【樹齢】:不明 【樹高】:4.8m 【幹周】:0.62m 【指定】: (被爆樹) 爆心地からの距離 1,100m 撮影日 2023.11.19 2024.8.18 2024.9.1 2024.9.16 |
その他の被子植物 | |||||
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善正寺のサルスベリ | 広島県広島市中区寺町3-11 善正寺 | |||||
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以前花を撮影しようとお盆の頃に訪れたのだが、事前に調べていた位置にサルスベリがなく、「ああ、ここも訪問する前に枯死したか!」と残念に思っていた。工事をしていたので、その関係で見えなかったのかも思いながらも、登録は抹消されていなかったのでどうなんだろうかと思っていた。 近くの報専坊のイチョウを撮影しに来たので、ついでに様子を見に来てみると、「ああ、あるじゃないか!」と発見。 治療痕が痛々しく、サルスベリらしい滑らかな肌がゴツゴツしているところもあるのだが、ちゃんと立っており、根元からはひこばえがでている。現在の主幹は勢いがないので枯死するかもしれないが、まだまだ生命はつながっていきそうである。 |
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落葉の時期なので葉っぱは少ししか残っていないが紅葉している。花の跡もあったので、数は少なくとも咲いていたようである。来年撮影にくるかな。 ところで、他の方が撮影した過去の写真を見ると、傾きの方向が反対になっている。植え直しの時に間違えたか、何か事情があるのか。 被爆地の方に向かって幹が傾斜していることが近年指摘されているのだが、そうであればこの樹も当初の状態で植え直さなくてはならない。植え替え前の前(?)、被爆当時の形がどうだった分からないが、元の方向に植えるのが筋である。まあ、建物や敷地の関係もあるので難しい面もあるかもしれない。 |
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(2024年8月18日撮影) | ||||||
以前、お盆の頃に花を撮影に訪れたが見つからず、枯死したのかと思っていたのだが、お寺の工事が終わって、元の位置に植え戻されていたのを昨秋に撮影し、花の跡を確認した。今年こそは花を撮影しようとお盆の頃の訪れたのだが、その前に、主幹が中ほどで伐られていて驚いた。樹勢が悪いとは思っていたが、過度な負担が掛からないように伐ったのだろう。 花はまだのようで、小さな蕾がいくつか見え、数は多くないが咲きそうな感じである。街のサルスベリはすでに1ケ月前には咲いていたので、ここまで遅いとなると、やはり樹勢が大きく衰えているのだろう。蕾も小さいようだ。葉っぱの茂りはまばらで、ひこばえはまだ弱々しいので、これらが生長してくれることを期待したい。 事情は分からないのだが、樹勢の弱った樹を植え替えるのはどうなのだろう。樹木医さんの了承は得ていると思うが、元々弱っていた木の根っこを切るのだから負担は大きいだろう。 |
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(2024年9月1日撮影) | ||||||
花はそろそろかと2週間後に訪れてみたのだが、前回と同じく蕾のままである。どうも様子がおかしい。葉っぱの黒ずみが増している。 今回はマクロレンズを持って来たので蕾を大きく写してみると、白い虫が這っている。 どうもカイガラムシのよう。マズイな、花は咲かないかもしれない。すでに樹木医さんに相談していると良いのだが。 |
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(2024年9月16日撮影) | ||||||
花は咲いているかな〜と思いながら半月ぶりに訪れてみると、豪華さはないものの、ぽつぽつと咲いていた。 普通のサルスベリの咲き方に比べて密集している感じはなく、蕾も小さいので、樹勢の弱さを感じるが、花をつけるくらいの余力はあるようだ。 今年は35℃を越える日が9月中旬になっても続く酷暑であるから、花を真夏に咲かせる樹種とは言え、この暑さはきつかったのではないだろうか。 訪れる私も汗がポタポタと滴り落ち、カメラに落ちないよう注意しながらの撮影だった。 葉っぱも病気にかかったような弱さを感じるが、ひこばえの方は勢いがある。 他の被爆樹木もだが、ひこばえが出ている木がいくつかあり、次の世代が生まれ出る時期なのだろうか。 |
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<アクセス> 左の地図を参照のこと。 別所前の電停で降りて東に進み、すぐの交差点を右折し、100mほど南下するとお寺の前に着く。 本殿前に車が停めてあったので、車はそこに停めても良いようだ。 |
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