<参考タイム>
登山口
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(30分)
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林道出合
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(70分)
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山頂
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(10分)
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雪霊水
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(40分)
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林道出合い
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(20分)
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登山口 |
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TONARIの 色撮り撮りの「山 行」 |
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臥龍山 2 (聖湖口コース) |
04/5/8 |
広島県山県郡芸北町 |
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臥龍山には幾度か登っているが、何年も前に登ったとき、葉っぱの上に花をつけるハナイカダを見つけたことがあり、おもしろい花もあるものだと驚いたことを覚えている。
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今週はどこに行くか選ぶにあたり、木の花が多く咲く5月で、新緑を楽しめる場所を絞ると、初めてハナイカダを見つけたこの臥龍山に思い当たった。落葉期に聖湖側から登ったが、今回は新緑の様子はどんな感じだろうと、今回もこちらから登ることにする。
アクセスは前回のレポートを参照のこと。
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新緑の美しい森の中を緩やかに歩き出す。
今回はハナイカダもそうだが、木の花を多く見つけることを目的とした。以前は草本中心だったので、木の花は「分からない」で片づけていたが、それでは何も進まないので、少しずつ覚えていくことにした。
初めに見つけたのはメギ(だろうか?)の花。下から覗き込むように撮影したが、あまりブレていない様だ。葉っぱの下に花をつけるものは、体勢が不安定になるので撮影に苦労する。 |
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ガマズミに似ているが、少し感じの違う花を見つけた。オトコヨウゾメであろうか(左の写真)。
この日は比較的この花を多く見ることが出来た。 |
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ある程度登って小休止していると、ちょうどそこにサンショウの花を見つけた(左の写真)。
香りと葉っぱが特徴的なので分かりやすいのだが、花は初めてだった。特別にきれいというわけではないが、初めて見るものにはちょっとした感動がある。 |
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サンショウの花の写真を撮った後、何気なく辺りを見るとハナイカダの花を見つけた(冒頭の写真)。幅広の葉っぱの上にちょこんと咲いたユニークな花。ハナイカダとは良いネーミングである。揺れる葉っぱと格闘(笑)しながら撮影した。
落葉期に登ったときと雰囲気はだいぶ異なり、静寂に包まれた森から新緑萌える若々しい命みなぎる森へと変化している。既に緑が深くなりつつあるので、もう少し早い時期に来たら芽吹きの初々しい新緑を楽しめただろう。
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今は木の花の多い時期で、草本の花は少ないが、小さなフデリンドウがひょっこり顔を出しているのがかわいい。スミレはさすがにほとんど見えなかった。
一番よく目に付いたのはユズリハで、登山道沿いに群生といっていいほど続いている(左の写真)。 |
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登り始めてから30分で林道と合流し、ここで休憩していると、数台車とすれ違う。他の登山者には出会わないが、雪霊水を汲みに行く車とはよく出会う。
舗装路を少し登るとミツバツツジが残っており、数は少ないがイカリソウが咲いていた。5分も歩けば標識が出るので再び山道に入る。
林間には赤紫のミツバツツジが点々と咲き、新緑の森に彩りを添える。足下によく目をこらしてみるとチゴユリが咲いている(左の写真)。白いユキザサの花はこれから咲くようで、つぼみを付けたものも多い。 |
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気持ちのよいブナの中を歩き、やがて平坦路になってヒノキ林のそばを過ぎると5叉路に着く。ニョイスミレが群生して出迎えてくれた。ここからテープに従って左前方の山道に入る。
チゴユリ、ユキザサが所々現れるので、絵になるものはないかと何回か立ち止まって花の前でしゃがみこみ、ファインダーを覗き込む。
急登がはじまるので時折後ろを振り向き、歩いてきた道を眺めながらゆっくりと登る。この辺はブナの大木も多いところだ。 |
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急登を終えると展望岩の所に着く。岩の上にはすでに何人かおり展望を楽しんでいる。中にはリュックを担いでいない人もいるので、雪霊水のところまで車で上がってそこから登ってくるようだ。ここからは聖湖の展望がよいのだが、先客もいるので早々に歩き始める。
ここからはオオカメノキがたくさん咲いている平坦な道となり、感覚的に頂上に着いた感じである。ゆるやかに上下しながら歩くとまもなく山頂に着き、ここで昼食とする。
下山は来た道を戻ってもよいが、急坂なので滑らないよう足元に注意しなければならないので、前回と同じく林道を下ることにする。
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雪霊水で喉を潤し、林道を下る。通常林道歩きはつまらないことが多いが、豊な自然の中を通るこの山の林道歩きは意外と好きである。
トチノキの花はまだのようだが、ウリハダカエデの花はたくさんぶら下がっていた(左の写真)。 |
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林道横の斜面にはミヤマカタバミやスミレが咲いている。ウワミズザクラ、シュンランなども見られ、思ったより花も多い。
林道出合いの大きなブナのところから再び山道に入り急坂を下る。光が増えたのでフデリンドウも鮮やかな花弁をいっぱいに広げていた。 |
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今までと視点を変えて歩いたつもりだが、新たに見つけた花は少なく、まだまだ修行が足りないようだ(笑)。取り敢えず、目的のハナイカダにも出会えたことだし、徐々に知っている(現実に見たことのある)花を増やして生きたいと思う。
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