【樹齢】:不明 【樹高】:6.5m 【幹周】:0.75m 【指定】: (被爆樹) 撮影日 2019.8.12 2024.4.7 2024.7.6 2024.8.18 2024.9.16 |
その他の被子植物 | |||||
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平和大通り(西観音町)のナツメ | 広島県広島市西区西観音町1 平和大通り緑地 | |||||
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たくさんの木々が植えられている平和大通りの北側の緑地の中に、スッと伸びた細い木が、支柱に支えられながら立っている。 主幹に走る裂傷のような溝はおそらく原爆の影響によるものだろうが、爆心地とは反対方向にあり、付近からの移植ということなので、方向は考えられずに植え替えられたのであろう。 ナツメの巨木というのには会ったことはないし、聞かないので、巨木化はしないのだろう。大きなナツメの木には他に出会ったことがないので、本来の樹形と比べることはできないが、支柱があるにしろ、枝葉を上方で広げており、素人目には元気そうに見える。 青い実は結構な量が実っており、樹勢は悪くはなさそうである。 ナツメの実というと、中国料理などでドライフルーツにしたものを使ったりしているが、その小ささに比して甘く美味しい。 細い木であるが、樹形はなかなかカッコイイ。 他の季節の姿も撮影しなければならないな。 |
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(2019年8月12日撮影) |
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(2024年4月7日撮影) | ||||||
以前訪れた時は真夏の暑い時期で、若い実が見られたので、今度は花か新芽を撮影しようと訪れた。 図鑑的には5月〜6月になっているので、時期的には早いのだが、図鑑通りでないこともあるのを知っているので、試しに行ってみた。 幹自体は細く、主幹が空洞化しているので樹勢は良くないと思うが、不思議とカッコイイなと感じる。 |
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予想を裏切って欲しかったが?、やはり花にも新芽にも早く、落葉期の姿のままである。 葉っぱの茂り方が分からないが、広く枝を展開しているし、樹勢がそれほど悪くなさそうであるが、実際はどうだろうか? 平和大通りの桜は見頃だし、エノキやトネリコ、クワなどの花が見られ、地面の草地は緑が若々しいし、タンポポ、シロバナタンポポ、ヒメスミレ、ホトケノザなど春の野草も咲いているので元気そうに見えたのかもしれない。また撮影に来よう。 |
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(2024年7月6日撮影) | ||||||
4月に訪れて次は花の頃だなと思い訪れたのだが、既に実になっており、タイミングを逃した。6月下旬くらいかな〜また来年以降花を目当てにやってこよう。 実は多く見られ、葉っぱの照りも良いので、ひょろっとした樹形にしては樹勢を感じる。倒れないのは支柱があるからだろうが、根元からひこばえも生長しているし、そちらが大きくなっていけば樹勢が回復するかもしれない。 次は実が熟す頃かな〜行けるタイミングがあったら他の季節にも行ってみよう。 |
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(2024年8月18日撮影) | ||||||
前回は花を狙ってやって来たが、すでに実の状態になっていた。それならば今度は実が熟した頃が良いだろうと思っていて、他の被爆樹木を撮影したついでに行くことを思い立ち再びやって来た。 黄色の実が多いが、早いものは赤く色づき、熟したものはすでに落ちている。ナツメの実は甘いので、アリが群がっているのを見つけた。せっかく収穫できるのだから、利用すれば良いと思う。被爆樹木を大切にしていると言うのなら、収穫して食べるというのも意味あることである。ドライフルーツにして販売するのも良いと思う。他の被爆樹木でも食用の果実がなるものがあるので、それらとセットで販売してはいかがか、広島市の役所の方。 |
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(2024年9月16日撮影) | ||||||
前回訪れた時は赤黒い実が落ち始めている時期だったが、今回はもっと多く落ちていて、枝に残ったものは少なく、全部熟しているような状態だった。 幹のか弱い感じは同じだが、支柱があるせいか樹冠が広がっているような印象がある。ひこばえと胴吹きの葉っぱが少し広がっている。 栄養をたくさん作りだそうと頑張っている時期なのだろう。根元のひこばえがしっかりとして株立ちになるのか。 ナツメの大木を見たことがないのでよく分からないが、継続して観察していこう。 |
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<アクセス> 左の地図を確認してください。 路面電車で天満町電停で下り、西に進んで次の角を左折して平和大通りまで進むと、緑地帯の中に見えます。 |
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