広島県の大樹  さくら さくら

白岳山の桜 ’21 広島県呉市広白岳
21/3/21

 
 今年も近所の白岳山の桜を撮影に出掛けた。

 全体としては見頃ではあるが、咲き始めもあるし、散り始めもあるし、ちょうど盛期のものもあるし、開花状況がバラバラだった。

 今年はなんと広島県が一番最初に開花宣言がなされた特異な年であるし、何やら気候的におかしな年回りだったのかもしれない?

 
 今日は午前中に雨が降って撮影に出られなかったが、午後からは曇りで雨は大丈夫そう。
 太陽がないから赤外線が少ないしなぁ〜とは思ったが、拡散光では花の色が出やすいのでまあ良かろうと、超広角と望遠、マクロレンズを準備して自転車で出掛ける。当然ながら最初は登りで、自転車を押しながら、道端の花を探しながら登る。
 お日様が出ていないのでどうかな〜と思いながらも赤外線写真の準備をする。
 様子見で長めの長秒露光。
 (上の写真)思ったより赤外線は出ているのかな?カメラによって違うのだろうし、天候もどの程度ならこれくらいという基準が良くわからず手探り状態ではあるが、それを試すところが面白いのである。赤外線撮影は場数を踏まないと難しい。
 
 
 
 カラー撮影の桜はこんな感じである。
 広角で周囲の様子が分かる感じで撮影し、望遠レンズで少し遠い桜を切り取り、テレ端で大きくクローズアップ。
 山肌の桜や、出始めの新緑もきれいだったので望遠レンズで切り取る。
 
 
   
 同じ場所にある桜であるが、赤味が強いものも混じっていた。
 ヤマザクラの赤い葉っぱが赤く見えたのかな?

 ↓赤外線撮影。青空に雲があったら雰囲気が随分変わるのだが…。
 
 
 雨粒がまだ残っていてキレイである。植えられている桜もあるので、色の対比で切り取ってみる。
 
 
 雨でしなっとしているヤマザクラ。雨粒が輝いているソメイヨシノ。誰も撮らないかな?桜の枝^^
 
 
 新緑はまだこれからといった感じだが、いい色合いが出ている。ヤシャブシの黒もイイ感じ。
 
 
 ミツバツツジは咲き始めくらいで、来週以降が見頃だろう。
 桜は咲いていてもやはり時期的には春の訪れには早く、ホトケノザ、ハコベといった冬でも咲いている花は咲いているが、量はそれほど多くない。春になって咲くヒメオドリコソウは見られるが、群生というレベルにはまだ咲き乱れてはいない。スミレの仲間はどうかな〜と見てみるが気づかなかった。

←クロキの花。
 ふと見つけた木の花だが、この花は良いな〜常緑の緑との対比が良い。
 

 今年も新型コロナの影響で自由に撮影に行くことが出来ず(控えて)消化不良気味ではあるが、逆に身近なところで被写体を探す楽しみを知った感じもする。来年がどうなるかまだ分からないが、撮影のバリエーションを増やすのは良いことであると思う。
 
    

<アクセス>
 
 呉方面から国道185号線を東進し、JR広駅を過ぎ、左手にマックスバリューがある信号白石西で右折。踏切を渡った次の角を左折、突き当りの公園の角を右折。次の突き当りを左に山に登っていく。老人ホームがある関係で、車は時々通り過ぎる。

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