広島県の大樹

【樹齢】:300年
【樹高】:25m
【幹周】:6.2m
【指定】:
 ブナ科   <山毛欅>

川北の大コブ (シラカシ) 広島県庄原市川北町八幡 八幡神社

川北の大コブ 
 巨木の中には大きなコブを持ったものが時折見られるが、何故出来るかは素人なのでよく分からない。

 この川北の大コブは根元付近が肥大化したシラカシの巨木で、八幡神社を見下ろす位置に立っている(左の写真は見上げたもの)。
川北の大コブ 
 膨らんだコブの幹周りは6mを越えるが、コブの部分より上は3mぐらいだろう。

 樹齢は300年とのことだが、老木という風でもなく、意外と若々しさを感じる。
 
 石を抱いているのか、それとも病気か何かで出来た傷をふさぐためにコブになったのか不明だが、特徴的な姿であるので地元の方に親しまれている木のようだ。
 『広島県の巨樹』によれば、”大よろコブ”として信仰されているそうだが、特徴的な形だけに、安産などの神様として信仰されるような気がしないでもない。そういえば、まだ訪れていないが、三良坂町にある「仁賀のシラカシ」も根元ではないが大きなコブがあるそうだ。
 
川北の大コブ 
 石段の側にはスギの大木が並ぶ。
 幹周り4m近いものもある。
 (2003年6月29日撮影)

 
 <アクセス>

 庄原ICから国道432号を北上。県道62号の分岐を過ぎて約2q進むと「八幡」のバス停があり、その近くに「大コブ」の案内が出ている。その周辺は退避スペースがあるので車を置かせてもらおう。そこから200mほど歩けば八幡神社に着き、階段を登りきり、社殿の右手上方にコブが少しだけ見える。社殿に向かって左から回り込める道があるのでそこを登っていくと見えてくる。
  
 

Copyright(C)2003-2006 All Right-reseaved tonari