広島県の大樹  スギ科 <杉>

【樹齢】:800年
【樹高】:36m
【幹周】:10.2m
【指定】:県

梶ノ木の大スギ 広島県山県郡戸河内町梶ノ木

梶の木の大スギ 
広島県の天然記念物に指定されているスギの巨木で、かつ、同県最大の巨木である。

2本に分かれ、天を突こうかという樹勢はすばらしいが、残念ながら損傷が激しいようで、トタンが傷口をふさぐように貼られている姿は痛々しい(左の写真)。
 
もともとの姿は、10本もの支幹が林立する巨大な台杉であったが、台風の影響などによって多くが倒壊したようだ。また、元は1本の木ではなく、2本のスギが融合した可能性があるそうだ。

 できるだけ”傷口”が見えないように撮影しているが、おそらく一番美しく見える角度からは”包帯”を巻かれた姿となる。
根元 
しかしながら、根元を見るとこの大木がいかに大きいかを痛感する。
 
これだけの巨木はそうないので、もっと長生きしてもらいたいものである。
 (2002年9月29日撮影)

(2006年11月25日撮影)
梶の木の大スギ梶の木の大スギ 
 その後折れたりしていないか確認の為訪れた。

 相変わらず痛々しい姿だが、樹勢は以前と変わりないように見える。

 ※左の写真は、魚眼で撮影しているので遠近感が誇張されていて、実際に見た感じと異なります。
 

 
 <アクセス>
 
 戸河内ICを降りて直進し、国道191号を走る。三段峡への入口を過ぎ2〜3qのところで右手に看板が出る。いっぱいにハンドルを切って右折し、細い道を道なりに進むと左手に看板があり、多少の駐車スペースがある。歩いてすぐ。
 

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