広島県の大樹

【樹齢】:不明
【樹高】:12m
【幹周】:3.1m
【指定】:県
 さくら さくら

吉備津神社のエドヒガン 広島県甲奴郡甲奴町宇賀 吉備津神社
04/4/11

吉備津神社のエドヒガン 
 県の天然記念物であるこのエドヒガンに会うために神社に向かうと、はかなげな白い花をつけた桜が見えた。小さいなぁと思ったが、少し回り込むと元の姿を想像できる姿を見せてくれる。
 
 かつては幹周り7mを超えたという全国的に見ても有数のエドヒガンの巨樹であったそうだが、2度の台風被害で折れ、現在では外側の一部だけが生き残った状態になっている。

 よって樹勢は良くないはずだが、生き残った枝からは(意外と)たくさんの花が咲いており、かつては巨樹の域に達した木の力強さを感じることが出来る。

 残った幹から推測するとその大きさが分かり、是非健全な姿であったときに見ておきたかったと感じる。
吉備津神社のエドヒガン 
 エドヒガンは一般的に東日本に多い樹種で、巨樹も東日本が多いが、広島県には総領町の「下領家のエドヒガン」のように全国的に見て有数のものがある。

 広島県の内陸部は気候的な条件がエドヒガンにとってよい環境なのだろうか。


 根元を踏まないように少し遠くから見よう。
  

 
 <アクセス>
 
 吉舎町から県道27号で甲奴町に入る。県道428号及び品の滝の案内が出たら右折し道なりに進む。やがて吉備津神社の案内に従って右折すると右手奥に見える。駐車場はないが、道は少し広いのでちょっとの間なら停めさせてもらっても良いだろう。

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