広島県の大樹  スギ科 <杉>

【樹齢】:不明
【樹高】:18m
【幹周】:3m
(中間部分4.5m)
【指定】:


撮影日
2003.10.26
2012.5.27

堀の逆杉 広島県山県郡加計町堀

堀の逆杉
 木というのは普通、根元が太くて上方に行くほど細くなるものだが、何事にも例外はあるもので、堀の逆杉もそういった例外のひとつである。

 胸高周囲は3mだが、中間部分の一番太い部分で幹周り4.5mほどあり、本当に”逆さ”になっている。
 
 一説に北条時頼(もしくは西行法師)が杖を地に立てたのが芽吹いたと言われているそうだ。ただ、その割に老木という風でもなく、まだ若々しい姿を見せてくれる。

 この逆杉がある場所は、国道よりぐんと坂を上がった見晴らしの良い場所にある。現在のように高い建物がなかった昔なら、「あの一本杉の下で会おう。」とか、良い目印になったであろう。
 風当たりが強い位置にあるのが心配だが、ずっと地域のシンボルとして長生きしてもらいたいと感じた。
 
(2003年10月26日撮影)

(2012年5月27日撮影)
堀の逆杉堀の逆杉 
 近くを通ることはあっても、車を下に置いて登らなくてはいけないので、元気な姿を下から確認するだけで、しばらく訪れていなかった。

 スギの巨木としては小振りで、迫力のようなものはないのだが、小高い所に立つ樹形の良い木なので、下からでも目立つ。
堀の逆杉堀の逆杉 
 中間部が太くなっているのが良く分かるような写真を撮りたいのだが、なかなかそういうポイントが無い(^^;

 水田のある側から撮ると、何となく太くなっているのが分かるような?

 このスギは、1本だけで写すより、お堂と一緒に写すと形が収まってカッコイイようである。
 

 
 <アクセス>
 
 戸河内ICを下りてすぐを右折し国道186号に乗る。道なりに進み、加計町に入ってまもなく、左手前方の丘の上に一本杉が見え、そこに向けて登る坂が見える。逆杉の周りに駐車スペースはないので、国道沿いのちょっとした退避スペースに停めるしかない。
 

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