(参考タイム)
山の家
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50分
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六合大杉
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30分
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八合目
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30分
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毛無山
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20分
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カタクリ広場
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40分
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白馬山
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50分
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山の家
※撮影しながらのゆっくりペースです |
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TONARIの 色撮り撮りの「山 行」 |
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毛無山(けなしがせん)2 |
06/4/29 |
岡山県真庭郡新庄村 |
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広島には比婆山に代表されるような見事なブナ林の山があるが、お隣岡山県にも見事なブナ林の山がある。
それが今回紹介する毛無山で、以前9月に登った時のレポートがあるが、次はカタクリの時期に登りたいと思っていたので今回登ることにした。
また、麓の新庄村では宿場町に植えられた「がいせん桜」という桜の名所があるので合わせて訪れることにする。
実は桜とカタクリは、例年開花時期がずれているのだが、今年は桜が遅くまで残っているそうだ。 |
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広島からは高速で新見ICまで行って国道180号を北上するルートと、道後山を経由するルートの2通り考えられるが、今回は道後山を経由するルートで行く。
庄原ICを下りて左折してすぐの交差点を右折し国道183号に乗る。道後山の入り口を過ぎて鳥取県に入る。根雨まで走り、新見に向けて右折する。峠の長くて暗いトンネルを抜け坂を下ると新庄村。
お城のような村役場を過ぎると左折する道があるので左折。桜並木が続く川沿いを走り、案内に従って左折。基本的に案内が出ているのでそれに従って進むと広い駐車場に到着する。
以前は山の家の前に駐車したが、新しく広い駐車場(30台くらい)が出来ていた。トイレも綺麗なものができている。登山者の多い山だからだろう。
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<毛無山MAP>
赤い線が登山道
灰色の線が舗装道路または林道
青い線が川です。
等高線の間隔は50m。
今回はあまり地形図と周囲を合わせながら確認していないので、ほぼ2.5万の地形図に合わせました。おそらく実際とは多少異なりますが、迷う心配はありません。 |
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まだ早い時間帯ではあるが、登山者の姿は多く、皆カタクリに照準を合わせているのだろう。
この山は鳥取県側からも登れるが、鳥取県側は今日が山開きのようなので(混雑が嫌いなので)、こちらから登ることにした。
以前はピストンで上り下りしたが、今回は山頂から白馬山を経由して帰る1周コースとした。約6qの長めのコースである。
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山の家を過ぎて少し歩くと、白馬山との分岐路があり、帰りはここに戻って来ることになる。
最初は杉林の中の暗い歩き。
林床には雪が残っている場所があり、歩きはじめは肌寒かったので上着を着ていたが、緩やかな登り坂でも歩いていると暑くなるので、適当なところで上着を脱ぐ。
ちょうどリュックを降ろした近くに、小さな蕾を付けたエンレイソウがいた(左の写真)。 |
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渓流に沿って緩やかに登り、植林の杉林から大径木のスギが混じりだし、落葉樹も混じるようになる。この辺は天然杉になるのだろうか、整列して立っていないし、落葉樹もそこそこの大きさのものが間に立っている。
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エンレイソウの他に花はいないかと探すが、エンレイソウも先ほどの場所以外では見つからず、居そうなスミレ類も見つからない。
雪が残っているくらいなので今年は開花が遅いのだろう。
渓流を渡って尾根に登るところで、渓流に黄色い花が見えた。ボタンネコノメソウだ(左の写真)。
咲いている時はよく群生しているのに、まだ咲き始めのせいか小さなものばかりでポツンポツンという程度。 |
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尾根に乗ってからは傾斜が増してくる。
すっかり天然林になり、天然スギも散見されるが、全体的に落葉樹が多く、葉っぱの芽吹きもまだない、今はまだ灰色の世界。
遠くからだったのでよく分からないが、ミズナラと思われる巨木(左の写真)が数本見られ、ひょっとしたら幹周り5mクラスはありそうな感じである。
