広島県の大樹  さくら さくら

がいせん桜 岡山県真庭郡新庄村
06/4/29

がいせん桜 
 かつて出雲街道の宿場町だった町並みに沿って、日露戦争戦勝記念として凱旋を祝う桜の木が137本植えられたそうです。

 新庄毛無山に登る前に、人が少ないうちを狙って朝早く訪れてみました。

 道の両脇に桜があるので、ちょうどトンネルのように続き、その横に昔ながらの家並みが続く様は、なかなか情緒があります。

満開の桜 
 朝早いので、パラパラと観光客がいるくらいでゆっくりと写真が撮れますが、家の前の車が少し興ざめでした。ここで生活する人がいるので当然なんですが(^_^;

 桜の状態もまずまずで、少し満開を過ぎて葉っぱが出始めていましたが、これだけ咲いていれば文句はありません。

 新庄村のHPに開花情報が載るのでチェックすると良いでしょう。

 桜の幹に”包帯”が巻かれているものが多いのですが、どうも治療しているようです。日露戦争の戦勝記念の時というと結構な年月が経っていますから、桜の木も衰えてくるのは仕方ありません。太い幹の物も多く、古木の味わいがあるので、もっと長生きしてもらいたいですね。
 
がいせん桜 
 土手の方に出て、水が張られた田んぼに映った姿を撮影(左の写真)。

 桜のトンネルは500mくらいあるそうですから、ゆっくりと散策すると良いでしょう。

 今回は山登りがあるのでゆっくり出来ませんでしたが、桜が咲いていなくても雰囲気の良い宿場町跡です。
ヤエベニシダレ 
 川沿いの土手にはヤエベニシダレがたくさん植えられています。途中で途切れてはいますが、これだけ続いているとなかなかのものです。

 開花はソメイヨシノよりは少し遅くなるので、次の週くらいで見頃になるでしょう。つぼみが多目のこの時期でも十分楽しめます。

 この日は青空がきれいでした。
がいせん桜 
 毛無山に登った後、また訪れました。

 さすがに多くの人で賑わいを見せています。
 写真を撮る場合はあまり人を入れたくないものですが、お花見の場合はそういう人出も絵になります。と書きながら、いい写真にならなかったので今回は割愛します(失笑)。

 次の予定がないのでゆっくりと端から端まで歩こうと思ったのですが、雲行きが怪しくなり、雨が降り出してしまいました。雷を伴う強い雨で、花弁がその雨で散ってしまいました。

 本陣の近くの軒先で雨宿りすることに。その位置から本陣の方へレンズを向けて撮ったのが左の写真。まだ雨がそれほど強くなかった時のものです。

 本陣の中は見学できるようになっており、中庭の方はお店になっています。

 今回初めて訪れましたが、予想通りきれいな桜でした。桜はどこにでもあるものですが、それぞれの場所の味わいと言うか情緒があります。ここは宿場町跡としての雰囲気がよく、また訪れたいと思える場所でした。
 

 
 <アクセス>
 
 新庄村の役場を目指せばよい。と書くと怒られそうだが、難しい場所ではないので皆さんの出発地点からルート検索すると良いでしょう。駐車場は役場近くの橋の周辺か、道の駅メルヘンの里新庄。
 がいせん桜を通り抜けて、川土手沿いのシダレザクラを見ながら帰るのも良いでしょう。
 

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