広島県の大樹

【樹齢】:500年
【樹高】:3m
【幹周】:3m
【指定】:市

撮影日

2008.3.6
2015.5.2
2019.5.6
2019.8.11

2020.5.31
2020.7.18
2020.8.10
2021.5.4
2022.4.17
2022.8.28
2023.6.11
2023.8.6
2023.8.14
2023.10.9
2023.12.2
2024.2.25


その他の裸子植物

広青年教育センターの蘇鉄 広島県呉市広古新開2丁目 広市民センター

広青年教育センターの蘇鉄広青年教育センターの蘇鉄
 教育センターには子供の頃から何かの行事で行くことが多かったのに、このソテツについては大して気にもとめていなかった。駐車場の隅にポツンとあり、特別この木が県内でも有数のソテツだとは思ってもいなかったのだが、巨樹巨木に興味を持つようになり、改めて見れば、根回りも太く堂々とした大樹であることに気付いた。
 3回もの植え替えを経験しており、しかも交通量の多い国道のそばでこれだけの樹勢を保っていることはすごい生命力だと感心する。
 ただ、気のせいか、以前より樹勢が衰えている気がする。かつてはもっと青々しい色をしていたと思うが、長年排気ガスを吸い続けたせいか黒ずんで見える。広の町で唯一の樹の天然記念物でもあり、このソテツの長寿を願いたい。

(2008年3月6日撮影)
広青年教育センターの蘇鉄広青年教育センターの蘇鉄 
 広青年教育センターが建て替えられ、周囲の様子が変わったので再び訪れてみた。上の写真では根元の雰囲気が良く分からないので、そのうちに撮り直しをと思っていたが、何かきっかけが無いと、あまりに地元だと行かないものである(^^;

 工事中のときは回りに看板などがあって撮れる状況ではなかったが、工事も終わってよく見えるようになっていた。

 改めて見れば、やはりソテツらしいゴツゴツした幹が異様で迫力がある。
 ただ、周囲に自転車がたくさん置かれ、「絵」にするのはなかなか難しい。それだけ日常の風景として溶け込んでいるのだが...

(2015年5月2日撮影)
広青年教育センターの蘇鉄 
 子供を連れて自転車で散歩?中に通り、天気も良くて、緑の葉が生き生きしていてキレイであったので、ちょうどコンパクトカメラを持っており撮影した。

 このソテツは素直に正面から撮影する方が絵になるなぁ。

 自転車が近くになければ、一眼レフでしっかりと形を捉えて撮影したいと思うのだが・・・
 
  (2019年5月6日撮影)
 
 
 被爆樹木を撮ってから帰りの電車に乗った後、「何か撮り足りない」気持ちがあったので、この木なら近いと、駅から自転車で移動して撮影してみた。良い自転車に買い替えたので、数キロ程度なら移動は気持ち的に楽になったのである。

 広地区は人口が増えている場所なのだが、この木に視線を向ける人は少ない。
 自分もそうであったが、周囲と溶け込んでしまうと分からなくなってしまうものである。
 
 
 
 ここの難点は、周囲の自転車の多さ。写真にするには撮る気が失せるロケーションである。
 超広角レンズを持っている利点を生かして、出来るだけ人工物が写らないよう気を配りながら撮影。
 ごちゃごちゃしてよく分からなかったこのソテツの雰囲気が分かって来る。。。確かに立派な木である。
 
 
 
 今思えば、広市民センターに建て替わる前の周囲の様子をもっと撮影しておけばよかった。
 かすかに記憶に残っているのだが、あの古い感じも良かった。
 周囲は駐車場だったので、車が停まっていなければ余計なものを写さずに撮影できたのである。
 まあ、その頃の私の撮影技量、視点ではきちんと撮れなかったと思うのだが。
 
 
  <2019年8月11日撮影>
 
 真夏の様子を撮影しようとやって来た。

 今年の5月にも撮影しているが、それと比べると葉っぱがたくさん展開されていて鬱陶しいくらいになっている。

 樹勢は良さそうである。
   
 これだけ葉っぱの元気が良いので、葉っぱをメインに撮影してみる。

 強い夏の日差しの中、旺盛な生命力を示している。
   
 葉っぱに隠されて幹が分からないので、視線をぐっと下げて幹も撮影する。

 重量感のある幹と青々として日を照り返す葉っぱ。蘇鉄らしい。
 
 
  <2020年5月31日撮影>
 
   
 新型コロナの影響で外出自粛の雰囲気となり、遠出するのが憚られるようになったたため、それではと身近にある巨木を撮影することにした。地元の木は意外と訪れないものなのだが、この機会に撮影回数を増やすことにしようか。

 いつもは周りに自転車が多くて絵にするのに邪魔なのだが、外出する人が少ないので、放置自転車以外はなく、スッキリとして撮影しやすい。混雑することはない場所なので訪問するのに問題はないだろうし、周りに自転車がないという状態は貴重な瞬間かもしれないな。
 
 
   
 幹は黒々としており、葉っぱも濃い緑で元気そうである。

 下のような写真は、自転車があると撮れない。意外と貴重な写真では?
 
