<参考タイム>

公園センター


(40分)

若人の家
分岐

(30分)

出雲峠
分岐

(35分)

毛無山山頂

(25分)

ききょうが丘

(10分)

出雲峠
分岐

(15分)

毛無山
公園センター
分岐

(20分)

出雲峠
公園センター
分岐

(25分)

公園センター
TONARIの 色撮り撮りの「山 行」

毛無山’08 (広島県民の森) 08/10/25
広島県比婆郡西城町

毛無山の紅葉 
 先週は立烏帽子山から烏帽子山までの往復だったので、今週は同じ比婆山の毛無山に登ることにした。

 牛曳山からの縦走も良さそうだが、長い距離は歩きたくないので(←おい^^)毛無山に直接登るコースにした。六の原から登る時はいつもこのコースなので変わり映えしないのだが、天気とその日の体調に合わせて他のコース(伊良谷山経由とか)を歩くことも念頭に置いておく。

 今日は先週と違って天気はあまり良くなく、雨が降り出しそうな曇り空の暗い日だった。

 六の原に到着すると結構な車が停まっていて、すぐ手前で牛曳山の登山口に向かう一団も居たし、今日は登山者が多そうだ。

 身支度をして六の原橋を渡り、県民の森の碑があるところまで進む。

 振り返ると毛無山から伊良谷山方面の山肌が紅葉しているのが分かる。光がないので鮮やかさが無く沈んだ感じに見えるが。
ヤマボウシの紅葉六の原の紅葉

 ↑駐車場のところにあったヤマボウシの紅葉。           公園センター周辺の紅葉↑
 
カラマツの紅葉 
←カラマツも紅葉していた。

 <毛無山MAP>

 青い線が今回歩いたルートです。
落ち葉の積もった登山道 
 まずは出雲峠方面に向かう。

 幅広い道を少し進み、山荘手前で毛無山の案内があるのでそこを右折する。毛無山まで2.2qで、ここをジグザグに登って行く。

 紅葉も良いようで、ウリハダカエデが赤く色づいた大きな葉っぱを落としている(左の写真)。

 ホオノキの大きな葉っぱも目立つが、色はきれいとは。。。ねぇ(^^;
チゴユリ 
 別の道と合流して左手に登って行く。
 チゴユリの紅葉した葉っぱと黒紫色の実などもあり(左の写真)、木の花以外の紅葉も見られる。秋には赤い実が見られるのだが、今年はあまり見ないような気がする。

 ユキザサの赤い実は印象的だが、たまに見られるくらいで少し寂しい。それでもミヤマシキミが固まって赤い実を付けているところもあり、それなりに楽しめる(下の写真)。ミヤマシキミ
ブナの紅葉 
 多少日が差してきたので、紅葉した葉っぱを逆光で捉えようとするが、きれいな葉っぱはなかなか見つからず、妥協して撮影する。

 そうそう完全な形で紅葉している葉っぱというのにはお目にかかれないものである。

 ←こちらは落ち着いたトーンで撮影。
分岐の谷にあるブナの大木 
 少し頑張って坂を登り、傾斜が緩くなったら、右手に大きなブナ(左の写真)がある谷に入ったところで、山荘への分岐に到着。もちろんそちらへは曲がらずに直進する。
ムシカリの葉っぱ 
 再びジグザグの道で高度を稼ぐ。

 ムシカリの大きな葉っぱが虫に食われて紅葉している(左の写真)。

 道は行ったり来たりで方向感覚が狂ってくるが、大まかには尾根にへばりつくような感じで高度を上げている。急坂を終えると道が緩やかになり、また急坂になったりを繰り返す。

 楽過ぎることもなく、適度に負荷がかかるので、それなりに歩き応えのあるコースである。
ミズナラ?の大木キクバヤマボクチ 
左端:ミズナラ?の大木
右端:キクバヤマボクチ

下段左端:何の葉っぱかな?グラデーションのきれいな葉っぱ

下段右端:ウリハダカエデの葉っぱをマクロで大きく撮影
紅葉ウリハダカエデの紅葉
キノコ 
 再び傾斜が緩くなると、出雲峠への分岐に到着してここで小休止。だいたいここまでが1時間強くらい。写真を撮らない方は4〜50分くらいか。

 小休止を終え再び歩き始める。

 道の感じは同じようなものだが、この辺になると伊良谷山方面の山肌が樹間から見えるようになる。あちらも紅葉が良いようだが、雲がかかっているので見え方はイマイチ。

 ←秋はキノコをよく見るのだが、あまり大きなものがなかった。
 タマゴタケのような鮮やかなキノコはなかったが、左の写真のようなキノコはいくつか見られた。
立烏帽子山から御陵方面 
 南側の斜面を巻きだしてトラバース道になり、やがて森を抜けて日当たりの良い場所に出る。

