<参考タイム>

桂浜

(60分)

千畳敷

(20分)

山頂

(10分)

分岐

(60分)

桂浜
TONARIの 色撮り撮りの「山 行」

倉橋島火山’21 2021/11/21
広島県呉市倉橋町


 瀬戸内の山は展望の良さがウリだが、そんな山の一つ、倉橋島火山に登ることになった。海抜0mからの標高400mなのでそこそこきつい山ではあるのだが、展望が良いのでそれほど苦には感じない山である。

 今回も息子君との山登りで、いつものように桂浜側からである。

 いつも何某かのイベントとぶつかってしまうのだが、今回はサップの大会がある模様。辺鄙と言っては失礼だが、呉市中心部からは遠い場所なのにいつもイベントがあって結構賑わいがある。

 アクセスは別に書かなくても良いだろうか?昔は地図を見ていたのだが、ナビが一般的なので文章で書くには無駄のように思う。
 桂浜温泉館の駐車場を利用させて貰う。トイレは早い時間だと温泉館が閉まっていて利用できないが、お隣の倉橋市民センターは開いているので、奥のトイレが利用できる。
 

 温水プールそばの道から登り始め、舗装路が切れたら山道と合流する。
 最初のうちは比較的傾斜は緩いが、徐々にきつくなってくる。
 紅葉はあまり期待していなかったが、朝の爽やかな光で色づきが鮮やかに映える。
 雑木林の紅葉も良いものである。アキノキリンソウもきれいなものが残っている。
 
 
 ところどころでこういった階段があり、登り初めはきつく感じるが、ペースを掴んでくればそう苦にはならない。

 お地蔵さんが定期的に鎮座しているが、今は時期的にマスクがしてある。まあ、山でマスクをする必要は全くないのであるが、記録的に撮っておく。

 山登りは身体に適度に負担をかけるので、マスクなどせずに新鮮な空気を吸いながら歩くと良い。新鮮な空気を吸って太陽の光を浴びることの方が健康には良いはずである。

 大きな桜のところまでやって来る。カッコイイ木なので花が咲いている時に撮りたいなと思いながら、花の時期は他の桜を撮りに行くことが多いので、これからも撮る機会はないかも^^

 大きな岩がよく転がっている。いや、転がっていたら危ないので、地震などの要因がなければずっと動かない。。。って当たり前か^^

 岩の下にお地蔵さんがあって絵になるなと思ってシャッターを押す。

 花はさすがに時期的に少ないが、ガマズミやサルトリイバラの赤い実が見られる。

 あちこちで西日本豪雨で崩れたところがあるが、ここも崩れたようである。
 回り道が整備されているので安全に通ることができる。他にも崩れたところはあるが、登山者の多い山であるので、気をつけて通れば問題はない。
 

 ヤクシソウの黄色がお日様に映える。

 ところどころで海が見えるので、振り返りながら撮影する。
 逆光になるのでクリアーには写らないのだが、遠くに鹿島大橋が見える。
 光る海というのは瀬戸内海っぽいな。

 千畳敷という案内が出たので寄ってみる。こちら経由で山頂に行けるようである。踏み跡が狭いので新しく整備されたのだろう。以前にあった記憶がない。

 大きな岩があって眺めが良い。傾斜は少しあるが、広いし滑りにくい岩なのでここでお弁当にしても良さそうである。

 ここから上の道は傾斜がきついので、登り専用にした方が良いだろう。

 途中で、大岩にはしごを架けて登れるようにしたところがあるので登ってみる。ちょっと危なっかしいので慎重に。滑りにくい岩ではあるが怖がりの方は遠慮した方が良い。息子君は怖がりながらも登ったが、子供単独だとちょっと怖いな。振り返ると、こんな垂直の岩であることが分かる。

 美しい紅葉を見ながら登るが、段差が大きいところもあるしハードである。やはり下り道にはしない方が良い。

 そろそろ疲れたなと思い始めた頃に山頂に到着する。

 早速山頂の岩の上に登り撮影する。少しもやはかかっているが見晴らしはとても良い。
 撮影する場合、桂浜側は南なので、ど逆光である。多くの方がこの写真を撮っているが、海の色は飛んで色が出ない。
 私は写真歴がそれなりに長いので、その対策をして撮影しているが、それでもちょっと色が飛んでしまう。
 もう少し強いのが良かったか。。。←分かる方は分かるでしょうが^^
 広島方面ははっきりしないが、手前の紅葉はきれいである。う〜ん、瀬戸内海の風景だな〜(^0^)

 山頂の岩から降りてお弁当にする。
 人気がある山なので、混雑するほどでないにしても訪れる人が多く、入れ替わり立ち替わりに大岩に人が登って景色を楽しんでいる。
 

 昼食後下山に入る。下山ルートは北側の宇和木峠方面に進み、途中で桂浜側方面に山腹を進む道を取ることにする。
 こちら側も大きな岩が多く、なかなか絵になる。これで背景がクリアーならもっと良いのだが。
 岩の上にお地蔵さんがあってこちらも絵になる。
 ここからの下り階段は急なのでしんどい。しんどいのは変わりないが、登りの方が楽かな?


 急階段が終わってなだらかな道になると、宇和木峠方面との分かれ道になる。車が2台あるならこのまま進んで峠まで行った方が楽である。

 山腹を進む道なので、ある程度のアップダウンはあるが楽かな?と思っていたのだが、最初から急な下りと急な階段があってアテが外れる。いくつもの谷を越えていくが、地形図では読み込めない小さな谷も多くて現在地が分からなくなった。方向は合っているのでそのまま進むが、意外としんどい道だった。ブランクが長いせいもあるが、カメラの装備の重さもあったのだろう。息子君は弱音を吐きながらもよく頑張っていた。

 斜面が崩れた箇所もあったが、慎重に歩けば問題はない。

 しんどいなと思いながらもシャッターをいくつも押す私。。それくらいの余裕はある。

 カエデのような華やかな紅葉はないにしても、美しいものは見るつもりがあればいくつも見つかるものである。

 例えば樹皮なども美しい。

 透過光の葉っぱも良いし、ハゼノキの濃い赤い紅葉もインパクトがある。

 もうそろそろ登りに使った道に合流だろうなと思いながら、何回かその期待を裏切られながら、ようやく元の道に合流をして一息入れる。結構長い道だった。後火山との鞍部まで下ってから下った方が楽だったが、いつも同じところばかりでも面白くないので、今回のルートも正解だったと思うことにしよう。しかし、読図技術はまだまだダメだな〜小さい谷の連続だと明確な地形がないから難しいな〜

 下り階段に飽き飽きしながら下り、温水プールが見えて、舗装路になって元気になる。ダメだな、山登りの体力が落ちている。
 下山時に息子君はしきりに休憩しようとしたが、休みすぎると動けなくなるのですぐに歩かせる。子供には段差が大きいところもあって大人より体力の消耗は大きいがよく頑張っていたと思う。私も撮影機材なしの軽装ならもっと楽だったのだが、写真を楽しみに登っているので、カメラがないと面白味が半減してしまう。ここは景色が良いのでまた重い機材を持って挑戦することにしよう。
 

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