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TONARIの 色撮り撮りの「山 行」 |
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道後山・岩樋山 2
+多里大山入り口 |
01/10/7 |
広島県比婆郡西城町/東城町 |
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昨年道後山で満開のリンドウを見てちょうど1年。
同じ山に同じ時期に行くのは何だが、たまに山に登っている人を連れて行くことになったので、有名どころが良かろうと道後山行きを決める。
この時期はリンドウが多く、そこそこの紅葉が期待できる。 |
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庄原から北上すること約40分、道後山の案内に従い登山口となる月見が丘駐車場に着く。
昨年は鳥取西部地震の翌日だった為か数台しか車がとまっていなかったのに、今年は9時前で10台位とまっている。
さすがに人気の山だけあって人も多い。
早速登り始める。
アキノキリンソウが元気良く出迎えてくれる整備された登山道を歩き、約25分で展望所に着く。天気がいいので立烏帽子、竜王山などの比婆の山々がはっきり見える。
今回も岩樋山の中腹を回る巻き道を通り、大池経由で道後山を目指す。
花はアキノキリンソウやキク(種類がわからない)が多く、時折現れる赤い実をつけたイチイの実をカメラに収めながら両国牧場に向かう。
昨年は終わっていたススキはまだ勢いがある。勢いのあるタデの花や終わりかけのカワラナデシコやワレモコウが頑張って咲いている。
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岩樋山との分岐を去り、まだ目当てのリンドウが見つからないと思っているとつぼみの状態のリンドウがチラホラ出始めた。
リンドウは光がないと開かないのでまだ時間が早いようだ。
大池への道に入りリンドウを探しながら歩を進めると、時折形の良いリンドウが現れる。
紅葉の方はといえば、それなりに色づきまずまずである。
ウメバチソウやマツムシソウが私も見てよと道を飾る。数は少ないがアケボノソウ(左の写真)も現れた。
大池の周りの紅葉は昨年と同じ程度でなかなかきれいである。
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岩樋山の分岐から直接道後山を目指すコースを取る人が多いが、このきれいな紅葉とリンドウ以外の花々を見るのにはこの大池を回るコースを取らなければならない。大して時間も違わないのでこちらのほうがお勧めである。
次第に高度を上げてゆくにつれ、前方に大きな山が見える。伯耆大山。1年ぶりの勇姿である。 |
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道後山と北登山口との分岐に出て時計を確認する。10時。道後山はほんのすぐ上だが、今日のメンバーはまだ元気そうなので予定を変更して多里大山に寄ってみることにする。
多里大山は道後山の北に位置する山で、一度行ってみたかった。
広い道を20分ほど下ることになるが傾斜は緩く良く整備された道で、北側にあるためか道後山北斜面の紅葉がとてもきれいである。 |
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キバナアキギリ、マツムシソウ、リンドウなどが登山道脇に咲いており、花の数も思ったほど多い。
曲がり道で何やら標識らしきものがあるがそのまま通り過ぎ休憩所まで行く。
どうやら多里大山の分岐は先程の標識のところのようだ。休憩所で道後山の紅葉を楽しみ、多里大山へ向かう。
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0.5キロと書いてあるので距離はそうでもないのだろうが、道が消えている。胸ぐらいまでのススキの原ならともかくブッシュが覆い茂っているので歩き難い。無理していってもいいが、怪我をしては馬鹿らしい。単独行ではないので同行者に配慮して今回はあきらめよう。
基本的にここには人はほとんど来ないので、私のように人ごみが嫌いな人間は休憩所辺りでのんびりときれいな紅葉を見ながら昼食を摂るのも良かろう。
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約25分で道後山分岐まで戻り、数分で山頂に着く。
去年は数組しかいなかったのにやはり人が多い。
適当な場所で弁当を食べ、いつものように被写体探しに山頂部をうろつく。昨年撮影した場所にリンドウを探しに行くが今年は見つからない。
しかし、去年は萎れていたヤマラッキョウが元気よく風に揺れていたので大池と猫山をバックに撮影。
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岩樋山に向けて出発するが家族連れも多く、何組もすれ違う。リンドウも日の光りを浴びて輝いている。いいハイキングコースだ。
岩樋山への登り道はリンドウが多く、形と背景がいいものを探しながら登る。岩樋山の山頂も人が多く昼寝をしている人も多い。やはり有名な山は人を惹きつけるだけの良さがある。
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駐車場に戻ってみると満車状態。5〜60台はいるだろうか。
時々自分以外の人に出会うことがない山に登っているのでこの車と人の多さはうんざりするが、楽しさを独り占めには出来ないので仕方あるまい。
しかし、これだけ人がいてもあまり訪れる人が少ないウメバチソウの群落で撮影を楽しんだ後、ススキで埋め尽くされたゲレンデを見ながら下山した。 |
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道後山は2回目だが相変わらずいい山である。
リンドウの季節しか来ていないので、タニウツギの咲くころに訪れようと来年の計画をしている。
多里大山も道後山・岩樋山山頂から見る限りでは展望のよさそうな山なので行ってみたいが、少々の擦り傷は覚悟したほうが良いだろう。
同じ山でもコースを変えてみるといろいろ発見があって面白いので、「あの山はもう行ったから行かない。」ではなく、何回か行くことをお勧めします。
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