広島県の大樹

2025.10.26撮影
町中の大きな木 −八幡川のユーカリ(切り株)(広島市西区井口4丁目 八幡川左岸)

ユーカリ
 ユーカリの巨木について調べていたところ、五日市の八幡川沿いに大きなユーカリがあるという情報を見つけた。ちょうど泉美術館に行く予定があったので、そのついでに立ち寄ってみることにした。

 JR西広島駅から広電西広島駅に乗り換え、路面電車で修大協創中高前駅を目指す。広電西広島は初めての利用だった。路面電車はスピードが出ると揺れが激しく、持参した本を読むどころではない。とはいえ、目的地にはそれほど時間をかけずに到着した。

 電停を降りて細い道を通り、川の方へ向かう。
ユーカリ
 遠くに大きな木が見えることを期待していたが、それらしい姿は見当たらない。調べていた場所に着いてみると、そこにあったのは切株だけだった。

 ああ…巨樹・巨木巡りでは時々こういうことがある。
 新しい巨木との出会いを楽しみしていた気持ちが、一気にしぼんでしまった。

 切株をよく見ると、樹皮の約3分の2が残っており、端の部分は丸まっている。川側の面が空洞化していたことがうかがえる。反対側も材の部分がほとんど残っておらず、かなり大きな空洞があったようだ。木は形成層が生きていれば生存できるが、空洞が大きいと揺れに弱くなる。風の強い川沿いに立っていたことを考えると、伐採は妥当な判断だったのだろう。
ユーカリ
 幹回りを測るためにメジャーを持ってくるつもりだったが、うっかり忘れてしまった。代わりに両腕を広げてざっくりと計測。樹皮が残っている部分は腕2回分で約3m、残りは1mほど。根回りが4mなら幹回りは3mくらいか。

 川沿いを散歩する人々がちらほら通り過ぎる中、切株に抱きついたり、何もなさそうな場所にレンズを向けている私は、きっと奇妙な人に見えただろう。川には水鳥がいたが、普通の鴨のようで、バードウォッチングを装うこともできない。少し恥ずかしさはあったが、いざ始めてしまえば気にならなくなるものだ。
ユーカリの樹皮
 撮影する気持ちは失せていたが、よく見れば樹皮の模様が美しく、思わずクローズアップで撮影してしまった。こんなユニークな美しい模様が出るのかと驚きつつ、「元気な頃に会いたかったな」としみじみ思う。

 巨樹・巨木巡りでは、こうした切株に出会ってがっかりすることもあるが、宝探しのような楽しさもある。また新しい情報を見つけたら、次の木を訪ねてみようと思う。

 あとで調べてみると、Googleマップで2022年には画像が確認できるが、23年にはなくなっていた。もっと早くに気づけていたらな〜


<アクセス>

 左の地図を参照のこと。中心部付近にある。
 切り株を見に行くもの好きはいないかな(^^)
 

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