 この辺から見る立烏帽子山、池の段、御陵、烏帽子山、吾妻山の山の連なりを期待していたのだが、今日はあいにく霧がかかって薄暗いので紅葉の色が出ない(左の写真)。

 肉眼では分かるのだが、写真では伝えきれないだろう。
アキノキリンソウ 
 花の季節は終わっているが、アキノキリンソウ、リンドウ、ワレモコウ、マツムシソウなどがわずかに残っていた。

 ←この時期にしてはきれいにアキノキリンソウが咲いていた。

 ↓リュウノウギクもきれいに咲いているが、アキノキリンソウに比べると地味。でも白い色が結構目立つ。リュウノウギク
マツムシソウリンドウとワレモコウ 
 マツムシソウは時期的には1ヶ月くらい遅いのだが、良い色で咲いていた。

 リンドウはつぼみは残っていたが、さすがにこの寒さでは花を開けないようだ。

 ワレモコウはもともとドライフラワーのような花なので、こんなものかな(^^;
毛無山からの展望 
 少し登ると毛無山山頂で、すでに4〜5グループの登山者が居た。

 見晴らしの良いところで食べようと移動するが、やはり霧がかかった薄暗い天候なのでどこでも良かった(^^;

 北から東にかけては完全にホワイトアウトで展望は全くなく、辛うじて伊良谷山が見えるくらい。きれいに紅葉しているのだが、日が差さないことには写真ではその様子が伝わらないだろう。

 伊良谷山まで行こうとも思っていたが、寒くなったし早めに帰った方が良かろうといつもの通り出雲峠方面に下る。
毛無山を下る 
 毛無山からききょうが丘との鞍部に下るのは急坂なので注意。

 樹間から吾妻山が見えるが、やはりはっきりしない。霧がかかっても天気が良ければドラマティックな風景になるのだが、先週が天気が良かったので、あまり贅沢を言うものではないかも知れない。

 ↓美味しそうな?キノコキノコ
ウリハダカエデコアジサイ
何の葉っぱかな? 
 (左上)ウリハダカエデの紅葉。よく目立つ。

 (上) コアジサイ。一部紅葉しているが、まだ色づきは浅い。葉っぱに光沢があるので、鮮やかという類ではないが、意外と紅葉はきれいである。

 (左) 何の葉っぱか分からないが、葉脈がきれいで、枯れた部分が目立たなければグラデーションがきれいである。
ブナの木 
 気をつけて坂を下り、ききょうが丘に寄らずに左折して出雲峠に向けて下る。

 ここからは緩やかな道で、谷を蛇行しながら下って行く。

 巨木や大木はあまりなく、全体的に若い森のよう。左の写真のブナはその中でも大きなもの。

 やがて道が3つに分かれ、右が出雲峠、左が登りに使ったコースへ向かうトラバース道、草が被って分かり難いが、下に下るのが公園センター方面。今回は歩いたことがないのでトラバース道を進み、次の分岐で下りることにした。
ユキザサ 
 この道は使う人が居ないのか誰とも会わない静かな道で、わずかに上り坂だが道幅も広くて歩きやすい(下の写真)。

 ←きれいなユキザサの赤い実が残っていた。

 トラバース道
分岐 
 しばらく歩くと分岐に出て(左の写真)、ここまま真っ直ぐ進めば登りの時に使った道と合流し、下に下るのは公園センター方面、ちょっとだけ直進したところに上り坂があり、こちらは毛無山に登る道のようだ。

 上に登った時は下から合流するような道はなかったような気がするのだが、使われないので草が被って分からなかっただけかも知れない。次はこの道を使ってみようか。

 なお、左の写真は振り向いた方向で撮っているので、右端の道が毛無山への道、直進が出雲峠方面、分かりにくいが、左に下がる道が公園センター方面である。
変わった木 
 公園センター方面に下る。

 ジグザグに付けられた道で、地図の等高線を見ると急坂のようだが、思ったほど急ではなく道幅もあって歩きやすい道である。

 森の雰囲気も良く、なるほど〜通る人も少なそうだし、この道を上がっても良さそうだ。

 途中に、根元から分岐して斜めに伸び、上の方でまたくっついているというユニークな木があった(左の写真)。
ウリハダカエデ 
 晴れ間が少しは出てきて、光が森に差してきた。

 光が回ってきて、ウリハダカエデの紅葉のグラデーションがきれいになる。

 まもなく公園センターから出雲峠を繋ぐ道に合流。あとはこの道に沿って下るだけである。
ヤマボウシ(かな?) 
←ヤマボウシ(かな?)の紅葉


 霧で展望がイマイチだったのと、天気が薄暗くて写真がイマイチだったのが残念だが、ブナの混じる森は気持ちよく、それなりに紅葉を楽しむことは出来た。
  

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