシワ 
 なお、近くにある県天然記念物「仁賀のシラカシ」へは、ダム工事のため進入禁止となっている。工事の完了を待って訪れてみたい。ダム工事がその近くで行われているので影響がないといいのだが…。
 (2003年2月15日撮影)
 

(2009年4月11日撮影)
灰塚のナラガシワ
 花の季節なのでどうだろうと思って立ち寄ってみたら、予想通りたくさん花をつけていた。

 左の写真だけを見ると、葉っぱが出ているだけで花のように見えないが、近くで見ると分かる。

 右上に見えるのはソメイヨシノである。
灰塚のナラガシワ 
 ←シルエットの様に撮ると花が分からなくなるが、ナラガシワの葉っぱは大きいので、こんな風には写らない。


(2005年4月24日撮影)
灰塚のナラガシワ 
 そろそろ花が咲いている頃だと思い立ち寄ってみたら、予想通り花(雄花序)を垂らしていた。
灰塚のナラガシワ 
 新緑が清々しく、生命力が満ちている様子がうかがわれた。

 この木はちょっと寄り道したら気軽に立ち寄れる場所にあるので、季節を変えて紹介したいと思う。

(2006年5月14日撮影)
灰塚のナラガシワ 
 新緑から深緑に移りつつあるが、まだまだ初々しい葉っぱをたくさんつけていた。

 この冬は各地で雪害を聞くが、この木は大丈夫のようだ。

(2008年10月18日撮影)
灰塚のナラガシワ 
 朝早くに家を出たせいか、ずっと深い霧がたちこめているので、霧の中の姿も良かろうとこの木にも立ち寄ってみた。

 紅葉には早いようだが、相変わらず樹形の良い木であり、色づいていなくても絵になる。
 灰塚のナラガシワ
灰塚のナラガシワ 
 木に近寄ると霧は晴れたようになるのだが、少し離れると霧に包まれるので、霧の雰囲気を出してモノトーン風に撮ってみた。
 

案内図 
 <アクセス>

 昔の地図だと少し迷うかもしれない。
 国道375号線、三次ワイナリーに入る交差点(山手信号)を右折し、備北広域農道で三良坂町に入り、県道61号線との突き当たりを右折、県道78号にぶつかったら左折、「ハイヅカ湖畔の森」の案内を頼りに左折し、すぐを左折する。道なりに進めば右手に見える。駐車場は広い(10台位)。

 トイレは少し先の湖畔の森にある。遊歩道(500m)があるので灰塚ダムを見学できる。

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