【樹齢】:1000年 【樹高】:32m 【幹周】:8.2m 【指定】:県 【樹齢】:1000年 【樹高】:30m 【幹周】:7.4m 【指定】:県 03.6.8撮影 06.7.29撮影 |
スギ科 <杉> | ||||||
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熊野神社の老杉群 | 庄原市西城町熊野 熊野神社 | ||||||
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(2003年6月8日撮影) | |||||||
神社にはスギの大木が多いものだが、熊野神社ほど巨樹巨木の域に達したスギがまとまって聳える場所は少ないだろう。少なくとも広島県においてはこれほど集まった場所は他にない。 幹周り8.2m(左の写真)を筆頭に7.4mが1本、6.7mが3本、6.4m、6.1mが1本ずつ、5m級が5本、他にも4m級も多い。 最大のものは、株立ちのものを除けば、単木としては広島県下1位、株立ちを入れても第6位に入る巨大なスギである。 |
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幹周り7.4mのスギ。 きれいに直立している。 |
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熊野神社は竜王山の登山口としても知られている。 正確にはイザナミノミコトのお墓とされる御陵(比婆山)へ赴くための入口となっている神話の舞台でもある。 しかし、熊野神社の名で分かるように、修験者の山でもあり、熊野神社から30分登ったところにある滝は、神話から見れば「鳥尾の滝」、修験からみれば「那智の滝」と2通りの呼び名があって少しややこしくなっているが、この地域が神域として認識されていることは分かる。 |
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登山道脇には左の写真のようなスギの巨木がずっと並んでいる。他の神社なら御神木とされているようなスギが当たり前のように並んでいる姿は壮観で、神域に足を踏み入れたような雰囲気が漂っている。 |
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一番奥にある神社(摂社、末社となるのだろうか)が左のもの。ここから山道となり、徐々に大杉がなくなってゆく。 ここは、広島を代表する巨樹巨木たちの聖地である。 |
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(2006年7月29日撮影) | |||||||
杉のような常緑樹は季節ごとの変化が大きくないのだが、魚眼レンズを使うようになったので、雰囲気の違う写真を撮りたいと思って熊野神社を再訪した。 と言いながら標準レンズで撮影(左の写真)。 杉の巨木に囲まれながら奥に進んでゆく。 杉の参道では高野町の南の八幡神社が素晴らしかったが、多くが倒壊してしまったのが残念。 |
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神社のスギは寄せ植えにしている場所が時々見られ、根元から合体して大きな株立ちになっている場合がある。 この熊野神社にも寄せ植えと思われる、根元が近いスギが見られ、合体したものは見た範囲ではないが、いずれ巨大な株立ちになるのではないだろうか。私が生きている間に見ることは無いだろうが... |
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魚眼レンズで一本の大きなスギを撮影。 魚眼レンズは周辺が大きく歪むのと、遠近感が誇張されるので、不自然な感じがしてしまう。それが力強さとして表現できればよいのだが、まだ修行が足りないようだ...(^_^; |
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単木で県下最大のスギを、別方向から撮影。 この日はお祭か何かのようで(準備かな?)、いつもは開いていない拝殿に灯りが点っていた。 |
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<アクセス> 庄原ICから国道183号を北上。比婆山駅を過ぎてまもなく左に鳥居がある県道254号への分岐が出るので左折。熊野小学校を過ぎてまもなく熊野神社の案内が出るので右折して登ってゆくと鳥居が見える。広い駐車場とトイレ有り。 |
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