<参考タイム>
登山口
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(35分)
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尾根取付
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(20分)
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山頂
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(35分)
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登山口 |
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TONARIの 色撮り撮りの「山 行」 |
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女亀山 (めんがめやま) |
03/9/7 |
島根県飯石郡赤来町 |
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広島県と島根県の県境に、ブナ林を残した標高800mちょっとの山がある。島根県の自然環境保全地域に指定されている女亀山である。
ここ最近残暑が厳しいので、行程が短くてブナ林がある山を探していてこの山に登ることにした。5年くらい前に登っているが、もう既にどんなところか忘れてしまっている。 |
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国道54号線を北上し、県境の赤名峠を越して少し下り、小さなお店がある所をいっぱいハンドルを切って左折する。ちょっと先にドライブインがあるのでそこまで行ったら行き過ぎ。道なりに山の奥へ進み、最奥の民家を過ぎると砂利道となる。一部えぐれたところもあるので、車高の低い車や、運転に不安のある方はやめた方がよい。
民家の近くの道幅は多少広いので(舗装路はここで行き止まりなので)、邪魔にならないよう停めよう。車で入る場合は、一番奥に自然保全地域の看板のあるところまで入れる。広場になっているがあまり広くなく、Uターンに苦労すると思うので、他の車のことも考えて停めよう(そばに道がもう一本あるので、この道を利用して方向転換できる)。
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最初は川の流れの近くを歩く。
アカツリフネソウ、ツユクサ、ヤマゼリなど、湿気を好む花がずっと咲いている。この山は行程の3分の2は植林の中であるが、アカツリフネソウやアキチョウジ、キバナアキギリの群生(冒頭の写真)が見られ、意外と花が多い。クサアジサイ、モミジガサなども見える。
花が多いのは良いのだが、階段が続くのが難点。
川から離れ、植林地をすり抜けるように登ってゆく。急傾斜は少ないが、階段なのでちょっと疲れる。
まもなく、ここを登るのかと言うほどの急傾斜の一直線の階段が現れ(左の写真)、ここを登り切るとようやく尾根に取り付く。距離はないのでゆっくり登ろう。 |
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左手の山頂の方に道が向き、少し歩けば植林地から自然林と変化し、やがてブナが現れる。
尾根と言うこともあるが気持ちの良い風が吹き気持ちがよい。ブナは幹周り2mクラスが当たり前のように立っている。標高800mはブナの生育環境としてはぎりぎりであるが、よくこれだけの森が残っていると感心する。
途中右手に下る道があるが、おそらく広島県側に下る道だと思う。こちらから登ったレポートを見たことがないのでちょっと不安だが、機会があれば登ってみたい。 |
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山頂手前の最後の傾斜がこの山最大の難所であるが、枝の張り出しの良いブナが道に沿って並んでいる一番の見所でもある(左の写真)。
傾斜はきついのでブナの木を見ながら休み休み登ろう。登山口から約1時間で山頂に到達する。 |
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山頂には女亀山神社がある。ガイドブックには玉依姫命が祀られているので女神山と呼ばれていたのが女亀山に変化したとある。
神社のそばの説明板によると、昔は女亀山池と呼ばれる池があり、この地域の雨乞いの行事が為されていたそうだ。遠くからは目立たない山であるが、神戸川の源流ということもあるのか、信仰の山として続いてきたことが感じられる。
山頂部の展望はあまりないが、ブナに囲まれたそこそこ広い場所となっているのでここで昼食。ちょっと虫が鬱陶しいので食事をとった後は早々に下山する。
今日は自分たち以外の誰ともすれ違わない静かな山行となった。 |
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1時間程度で登れ、急傾斜も少なくて道の状態もよく、尾根には素晴らしいブナ林が広がり、ちょっと自然の中を散歩するのにちょうど良い山のように感じた。
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