参考タイム

JR戸坂駅

(5分)

琴比羅神社

(3分)

琴比羅の滝

(25分)

松笠観音

(7分)

八畳岩

(10分)

三角点
331.0m

(20分)

松笠山

(15分)

三角点
331.0m

(10分)

松笠観音

(20分)

琴比羅神社

(4分)

JR戸坂駅
TONARIの 色撮り撮りの「山 行」

松笠山 09/10/10
広島市東区戸坂

八畳岩からの展望 
 この時期に南部の低い山に登ることはあまりないのだが、ミニコミ誌「環・太田川」に巨樹巨木紹介の記事を書いている関係で、松笠観音の巨樹群を取り上げようと思い、ついでに松笠山まで登ることにした。

 
戸坂駅裏の鳥居琴比羅神社 
 初めて(!)芸備線に乗り、戸坂駅で下車。ホームに降りたら山手の正面に赤い両部鳥居が立っている(左の写真)。

 駅を出て左に進みすぐの小さな踏切を渡って先程の鳥居の下をくぐり、細い坂道を道なりに進む。墓地にぶつかり、墓地の右手の道を登って行くと琴比羅神社に着く。お社に向かって右手隅に登山道があるのでそこに入る。
 
 
<松笠山マップ>


赤い線が今回歩いたコースです。
記憶が定かでないので大まかな感じで線を引いていますので、参考程度で見て下さい。
琴比羅の滝 琴比羅の滝 
 緩やかな道を進むと大きな断崖があり、水量の少ない滝、琴比羅の滝が流れ落ちている。ここは修行場だそうで、滝に打たれるのにちょうど良いような形になっている。

 ここから左手の道を滝の上まで登り、急坂をぐんぐん登る。急なところは階段にしてあり、登り始めて間もないので少し息が切れる。

 右に水音を聞きながら登り、川を渡って左岸を進む。↓アジサイが見られるが、植えられたガクアジサイだろうか、ヤマアジサイとは雰囲気が違うが。。。あじさい
アベマキの大木 
 また、少し遠くなので違うかも知れないが、アベマキの大木が見られる(左の写真)。
 根回りは3m以上はありそうで、巨樹群で知られる松笠観音がある山なので、松笠観音周辺以外にも大きな木が残っているかもしれない。

松笠観音の入り口
 谷から外れてやがて松笠観音の入り口に到着(左の写真)。

 すぐ手前で左(北)に降りていく道があり、また、途中にも分岐があるので(小さな標識が出ているが)間違わずに進もう。

 これらの分岐は北に進む道なので、コンパスを持っていくとすぐに間違いに気づくので出来れば持参すると良い。
松笠観音の
巨樹群
松笠観音の巨樹群松笠観音の巨樹群松笠観音の巨樹群

 (上の写真は巨樹群)

 境内に入ると道が清掃されていて幅広い気持ちの良い道となっている。トイレを過ぎて階段を登ると本堂前に到着。
 右手にスギの巨木が並んでおり、根元付近にブルーシートが掛けられているので、写真にするのに躊躇われるが、証拠写真程度にで撮影。 記憶違いでスギしかないと思っていたので気にしていなかったが、ヒノキの大木もあったようで、どの木がヒノキだったかな(^^?
 スギの並びの中にツバキの樹皮に似たモッコクの大木があり、上の方を見ると赤い実を付けていた。
 今は切り株だけが残っているが、幹周り5m前後の大きなスギがあったようで、これは台風で倒れたのだとか。
 鐘楼の裏には大きなアベマキがあり、なかなかカッコイイ。
 本堂裏にはヤマモモの大木がある。特別に大きな木は無いが、将来の巨樹候補は多いようである。
 
 なお、巨木については私のもう一つのHP「広島県の大樹」で紹介する予定なので、そちらも確認していただきたい。
 
八畳岩 八畳岩からの展望 
 一通り撮影をして、本堂裏の道を進むと分岐路にぶつかり、山頂への道を右に見て北の道に進み、一旦下って上がると大きな岩のある八畳岩に到着する(左の写真)。

 アカマツが手前にあり、その向こうに太田川の流れがあり、広島湾、宮島、西区、安佐南区、安佐北区と広範囲に展望できる。

 展望が良いのでここで昼食にする。
マルバハギ 
 この周辺で咲いている花は、マルバハギ(左の写真)、アキノキリンソウなどで、ハゼノキ(下の写真)は実を垂らしていた。紅葉にはもう少し時間がかかるようだ。
 ハゼノキ
コウヤボウキ 
 八畳岩で展望を楽しんだ後は松笠山山頂に向けて進む。コウヤボウキ(左の写真)も良く咲いていてきれいである。

 途中で松笠観音への分岐を見送り、これといって特徴のない4等三角点を過ぎる。

 少し傾斜がきついところを下っていると、草刈りをしている人に出会う。松笠山ではNPO松笠山の会があって、月毎に登山道の整備をされているそうで、ご苦労様である。m(_ _)m
紅葉した葉っぱ
ガマズミソヨゴ
 
 ↑ミヤマガマズミ?(左)とソヨゴ(右)の赤い実。秋の山歩きは赤い実が主役になるかな(^^;
 
クロキの大木 
 一つコブを越すと左に車道が現れ、登山道は車道と平行するように続く。
 道のすぐそばにクロキの大木がある(左の写真)。

 緩やかにアップダウンしながら進み、車道と分かれて傾斜が増して方向が東に変わってくると菰口との分岐に付き、もう少し坂道を登れば松笠山の山頂に到着する。
黄葉した葉っぱ
松笠山
山頂
松笠山からの展望 
 山頂からは少し展望が限られるが、呉沙々宇山が正面に見える。

 ここでおやつを食べて一休憩し、元来た道を戻る。

 今日は車で来てはいないので縦走しても良いのだが、久し振りの山登りなのでちょっと疲れていて、ここで引き返すことにした。

 帰りは八畳岩には行かず松笠観音に降りる近道に入る。
コジイかな? 
 境内に入るとコジイかカシかよく分からないが、幹周り3m位の巨木を見つけた。

 急斜面に立っているので倒れてしまいそうだが、しっかり根を張っていて安定している。

 巨樹群に指定されていないところでも、大きな木は他にもありそうだ。
カエデ 
 後は帰るだけだが、帰りは滝上のところで左右に道が分かれるので一瞬どちらに行くか迷うが、ここは右に下る。登る時はもう一方の道に入ることはまず無いが、下りの時は迷うかも知れない。ただ、道はしっかりしていたので、降りられそうな気もする。

 琴比羅の滝の周辺のカエデに日が差して、緑が輝いていた。紅葉していたらもっと鮮やかだが、この緑色もきれいである。

 琴比羅神社に着いてからリュックとカメラを降ろして整理体操。
 久し振りに登ったせいか、少し筋肉痛になりかけていたのでよく筋肉を伸ばしておく。行程的には筋肉痛になるような距離ではないのだが(笑)、ただ、カメラ関係の重量は結構あるので、普通より負荷は掛っていたのだが。。。

 あとは戸坂駅に戻って家に帰る。

 こちら方面の山には来たことがなかったのだが、良く整備されて登り易く、展望も良くて行程も長すぎず、もっと歩きたい場合は縦走も可能であるので、手軽に楽しめる山である。

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