広島県の大樹


【樹齢】:不明
【樹高】:20m?
【幹周】:5m?
【指定】:

 トチノキ科 <栃>

ウラオレ谷のトチノキ 広島県山県郡安芸太田町那須
ウラオレ谷のトチノキ
 山登り仲間のオフ会で、十方山の谷のひとつ、那須地区から入るウラオレ谷を遡上した折、思いがけず大きなトチノキに出会った。

 かなりの急斜面に立っており、根元から1mくらいのところから谷側に張り出し、弧を描いて上方に伸びている。

ウラオレ谷のトチノキ 
 真横から見たのが左の写真で、魚眼レンズで誇張して樹形を写してはいるが、根元は横にぐんと広くなっている。
 幹は3本になって上に向かっているが、やはり谷側に張り出した幹が主幹で、山側が次いで太く、中央の幹はまだ枝のような太さ。
 主幹が分岐したというよりは、枝として出たものが太くなった感じである。

 これで奥行きが同じくらいあれば10mクラスのとてつもないトチノキなのだが、実は奥行き(左の写真で見た場合)がかなり薄っぺらで、見方によっては普通の木にしか見えない(笑)

 薄っぺらではあるが、なかなか良い木に出会えて良かった。

(2008年8月2日撮影)

 
 <アクセス>
 
 戸河内ICを降りて国道191号線を芸北方面に進む。旧戸河内役場を過ぎて橋を渡ったら信号のところを左折し、吉和方面に進む。狭い道を進み、那須地区へと入る。舗装が切れるところの橋の下に流れるのがウラオレ谷の川で、この上流右岸にある。
 ウラオレ谷へは普通の登山道はなく、渓流遡上となるので、経験者以外は立ち入らない方が良い。渓流の中を歩いて1時間半程度。
 

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