広島県の大樹

 さくら さくら

山陽文徳殿のソメイヨシノ (被爆樹木) 広島県広島市南区比治山町7−1 山陽文徳殿
【樹齢】:不明
【樹高】:6m?
【幹周】:1.6m
【指定】:
 被爆樹木

撮影日
2012.4.7
2013.3.28
2015.11.7
2016.5.4
2016.11.6
2017.4.9

2017.5.3
2017.6.18

  <アクセス>
 路面電車の宇品線比治山下電停を降りて現代美術館の案内に従って坂を上り、右にカーブするところで左に登ってゆく階段があるのでそこを登ってゆくと、被爆建物の山陽文徳殿の建物の前に古そうな桜の木が立っている。
 付近では駐車出来ないので、比治山公園の駐車場まで上がって停めてから、数分下る。
 
  (2012年4月7日撮影)
山陽文徳殿のソメイヨシノ山陽文徳殿のソメイヨシノ 
 被爆樹木について調べていると、現代美術館に行く関係でよく訪れる比治山にもソメイヨシノの被爆樹木があることが分かり、花の頃を見て訪れてみた。

 幹には苔がびっしりついていて古い木のよう。主幹が上方で折れているが、枝を広げてきれいに咲いていた。

 被爆樹木を示す黄色い標識さえなければ、どこにでもある古いソメイヨシノの木で、これまでにいくつか見た桜の被爆樹木の中では一番元気が良いような印象である。あまり知られていないのと、町から外れた山の中にあるのが幸いしているのだろう。

 爆心地から1800mとのこと。
山陽文徳殿のソメイヨシノ 
 被爆した時から立っていたのならもっと太くても良さそうであるが、それは被爆の影響だからか?

 被爆樹木も樹種によっては本当に被爆したのかと疑いたくなるくらい元気なものもあるが、ソメイヨシノについてはあまり太くなることは出来ないようである。

 ←↑魚眼レンズを使って、勢いを感じるようにして撮影してみる。

(2013年3月28日撮影)
山陽文徳殿のソメイヨシノ山陽文徳殿のソメイヨシノ 
 比治山の桜を撮りに来たので、被爆樹木のこの桜も撮影に来た。

 昨年訪れたときよりも花付きが悪い気もするが、少し時期が早いからかな?

 比治山の猫が幹に登ってひなたぼっこ?していたのだが、私が来たので逃げていった。

 世話をする人が居ないのか、この周囲は草がぼうぼうで放置されている印象である。
山陽文徳殿の入り口 
 ←山陽文徳殿の入り口。

 ここを登って行く人はどれくらいいるのかな〜被爆樹木は大事にされているようでされておらず、注目されているようで忘れられているような印象がある。

 なお、歩道は雨で濡れていると結構滑りやすいので注意。
 何度か滑ったことがある(笑)
 

(2015年11月7日撮影)
山陽文徳殿のソメイヨシノ山陽文徳殿のソメイヨシノ

 広島市現代美術館へ行くついでに、秋の様子を撮影しようとやってきた。
 いつも草に覆われている印象だったが、周囲がきれいにされていた。そう言えば、山陽文徳殿についての新聞記事を読んだような記憶があるので、その頃に整備したのかな?

 支え棒が新たに設置されて倒れないようにしているが、樹勢が悪いのであまり長生きできそうにない。
 被爆樹木を示す標識が黄色のプレートから新しいものに付け替えられていた。黄色よりは目立たないが、これくらいの落ち着いた色の方がよいかもしれない。
 

   (2016年5月4日撮影)
    
 広島市現代美術館に行くついでにいつものように様子見に訪れてみた。

 樹勢の衰えが心配される木であるが、葉の茂りはまずまずで、まだ大丈夫そうである。

 花の季節には訪れていないが、この様子なら咲いていたのではないだろうか。

 幹はだいぶ傷んでいるので元気ではないと思うが、新しく伸びた枝が辛うじて生命力を維持しているようである。
    
 葉っぱを通り抜ける日差しが清々しい。
 
 
  (2016年11月6日撮影) 
   
 樹勢の衰えが心配されるので、元気にやっているかな〜と訪れてみる。

 落葉しているが、まだ葉っぱは残っており、この様子なら夏場に葉っぱを茂らせていたことだろう。
   
 光が差しておらず、透過光で紅葉した葉っぱを撮影できないので、シルエット的に撮ってみる。

 樹勢は衰えているが、この分なら春になってまた花を咲かせてくれるだろう。
 
 
(2017年4月9日撮影)
 
   
 昨年は花の時期に訪れていないので、今年は花を撮影しようとやって来た。

 全体の樹勢としては元気だとは言えないのだが、新しい幹も伸びているし、花も意外とたくさん咲かせていてひと安心。樹勢回復措置が功を奏しているようである。

 青空であれば花の様子がはっきり分かるのだが。。。
   
 望遠レンズを持ってきていないので、出来るだけ花にカメラを近づけて撮影。
 葉っぱが出始めているので盛期から少し過ぎているようだが、花つきは良いようである。
 
   ↑階段の所にいたムラサキケマン。桜の根元にも固まって咲いていた。

 ↓山陽文徳殿の登り口。階段に振り落ちた花びらの様子もなかなかきれいである↓
 
 
  (2017年5月3日撮影)
 
 
 1ヶ月前に花を撮影して元気を取り戻しているのを実感したのだが、葉っぱをたくさん展開し、元気さを再確認した。

 被爆建物の山陽文徳殿を活用する方向になっているのは良いのだが、階段から上がったところに、この木の根っこが来ているので、踏圧の影響が心配なところである。大勢の人が来るのなら、根回りに入らないよう配慮が必要だろうと思う。
 
 
 
  (2017年6月18日撮影)
   
 根っこから天辺まで撮影したかったので、魚眼レンズを使って撮ってみる。

 樹を多く撮ってきて思うのは、根っこが一番重要であるということ。根を入れないと様にならないのである。周囲の状況もあるのですべて撮れる訳ではないのだが、撮れる状況であれば入れて撮りたい。

 この木は樹勢が回復しているとはいえまだまだ弱々しい。
 
   
 この木が「棒」のように見えるのは、根の躍動感が感じられないからで、それを取り戻すのはもう難しいかもしれない。

 あと何回花を見られるのか。

 継続的に撮影していきたいと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 

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