広島県の大樹

【樹齢】:不明
【樹高】:20m?
【幹周】:3m?
【指定】:町
 ブナ科   <山毛欅>

慶雲寺シラカシ林 広島県比婆郡比和町三河内 慶雲寺

慶雲寺のシラカシ
 ある巨木を探してウロウロしていると、町指定の「慶雲寺シラカシ林」という標識を見つけたので寄ってみることにした。

 禅宗の立派なお寺で、ちょっと入るのに戸惑ったが、何も悪いことをしに行くわけではないので(笑)軽く頭を下げ境内に入った。

 本堂に向って左手に大きな木があり、根元に案内板が出ていたので早速近寄った。主幹にツルが巻きついているが、葉のつき方からしてまだ樹勢は衰えていないように見える。

 巨木として見つけたのは左の写真のものだけだったが、シラカシの純林とのことなので、周りの森の中にはこれよりも大きな木がいるかもしれない。

 この慶雲寺のシラカシ林は標高580mのところにあり、県内のシラカシ林の北限とのこと。中国山地に近い広島県の北部ではシラカシよりウラジロガシが森を作ることが多く、学術的に価値が高いようだ。

 (2004年6月5日撮影)

 
 <アクセス>

 庄原ICより国道432号で比和町を目指す。比和町に入り「かさべるで」の案内が出たらそこを右折し道なりに走る。かさべるでへの分岐を過ぎて2kmほどで左手に標識が出る。標識の出ている辺りが道幅が広いので、少しの間ならここに車を置かせてもらっても良いだろう。ここから100mほど歩くとお寺に着く。
 
 

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