<参考タイム>
宇和木峠
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(40分)
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桂浜分岐
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(15分)
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山頂
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(10分)
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桂浜分岐
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(30分)
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宇和木峠
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TONARIの 色撮り撮りの「山 行」 |
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倉橋島火山 |
04/2/11 |
広島県安芸郡倉橋町 |
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瀬戸内の山々は展望の良いところが多く、また、冬も比較的暖かいので、寒い日が続く時期の山登りはこういった山に行くことが多い。
今回は、ほとんど広島県最南端に位置する倉橋島火山を紹介する。
火山という名称は灯台の役割をした山に多く、他の火山と区別するために倉橋島火山と呼称されている。 |
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登山口は桂浜からと宇和木峠からの2つあり、以前は桂浜側から登ったので、今回は宇和木峠から登ることにする。こちら側は山頂まで1時間程度の行程で距離が短いのでハイキング感覚の山登りとなる。
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呉市中心部から国道487号線を音戸町に向けて南下し、音戸大橋を渡る。音戸大橋を下りたら国道487号線と県道35号線の二手に道が分かれ、どちらに行っても良いが、県道を走ると有名な塩の山が見られる(笑)。県道を行った場合、早瀬の瀬戸を過ぎ、国道487号線との分岐を過ぎてずっと県道35号線を倉橋町に向けて走る。広い方の道を選び、宇和木トンネルを出たところで右折し、ループして道なりに進んでいると峠のすぐ手前に大きな標識があり、4〜5台分の駐車スペースがある。ちなみに峠を越すと右折する道があり、火山と後火山との鞍部まで車で入ることが出来る。駐車場から少し下がったところに階段があり、そこが登山口となる。遊歩道の案内有り。
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<倉橋島火山登山MAP>
赤い線が登山道で、灰色の線が車道です。
等高線の間隔は50mです。
当時は地図を持って歩いておらず、記憶を下に書いていますので、正確性に欠けるところもあります。
また、まだ歩いていない部分もありますので、後日修正する場合があります。 |
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階段を上ってまもなく38番の石仏が出迎えてくれる。
38番は旧字で「卅八」とあり、若い人は読めないかな?。石仏は39番、40番と番号は増えてくる。火山周辺は88ヶ所の石仏を巡ることが出来るよう遊歩道を整備してあるようで、機会があれば1番から歩いてみても良いだろう。
この時期花はなく、サルトリイバラなどの赤い実がところどころ見えるくらい。辺りは雑木林だがアカマツを多く見る。幹周り2mほどのアカマツの大木も見られた。林床をきれいにすれば松茸が採れそうだ。
また、40番辺りから少し上までツワブキのような葉っぱが多く見られたので、開花時期(12月頃かな?)には良さそうな気がする。
階段の所は急だが、緩やかなところも混じるので、自分のペースを作りながらゆっくり登る。 |
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石仏に出迎えられながら、急な階段を登っていると、瀬戸内海(桂浜方面)、宇和木峠近くの町民グラウンドなどだんだん視界が開けてくる。
50番の石仏手前くらいで早瀬大橋方面の展望が開け、ここら辺で急坂が終わって尾根歩きとなるので、展望を楽しみながらの歩きが出来る。岩の上から展望できるところもあるので小休止するのも良いだろう。
なお、少し気になるのが、ゴミ箱が何カ所か設置してあったこと。山登りをしている方の多くは、自分の出したゴミは自分で持ち帰るというマナーは心得ているが、ゴミ箱があれば使ってしまう場合もある。マナーを心得ない人はゴミ箱があるのだからと捨ててしまう。回収は大変なのだから設置しないのがベターだと思うが、無ければその辺に捨てる輩がいるのだろうから微妙なところかもしれないが... |
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ところどころ展望を楽しみながら尾根を歩く。
花はないものの、今日はサルトリイバラの実がたくさんあり、松の木にもぐれついていたりする。
普通、きれいな色をしたものは少ないのだが、鮮やかな赤い色をしたものも多かった。
やがて桂浜方面に下る道の分岐まで来る。登山口から40分。石仏巡りをする場合はこの道を下ればよい。
ここから再び急登が始まる。
きつい階段道であるが、コーナーにベンチがあり、早瀬大橋方面の展望がずっと開けているので気分的に楽である。
倉橋島火山を紹介されるHPにはだいたい早瀬大橋を中心とした展望が掲載されており、この山から見える代表的な景観といえる。
岩の間にある一番急な階段を登りきると水平道になり、山頂まではまもなく。後火山との鞍部に下る道をやり過ごしたらすぐ大きな岩のある山頂に着く。分岐から15分。 |
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山頂の大岩には、しっかりとした梯子が掛けてあり、人数が多いと狭くなるのでちょっと怖いが、それほど恐れることはない。大岩の上からは360°の展望で、今日はちょっとガスっているものの爽快な展望が得られる。まだ早いこともあり、誰も来ないようなので景色を堪能しながらここで昼食。でも風が強いので寒かった。
歩くことが大好きな人は後火山まで登るのだろうが、展望がそれほど期待できないと聞いているので今回はパス。下山となると何組かの人たちと出会うようになる。桂浜側からのコースは滑りやすいマサ土なので下るのに注意が必要で、宇和木峠からの方は階段が続くのが難点だが、滑る心配が少ない点がよい。体力に合わせて登山口を選ぶと良いだろう。 |
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