広島県の大樹  さくら さくら

灰ヶ峰の桜 広島県呉市
02/4/6

灰ヶ峰から呉湾を望む 
 たまには山登りに行かずゆっくりしようと家に居たところ、今朝から灰ヶ峰に一人登っていた父から電話があり、「きれいだから来てみぃ」とのこと。
 
 灰ヶ峰は登る気持ちで登らないときつい山なので、今日は横着をして車で登ることにした。
 
 
 休山新道の開通ですっかり交通量の減った呉越峠を通り、西畑陸橋のある信号で県道174号に入る。狭い道を走り神山峠まで上がり、分岐をひとつ見送り、2つ目の分岐を右に曲がる。後は道なりに上ればよい。
 
 車窓からは山の斜面のきれいな桜が見えるので、わき見運転には注意。
 
 上に上がっていくと、東屋のある辺りに冒頭の写真にあるような桜の花が斜面一面に咲いておりとても気持ちがいい。一般的なソメイヨシノではなく違う種類の桜が幾種類か植えられているようで、しっとりとした雰囲気のいい眺めである。
 
灰ヶ峰山頂から呉湾を望む 
 標高737mの灰ヶ峰の山頂からの展望は普段でも良いが、桜の華やかさが加わってすばらしい展望となる。
 
灰ヶ峰山頂部から広湾を望む 
 桜以外にもスミレやシャガの花が車道沿いに見られた。
 
 車で登ってくる人も多く、歩いて登る人もそこそこ多く見られた。
 
 父の話ではミツバツツジもきれいで、絶対歩いて登ったほうが良いとのことだった。来年あたりこの時期に登ってみてもいいだろう。
 
 
桜の斜面 
  灰ヶ峰は呉市のシンボル的な山であり、これまでに何回か登っているが、これだけきれいな桜が咲いているとは知らなかった。植樹して幾年か経ち、ようやく華やかさを演出するだけに成長したのだろう。
 
 惜しむらくは、車道が付いている為にゴミの散乱が目に付く。ドライブコースでもあるので、何も考えない輩(おそらく若者が多いだろう)が罪悪感無しにゴミ袋を捨て、そのゴミをカラスが突っつきゴミが散乱していく。
 
 人を呼ぶためかどうかは知らないが、各地で山の上まで道路をつけているところがあるが、間違いなくその山は汚染されていくだろう。人が増えるということは、モラルのない人間も含まれやすくなる訳で、不法投棄がしやすくなっているような気がする。
 
 せっかくこんなにきれいな自然があるのだから、それを汚さない気持ちは万人にも持っていただきたい。
 

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