
【樹齢】:不明
【樹高】:10m?
【幹周】:3.5m?
【指定】:
撮影日
2025.7.27
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その他の裸子植物 |
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瀬戸八幡宮のユーカリ |
呉市音戸町引地2-1 瀬戸八幡宮 |
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(2025年7月27日撮影) |
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広島城のユーカリについて調べていたところ、音戸町にもユーカリの巨木があることを知った。
音戸町には一切巨木情報がなかったので、意外な発見に少し驚いた。
呉駅から倉橋方面行きのバスに乗り、音戸大橋を渡って「清盛塚」バス停で下車。子供の頃に訪れたことはあったが、清盛塚を間近で見るのは小学生以来かもしれない。狭い路地を抜け、小高い場所にある瀬戸八幡神社へ向かう。事前に地図で場所を確認していたので、バスの車窓から「あの木だな」と目星をつけることができた。
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石段を登ると、左手に目的のユーカリが堂々と立っている。神社のご神木がありそうな、まさにふさわしい場所だ。
あまり期待していなかったが、実際に目にすると「おお、これは巨木だ」と嬉しくなる。
幹周りを測ろうとするが、崖に面しているため反対側までメジャーを回せない。境内側が約2.5mだったので、推定で幹周りは3.5mほどか。
樹高は近くの石灯籠を参考にして、おそらく10m強。遠くから見えたときに高く感じたのは、神社が急傾斜地にあるためだろう。
枝は目線より上で分岐しており、太い枝を伐採した跡も見られる。他の方が撮影された写真を見ると、以前はもっと枝が広がっていたようだ。
幹は基本的に直立しているが、少し曲がりくねっていて、枝を切った分だけバランスが悪く見える。
根元の空洞化はなく、葉も多くて元気そうだが、フェンスとの距離が近いため、風で揺れると幹が傷つく可能性がある。
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若い葉は銀色がかった丸みのある形で、成長すると湾曲した濃い緑色になる。広島城のユーカリよりも湾曲が少なく幅広で、品種が異なるようだ。
花を探して超望遠レンズでしばらく観察すると、ようやく蕾を発見。
距離があるため見つけにくく、注意深く見ないと見落としてしまいそうなほど目立たない。
品種はグロブルスと思われ、蕾は一つずつついている。膨らみ始めているが、保護する皮がまだ残っていて硬そうで、開花はまだ先のよう。
気軽に訪れる場所ではないので、花の撮影はタイミングが難しそうだ。今度は時期をずらして訪れてみよう。
植樹された時期は不明だが、生育環境によって差はあるものの、樹齢はおそらく100年ほどではないかと推測される。
植えられた境内の場所的にも明らかに御神木にするつもりで植えている。どういった由来でここに植えたのだろうか。
離れたところから超望遠レンズで覗くと、上の方にはブツブツがたくさん見え、蕾は上の方に集中しているように見えた。またの機会に確認しよう。
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<アクセス>
左の地図を参照のこと。
駐車場はないので、車は音戸大橋のループ橋の下にある無料駐車場に置いて、狭い道を歩いて行く方が良い。
法専寺の南側を回り込み、北に登っていくと、坂を上がりきったところに八幡宮の鳥居がある。 |
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