広島県の大樹  スギ科 <杉>

【樹齢】:500年
【樹高】:40m
【幹周】:5m
【指定】:


八幡山の二本杉 広島県三次市吉舎町敷地

八幡山の二本杉 
 中国新聞に吉舎町で二本杉への遊歩道を整備したという記事が出ていた。

 『広島県の巨樹』には未掲載だが、以前「敷地のセンダン」(倒壊)を探しに来た時に、山の上に一際高く突き出たスギを見て「あれは大きな木だな〜」と感じたことがあり、この記事を見た時に「ああ、あの木だな」とピンと来た。

 整備して間もない山道を緩やかに上り右に曲がると、植林地の中に注連縄が結ばれた大きな杉が見えてくる。この角度からは2本には見えないが、横から見ると地上5mくらいのところで二股に分かれてそびえているのが分かる。

 遊歩道入口にあった案内看板によれば、かつてこの山には敷地八幡神社が置かれ、このスギはその御神木であったようだ。現在の様子を見ると神社があった風には見えない。
八幡山の二本杉八幡山の二本杉 
←左側の写真が登ってきた方向から見て左側から撮影。右側の写真が登って来て最初に見る姿。

 きれいに真っ直ぐに伸びていて気持ちの良いスギの巨樹である。

 樹高40mの木はあまりないのだが、遠くからでも分かったし、それくらいはありそうだ。

 他に見学に来られていた方も居てビックリ。

 敷地のセンダンが倒壊してしまったので、新たな地域のシンボルツリーとして生き続けてほしい。
 
(2009年4月11日撮影)
 

 
 <アクセス>
 
 三次市中心部より国道184号線を三良坂町方面に進む。三良坂町中心部を抜けて吉舎町に入り、橋を渡って少し先に信号があり、その次の右折する細い道に入る。橋を渡るくらいから正面右手に低い山があるのでその中に二本杉がある。
 駐車場は国道から入ってすぐの右手に空き地があるのでここに停める。ここから歩きになり、少し進むと案内看板があり、ここから山道を進んでいけば5分くらいで到着する。
  

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