スギ科　＜杉＞
【樹齢】：不明 【樹高】：20m? 【幹周】：5m? 【指定】：市
		まさき峠の六本杉					広島県廿日市市虫所山
		万古渓に向けて運転している時、目の端に白い杭が見えたので、もしやと思って引き返してみるとこの木を見つけた。 　廿日市指定天然記念物のようだが、一部道路地図に記載があるだけで殆ど知られていないスギである。 　『広島県の巨樹』にも未掲載で、幹周りなどのデータはないので、左の数値はかなりいい加減な目測値である（＾＾； 　周囲の木々と完全に同化していて、巨樹がそこにあると意識してみなければ存在に気付くことは出来ないと思う。
		全体像は左の写真の通りで、川に落ち込む急斜面に根を降ろしており、地上に出てすぐ６本に分岐する台杉状のスギである。 　急斜面にあるため、幹周りを測るのは危険であり、基準の地上１．３ｍの位置ではすでに分岐しているので測りようがない。根回りで言うなら５ｍ以上はゆうにあると思われる。 　目立たないので印象が薄いが、下から見上げれば結構立派な台杉だと思われる。
		（２００７年１１月１１日撮影）
		＜アクセス＞ 　 　広島市中心部より西広島バイパスを西進し、廿日市ＩＣ入口手前の宮内交差点を右折して県道３０号線を吉和方面に進む。佐伯支所、岩倉温泉と過ぎ、万古渓の案内にしたがって右折。国道１８６号とぶつかったら行き過ぎ。少し走り、左手にガードレールが切れたところがあり、そこに上の写真のような白い杭が立っている。少し見落としやすい。 　駐車スペースは無いが、少し手前に多少広くなっているところがある。交通量は多くは無いが、出来るだけ邪魔にならないように停めよう。
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