 
  (2020年7月18日撮影)
   
 前回訪れてから約50日後の訪問であるが、葉っぱも広がって、緑色も濃くなっている。

 今回は赤外線写真も撮影してみた。光の向きは良くないのだが、赤外線の効果は出ているようだ。
 
  (2020年8月10日撮影)
 
 今回は赤外線写真オンリーで。
 独特な雰囲気があり、面白い絵だな〜余計なものを写さないようにしているのでシンプルに撮影出来てるかな、と。
 
 
  (2021年5月4日撮影)
 
 
 日差しも強くなってきたので、そろそろ赤外線撮影も上手くいくかなと、新緑のソテツを撮影してみた。
 雲の流れがあるとドラマチックになるが、なかなか良い色合いで写っている。
 
 
 
 葉っぱが広がる前なので、幹の様子が観察しやすい。
 こうして見るとソテツの幹ってボコボコして面白いな〜。
 
 
 
 ソテツはあまり好きな樹種ではなかったのだが、こうして何回も撮っているとだんだんと面白くなってきた。毎年というわけではないのだが、花が咲いたらそれも撮りたいな。

 近くにヤマボウシの花がきれいに咲いていた。
 望遠レンズで撮ると結構印象が変わりますよ。
 
 
(2022年4月17日撮影)
 
 この時期は葉っぱが横に広がっていないので、根元が明るく、幹の部分がよく分かる。

 ゴツゴツとした幹がカッコイイ。

 後は最初に撮ってから見ていない花を撮影したいな。

(2022年8月28日撮影)

 暑さの盛期は過ぎたが、それでも暑い日が続く8月末。ソテツの緑は深く濃い。

 日に当たって、メタリックな深緑の大きな葉が光る。
 

(2023年6月11日撮影)
広青少年教育センターの蘇鉄広青少年教育センターの蘇鉄
広青少年教育センターの蘇鉄広青少年教育センターの蘇鉄広青少年教育センターの蘇鉄

 出始めの葉っぱの芽があったので撮影。
 開いた葉っぱしか見ていなかったが、ソテツの葉はこんな風に出るのか〜それが伸びて大きくなっているものもある。
 いつも同じように見えて、ソテツは意外と四季による変化が大きいのだな。
 

(2023年8月6日撮影)
広青少年教育センターの蘇鉄広青少年教育センターの蘇鉄
広青少年教育センターの蘇鉄広青少年教育センターの蘇鉄広青少年教育センターの蘇鉄
広青少年教育センターの蘇鉄広青少年教育センターの蘇鉄

 阿賀のサルスベリを撮影に向かう途中、真夏のソテツも撮影しておこうと立ち寄ってみたのだが、なんと花(雄花)が咲いていた。
 一番最初に撮影した時に花が咲いていたのだが、私が確認した中ではそれ以来の開花である。
 国道側の東側の幹と、図書館側の2本の幹に花が咲いている。
 毎年咲くわけではなく、珍しい部類だと思うが、おそらくこの樹のそばを通り過ぎる人たちは気づきもしていないだろうな。
 

(2023年8月14日撮影)
広青少年教育センターの蘇鉄広青少年教育センターの蘇鉄
広青少年教育センターの蘇鉄広青少年教育センターの蘇鉄広青少年教育センターの蘇鉄

 先週花が咲いているのを見つけたので、今回はマクロレンズを持ってやって来た。
 普通の花とは違って華やかではないので必要以上にクローズアップはしなかったのだが、もっと大きく写した方が良かったかな。
 折角花が咲いたのだから、これがどんな風に変化するか観察してみよう。
 

(2023年10月9日撮影)
広青少年教育センターの蘇鉄広青少年教育センターの蘇鉄
広青少年教育センターの蘇鉄広青少年教育センターの蘇鉄

 花はだいぶ垂れてきている。このままだらりと垂れ下がって枯れていくのかな?
 

(2023年12月2日撮影)
広青少年教育センターの蘇鉄広青少年教育センターの蘇鉄
広青少年教育センターの蘇鉄広青少年教育センターの蘇鉄

 2ヶ月後に訪れたが変化はないようである。次は春にどういう姿になるかである。このままの形で枯れるような感じか?
 

(2024年2月25日撮影)
広青少年教育センターの蘇鉄
 この日は超望遠レンズでのモノクロ撮影をして回っていたので、この樹にもやって来た。

 全体像を撮ろうと思うとどうしても邪魔なものが入るので上手くいかず、部分を切り取ることしかできなかった。街中は難しいな。

 花はまだ変化はないようである。
広青少年教育センターの蘇鉄広青少年教育センターの蘇鉄


 <アクセス>

 呉から国道185号線を広方面に向かい、JR新広駅を過ぎたらすぐ右手に見える。
 駐車場は広市民センターの駐車場を利用すれば良い。
 

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