この山も知られていないだけで、すばらしい巨樹がどこかに聳えていそうな感じである。
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3、4、5、6合目と過ぎた頃、毒草として有名なハシリドコロが見つかる(左の写真)。
黒っぽい花はまだ閉じたままで、これから開くといった感じ。
葉っぱは他にも割と多く見られるので、少し時期をずらせばたくさん花を見られるだろう。 |
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おっと、スミレも咲いている。スミレサイシンだ(左の写真)。
今日はスミレを見ていなかったので嬉しい出会いだ。
左の写真は魚眼で撮っているので、標識が歪んで写っているが、もちろん実物は真直ぐである(^^; |
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少し登ると六合大杉に到着(左の写真)。
スギの巨木にはよく出会っているので殊更に大きいとは思わないが、周囲が落葉樹の灰色の世界なので、青々としたスギがとても存在感を示している。
徐々に傾斜が増してくるが、六合大杉を越したあたりから大きなブナが見えるようになる。
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助け合いの木を過ぎ、いい加減暑くなったので半袖になる。
ちょうど着替えをしているところで、ふと上を見るとタムシバの花が咲いており、更にあたりを見ると、大きなブナの上にヤドリギがたくさん見える(左の写真)。
風で飛ばされたのかヤドリギがいくつか落ちていた。
葉っぱのないブナの木にヤドリギがついている様はなかなか絵になる。 |
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7合目付近に立派なブナがあるので撮影(左の写真)。
以前のレポートにも掲載したブナだが、根の張りだし具合がよく分かって絵になるのだ。
根を踏みつけられないよう、柵で根元には行けないようになっている。これだけ登山者の多い山なので必要な措置だろう。基本的に根を踏みつけないように歩きたい。
このブナよりもう少し上に行くと傾斜はゆるみ、方向を変えて斜面を斜めに登ってゆく。
この辺は、新緑や紅葉の時はさわやかな森になるのではないかと思う。 |
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大きな岩のところで8合目になり、あの辺が山頂だろうなと思うようになってしばらくして東屋のある9合目に到着する。団体さんが休憩を撮っていた。
以前登った時は、この周辺にキノコをたくさん付けたブナが数本立っていたと思うが、あれだけキノコが付いていたので、もう倒壊したのだろう。
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最後の急坂を登り、一気に視界が開けてまもなく山頂に到着。
山頂からは真正面に大山が見えるのだが、今日は霞んではっきりせず残念。
山頂は人でごった返しているのではと心配していたが、腰を下ろすスペースはまだ十分にあった。ここで昼食にする。やはり今日は登山者が多い。
昼食後、隙を見て記念撮影をして白馬山を目指して出発する。 |
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ここからはカタクリが見られるので探しながら下る。いくつか見つかるが、まだ蕾の状態が多い。それはそれでかわいらしいので撮影(左の写真)。
気象条件が厳しいためか、他の場所で見るカタクリより小振りな感じである。それでもいくつかは花びらを反り返しているものもあるので、踏みつけないよう注意して地面すれすれからカメラを構えて撮影する(冒頭の写真)。
なお、この尾根道のブナは立派なものが割りと見られる。 |
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いい状態のカタクリを探しながら下り、俣野別れ、カタクリ広場に到着。ここもあまり咲いておらず、一部だけ咲いていた(左の写真)。
鳥取県側の登山口へは直進すればよいが、白馬山は右折して尾根道を進む。
こちらにもカタクリがいるそうだが、初めのうちは見つからずどんどん下る。徐々にカタクリの葉っぱが見られるようになるが、花を開いたものはない。 |
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昼を過ぎて光が増えたので、ミヤマカタバミがやっと花を開いてくれる(左の写真)。
ミヤマカタバミの葉っぱも多く見られるが、咲いているものはまだ少ないようだ。
スミレがいてもおかしくない場所だが、やはり時期的に少し早いのかもしれない。
いくつかピークを越え、白馬山山頂近くになるとカタクリも咲いているものが見つかるようになる。山頂に着くと多くの人が休憩している。
一部カタクリを踏みつけた跡があるのが残念。みなさん、気をつけて歩きましょう。
ここで小休止し、駐車場に向けて進む。直進して縦走できるルートがあるが、それだけの時間もないので今日はパスする。 |
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ここからの道は急坂が結構多く、杉林の中を進むのであまり面白みはない。時々見られる木々の芽吹きとタムシバの花が唯一の救い。
急坂が多くて距離が長いので、ここを登るのはあまり勧められない。
いい加減下るのが嫌になりかけた頃、白馬山から1時間弱で林道に合流し、数分下れば駐車場に到着する。
駐車場には空きがあったが、駐車の枠以外にも駐車している車がいるところを見ると、停められないくらいの車が来たようだ。 |
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2度目となった今回の山行だが、咲き始めのかわいいカタクリを見ることが出来て良かった。出来れば他の花ももっと咲いてくれたらなお良かったのだが...山頂からの大山は、今回も霞の中で残念だった。やはりまた来なさいと言うことだろうか。
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