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TONARIの 色撮り撮りの「山 行」 |
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お花畑の伊吹山 |
99/ 7/24 |
滋賀県/岐阜県 |
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植物の名前でイブキトラノオなど”イブキ”の名を冠したものを聞くことがある。その”イブキ”は今回紹介する伊吹山に由来している。
ある旅行会社のチラシで伊吹山という名前を初めて知り、早速申し込もうと考えていると、他の旅行会社のチラシでもその名を見つけた。
伊吹山は日本百名山の一つであり、山頂にお花畑があるというので登山ツアー以外でも(車で上まで登れるので)一般客向け(?)のツアーが組まれている。
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別に山に登るのはどうということはないが、登り3時間半(だったと思う)では、体が疲れた状態でシャッターを切ることになるので、被写体を求めてさ迷い歩く私としては少しつらいかなと考え、車で登るというツアーに申し込んだ。 |
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バスの旅は順調で、距離こそ長いもののバスガイドさんの話が上手だったので飽きることなく伊吹山の麓まできた。
割と空いているんだと呑気に構えていたが、あれが伊吹山の山頂かなと車窓から見上げると、何やら光る物体の列。
そう。私が山で最も出会いたくないもの=渋滞である。他のバスもたくさん並んでおり時間がかかることを覚悟した。
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ようやく駐車場につき、パンフレットを見ながらコースを考える。自由時間は1時間半と一般人なら十分な時間だが、写真を撮る人間にとっては少なすぎる。せめて3時間欲しい。取り立てて写真に収めるものがないというのなら話は別だが、私は一眼レフを買って初めての旅行であるし、カメラに慣れる意味でも枚数は撮りたい。
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←クガイソウ
花の形はそっくりの ルリトラノオ という花がいるらしいのだが、違いがよく分からない。
→ルリトラノオの葉は二枚の対、クガイソウの葉は4〜8の輪生と kuwabaraさんからメールで教えていただきました。
下の写真のイブキフウロウとミヤマコアザミも名前を教えていただきました。
ありがとうございます。 |
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←イブキトラノオ
単体で見るとそれほどでもないが、群生しているとついレンズを向けたくなる。 |
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←オオバギボウシ
特段珍しい花ではないが、やはり群生しているところは圧巻。 |
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←シモツケソウ
綺麗だがピントが合わせにくいカメラマン泣かせの花。 |
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←キンバイソウ(だと思う)
今回数株しか見つけられなかった。黄色い花はこの花とメタカラコウだけだった。 |
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←イブキフウロウ
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人波に辟易しながらも他人から見れば自分も辟易する原因の一つなのだとあきらめて被写体を探した。
最初に出迎えてくれたのはイブキトラノオ。次にクガイソウ。ルリトラノオという花もいるらしいのだがどこで判別するのかはよくわからない。葉っぱのつき方が違うそうであるが……(上記参照)。他にはカワラナデシコ、シモツケソウ、オオバギボウシ、オタカラコウ(メタカラコウ?)といったところで、名前のわからないものも多く見かけた。
掲載している写真を見ていただければわかるように、山全体がお花畑であり渋滞するのもうなづける。 |
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←メタカラコウ(オタカラコウ?)
左下の白く光っているのは駐車場の車。
写真のアクセントに入れてみた。
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←イブキジャコウソウ
山頂に咲いていた。 |
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←ミヤマコアザミ
明らかにノアザミと雰囲気が違い、毒々しいほど存在感がある。 |
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山頂もやはりお花畑で、イブキジャコウソウやミヤマコアザミも見かけることが出来た。
山頂まで1時間もかけて写真を撮りながら登ったので、あと30分しか時間がなく記念撮影もそこそこに下山に入った。
山頂部の散策路は3本(だったと思う)あり、下山は一番短いコースを取った。案の定、私がツアー客の中で一番最後であったが時間はきちっと守った。もう少し居たいところだが、ひとり勝手には出来ない。
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この伊吹山のお花畑は期待以上であり、もう一度行きたい山の一つである。
今度は車ではなく徒歩で登りたいと思う。
山頂部だけしか見ていないが、下からの登山道にも花は咲いているはずだし、何より車で登る人間より、自分の足で登る人間のほうが圧倒的に少ないのは事実だろう。
もっともこれだけ人気があれば自分の足で登る人間が多いことは想像に難くないが……。 |
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