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TONARIの 色撮り撮りの「山 行」 |
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板鍋山 |
02/1/6 |
広島県賀茂郡豊栄町 |
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珍しく雪が降り積もった。
私の住んでいる呉市は、温暖な広島県南部においても比較的暖かい地方なので、雪が積もることはあまりない。翌日の朝、近くの裏山を歩いて雪景色を楽しんだので、今度は少し遠出して山に登ってみようと考えた。
最初に考えたのは豊栄町の天神嶽。数年前に登ったが、そのすばらしい展望はとても印象深く、今回はコースを変えて安宿(あすか)側から登ってみたかった。
が、しかし、豊栄の町は雪化粧。タイヤはノーマルなので雪道は大変危険。瀬戸内の人間の感覚なので、雪が積もっていても、歩くのだから何とかなるだろうと考えていたのが大きな間違い(反省)。 |
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駐車予定の八幡神社への道は、交通量の多い国道と違って雪が積もっているのでノーマルタイヤで行くのは愚行。
国道脇の広い場所に置いて徒歩で登ろうとも思ったが、これだけ雪が積もっていると初めてのコースはこわい。
というわけで、豊栄を代表するもうひとつの山、板鍋山に登ることにした。ここは無線中継所があるので車道が付いていて道に迷う心配がないので安心だからである。
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国道375号を通ると、板鍋山の標識が2カ所も出ているのでその案内に沿って車を走らせる(賀茂北高校のバス停側から入った)。道なりに進むと右手に標識が出るのでここを右折。頂上まで車道が付いているが、凍結していないスペースに車を止め車道を(もちろん)徒歩で登る。
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一部日光で雪が解けているところもあるが、ほとんどは雪が積もり凍結しているところも多く、滑らないように慎重に歩く。雪自体はさほど滑らないが、凍結しているところは怖い。
先客は足跡から見て一人と犬一匹で、イノシシだろいうか犬以外の足跡も見られた。
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車道脇に何合目と書いてあるので目安となって助かる。5合目で茶臼山城への分岐が出るがそのまま見送って進む。1時間も歩けば展望も開け、山頂の鉄塔が見えるようになり、豊栄の町を展望できるようになる。
工事中の林道との分岐を過ぎ、今度は南側の展望が得られるようになる。更に登ると背後に鷹ノ巣山が見えてくる。
山頂部は全体的に開けているので、車道の上の雪も少なく、解けた雪が道の上を流れ始めていた。
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山頂には展望所が設けてあり、雪で足を滑らせないよう気をつけて登る。
展望は360°のすばらしい展望が開ける。快晴でないのが残念だが、県北の雪の積もった山の連なりが見え、今日登る予定だった天神嶽もその山容を誇示するがごとく静かに構えている(上の写真)。
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雪化粧だった豊栄の町もほとんど雪が溶けている。向こう側に大土山のなだらかな山並みが見え(上の写真)、更に左に目をやればカンノ木山、鷹ノ巣山もよく見える。南に目をやればたくさんの鉄塔の群れの向こうに野呂山(と思うが)などの瀬戸内沿岸の山が見える(下の写真)。
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展望所は日当たりは良いものの冷たい風がまともに吹き付けるのでかなり寒いが、それにもかかわらず展望を楽しみながらサンドイッチと熱いお茶を体に摂った。
聞くところによると天気がよければ西中国山地の山々も見えるそうだ。車道の歩きなのであまり登る気になれないのが難点ではあるが、冬に登って冠雪の山々を見るののも一興である。
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