<参考タイム>
阿佐山橋
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(90分)
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二十丁峠
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(60分)
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阿佐山南峰
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(40分)
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二十丁峠
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(60分)
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阿佐山橋 |
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TONARIの 色撮り撮りの「山 行」 |
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阿佐山 |
03/6/21 |
広島県山県郡芸北町 |
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阿佐山は、西中国山地東部の最高峰であり、遠くから眺めると北と南の二つのピークを持つ山であることが分かる。ほぼ同じ高さだが、南峰が若干高く、こちら側に三角点が設置されている。
この山の登山ルートとしては、大暮の集落奥の谷の小屋谷から二十丁峠を経由するコース、南の毛無山からの縦走ルート、西にある天狗石・三ツ石からの縦走ルートなどがあるが、今回は一般的な谷の小屋谷から登ることにする。 |
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戸河内ICを降りてすぐを右折し国道186号に乗って芸北町を目指す。温井ダム、王泊ダムを過ぎて芸北町に入り、県道40号の案内が出たら右折する。まもなく大暮養魚場の大きな看板が出るのでその角を左折し、道なりに進む。2回橋を渡り、狭い道に入る(養魚場には入らないように)。毛無山の登山口を過ぎ、やがて舗装がなくなり時速10キロしか出せないダート道となり、不安を覚えながら2qほど走ると尾関神社に着く。もう少し進むと阿佐山橋に着き、3〜4台の駐車スペースがある。道が悪いので普通車だと不安になるが、スピードを出さず、車の腹を擦らないように慎重に運転すれば問題ない(雨の日は泥だらけになるので覚悟して下さい)。
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橋を渡ったところに案内標識があるので、それにしたがって右に入る。人があまり来ないのか草がせり出しているので少し難儀するがヤブ漕ぎと言うほどでもなく、踏み跡はしっかりしている。
最初の沢には細い丸木橋があるが、危険なので、左手の迂回路を使うと良い。ここには鮮やかな黒い色のマムシグサが立っていた(冒頭の写真)。
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平坦路を進むとやがて大きな沢に出る。
気をつけながら沢を渡り、左手の堰堤に向けて歩き、堰堤の右側を登る。沢に沿って登り、もう一つ堰堤を越す。沢のせせらぎを左手に聞きながら緩やかに登ってゆく。
ウツギの花だろうかたくさん地面に落ちている。コアジサイは咲き始めくらいで、はかない青紫色をポツポツと登山道を彩る。
また、口をすぼませたギンリョウソウがところどころ現れる(左の写真)。これだけ多く見るのは初めてだと思う。 |
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沢からだんだん離れ、雑木林から杉林になってくるといくらか傾斜が増してくる。杉林が終わり、再び雑木林になってブナが見えるようになるとまもなく、登山道のそばにブナの大木が現れる(左の写真)。登山口から1時間20分。
ガイドブックに記載のある大木で、幹周りは1.5mぐらいだろうか。この辺から阿佐山の山頂付近が望める。山頂以外で展望が得られるのはここぐらいしかない。
ある程度消してあるが、このブナの木に赤い塗料の落書きがされている。途中にも落書きがあった。一万歩譲って他の登山者のための案内のつもりだとしても許せない行為である。 |
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10分も歩けば二十丁峠に着く。
右に曲がれば毛無山へ、左に曲がれば阿佐山となる。登山口から1時間30分。一般には1時間くらいで登れると思うが、被写体を探しながら写真を撮りながらだとこれだけかかってしまう。
さて、ここからの尾根筋にはブナの大木が散見されるようになる。幹周り1.5m〜2mくらいの大木が当たり前に立ち、登山道から離れた遠くの方にはもっと大きなものが見える。
幹周り3mクラスの”巨木”の仲間に入るものを1本だけ見つけたが(左の写真)、他にもありそうである。
比婆山のようなブナの純林というわけにはいかないが、新緑の頃や紅葉の時分には期待できるように思う。 |
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相変わらずギンリョウソウが現れ、時折ツクバネソウ(左の写真)が見られた。
道も相変わらず緩やかだが、山頂近くになると傾斜が増してくる。
二十丁峠から約1時間(一般には40分)で山頂に到達する。北東方面に展望があるが、展望を楽しめるというほどではない。 |
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ここで昼食とし、このまま引き返す。帰りは二十丁峠まで40分、そこから登山口まで1時間くらい。
展望がほとんどないのが難点だが、尾根道に入ってから見られるブナ林など見所は多い。周辺の山への縦走が出来るので、楽しみ方はいろいろありそうだ。
なお、阿佐山橋の手前にあった尾関神社には芸北町指定天然記念物のツガがある。
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