<参考タイム>
公園センター
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(35分)
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若人の家分岐
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(30分)
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出雲峠分岐
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(30分)
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毛無山山頂
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(30分)
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ききょうが丘
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(20分)
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出雲峠
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(40分)
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公園センター
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TONARIの 色撮り撮りの「山 行」 |
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毛無山 (広島県民の森) |
04/8/16 |
広島県比婆郡西城町 |
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広島県内で多くの登山者を集める山はいくつかあるが、その中でも有数な地域は比婆山を中心とする県民の森周辺であろう。私自身も何回も訪れているし、吾妻山に限って言えば10回以上登ってる。
ただ、これだけ登っているのに意外と思われるかもしれないが、県民の森の中心地、六の原から周辺の山々へ登っている回数は数回だけであまり縁がない。 |
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と言う訳で、今回は六の原を起点として登ることにしたが、この暑い時期に長距離歩くのは大変なので(←なまけ者!)、展望の良い毛無山に直接登り、ききょうヶ丘、出雲峠を経由して戻ってくる短いコースとした。
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庄原ICを出て左折し、すぐの交差点を右折して国道183号に乗る。西城町の中心部を過ぎ、国道314号の案内が出たら左折して道なりに進み、比婆山温泉前の県民の森の案内に従って左折する。T字路にぶつかったら右折して道なりに進むと到着する。
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【登山マップ】
赤い線が登山道ですが、今回歩いたコース以外も書いています。
今回のコースは、公園センターから若人の家分岐、出雲峠分岐、毛無山、ききょうが丘、出雲峠と歩き公園センターに戻ってくる毛無山をメインにした一周コースです。
その他のコースは地図を見て歩いていないので、確認後訂正します。
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管理センターでトイレを済ませてから出発。
六の原橋を渡って左折し、県民の森の石の碑まで進み、毛無山・出雲峠の案内に従って右折する。100mほど進むと右手に毛無山の案内があるので右折し、ここからしばらくジグザグに登ってゆく。
周囲はブナの混じる落葉樹の森で深い緑が目に優しい。
花はあまり見ないが(カニコウモリ、モミジガサ、ヤマジノホトトギス、ヒヨドリバナなど少しは咲いている)、たくさんのキノコがある。
黒、赤、白、黄色、橙色などいろいろな色があり、小指の先ほどの小さなものから掌より大きなどら焼きみたいなものまで大きさも様々。キノコはあまり分からないのだが、ひょっこり顔を出している様はなかなかかわいい。花が少ないのでキノコを探しながらの登りとなった。 |
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ジグザグに登り尾根の先端まで出て、六の原橋の近くから伸びてきているもうひとつの道と合流する。林間から管理センターの建物が見える。
ここから小さな尾根に沿って登る。今日も地形図を印刷してそれを見ながら登るが、何となくこの辺だろうと思いながら歩いていると若人の家への分岐に出会う。
思ったより早い到着で「え?」と思う。実は若人の家への分岐は地図には出ておらず、その上の出雲峠分岐と勘違いしたのが間違いの元だった。地図の印象と到達時間の早さに混乱し、ここを出雲峠分岐と(勘違いして)みなし、一旦ここでリセットして、再び地図を読み直すことにした。
先週、地図にある竜王山の那智の滝の位置がずれており、登山道もかなり違っていたことから、地図に不信感が芽生えたことが勘違いを助長したのだと、後から反省した。 |
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若人の家分岐(この時点では出雲峠分岐と勘違いしている)で小休止後再び歩き出す。
しかし、地図上では読み込めない谷や小さな尾根に出たり、予想以上に西にルートがズレ出す。そろそろ山頂だろうと思っていると再び出雲峠分岐にぶつかった。出雲峠分岐は地図上では1カ所のみであるので、新しい道なのだろうかと悩む。ここで気づいておればよいものを、地図が間違っているのだと決めつけていたので、現状を把握する能力が失せていた。
とにかくここはヤブ山ではないし、指導標に従って登れば問題ない訳で、案内に従って登ってゆく。
地図上では毛無山から東へ少し下ったところに道が合流するようになっているが、道はどんどん西へ西へと進んでゆく。
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いい加減山頂だろうと思っていると前方が開けてきて一気に展望が広がった。
ママコナ、カワラナデシコ、ハギ、ワレモコウ、オミナエシなど夏の花が現れ、キノコばかりの森の中と違って華やかである。直射日光にさらされると暑いが、時折吹く風が気持ちよく御陵を中心とした山並みが見えて快適に歩を進める。
キキョウがちらほら認められるが数は少ない。山頂の南を西に横切り北に方向を変えてまもなくすると山頂に到達。登るときには一人しか登山者に出会わなかったが、山頂には2組ほどおられる。
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毛無山の山頂は広く展望も良い。
道後山、牛曳山、伊良谷山、竜王山、立烏帽子山、池の段、御陵、烏帽子山、吾妻山、猿政山など広範囲に見え、遠くはちょっとかすんだが、伯耆大山もうっすら見える。
山頂部にはツリガネニンジンが群生して咲いている。ネギみたいなつぼみが見られるがヤマラッキョウだろうか? |
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ちょっと外れるとホソバシュロソウ、ホツツジなども見られた。しかし、先週の竜王山もそうだがトンボが多い。ワレモコウやネジバナなどの花にはトンボがとまりやすいのでカメラを構えていると案の定とまってくれる(冒頭の写真)。トンボが無数に舞う中で昼食。大きな雲が流れてくるので木陰が無くても風があって涼しい。
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下山はききょうが丘と出雲峠を経由する。
毛無山はなだらかな山に見えるが、傾斜は思ったよりきつい。しかし、急な区間は少しだけであとは緩やかに下ってゆき、鞍部についてちょっと登ると出雲峠からの道と合流する。
ハンカイソウの葉っぱが見えるのでこの一帯は湿地になっているのかもしれない。
出雲峠からの道を通り過ぎ、ききょうが丘に向けて緩やかに登る。案内標識が出るのでそれに従い斜めに右折。まもなくききょうが丘に到着。
その名前の通りキキョウが多いのだと思っていたが、つぼみが見えるくらいで咲いている花はほとんど無い。時期がずれているのかもしれない。しかし、思いがけずコウリンカに出会えたので良しとしよう(左の写真)。吾妻山と池の段でしか見たことがなかったので嬉しい発見だった。また、毛無山の山頂では少なかったマツムシソウが少なめだが群生して咲いている。
ここは標高が低い割に展望がよく、毛無山が大きく見える。 |
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出雲峠への道と合流し、峠へ向けて下る。島根県側は植林となっていて暗い。
相変わらずキノコが顔を出しているが、青いノギランが咲いていた。
緩やかな道を下ってゆくと周囲が開けて草原地帯となると出雲峠はすぐそばである。緑の草原ではフシグロセンノウの橙色が目立ち、ポツポツと散見される。紫色の花が見えると思ったらミズギボウシが咲いている。
出雲峠一帯の草原は日当たりもよく、適度に湿っているためか、多くの花を見ることが出来る。ここで一休憩する。 |
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ここから公園センターまでの行程は長いが、平地のように緩やかな道なので楽である。また、途中にはオオバギボウシ(今の時期は終わっている)やマツムシソウなどのお花畑があるので、それらを見ながらゆっくりと下る。
5年前ここを通ったときに、傘を開く前の赤いキノコ=タマゴタケを見たことがあったので、今日はないかと注意しながら下った。傘を開いていても鮮やかなキノコなのだが、閉じた状態のほうがかわいらしくて好きだ。
開いたものを見つけて撮影していると(左の写真)、奥に閉じたものを発見。同じキノコはその近くにある場合が多いように思うので、ひとつ見つけたらその周囲を良く探すと、意外に多く顔を出していることが分かる。
ちなみにこのタマゴタケを食用にすることが出来るが、よく似たキノコにベニテングタケがあり、こちらは毒キノコなので、素人はあまりきのこを食用にしない方がよいだろう。どのみち採取は禁じられているのであしからず。 |
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川に沿って毛無山への分岐を見ながら下り、若人の家、山荘を過ぎるとまもなく登り始めた毛無山の分岐に着き、管理センターへはすぐ到着する。
地形図を持って登り始めてはじめて現在地の把握を失敗してしまった。原因は地図に載っていない道(ガイドブックには載っていた)の存在で、到達時間と周囲の地形から気づくことが出来たはずだ。山で道迷いが発生するのはこうした思い込み(冷静に判断すれば分かるはずなのに)が原因である。地図とコンパスを持っていてもこういうことは起こる訳で良い勉強となった。
ただ、指導標はしっかりしており、迷う心配はないのでご安心を(笑)。 |
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