<参考タイム>

文珠堂


(50分)

文珠山

(50分)

嘉納山

(50分)

文珠山

(30分)

文珠堂
TONARIの 色撮り撮りの「山 行」

文珠山−嘉納山 04/1/31
山口県周防大島町

文珠堂 
 寒いとどうも体が縮こまって外に出るのが億劫になってしまう。こういう時は暖かい瀬戸内の島の山に登るのがよい。

 そこで6年前に一度登ってそれっきりになっている周防大島の文珠山と嘉納山に登ることにした。どんな感じだったかすっかり忘れているが、展望が大変良かったことだけは記憶している。


 廿日市ICから高速に乗り玖珂ICで下りたところで左折し、最初の信号で周防大島の案内が出るのでそこを左折。まもなく国道437号とぶつかるので右折し後は道なりに進んで行く。周防大橋を渡ったところを左折し、しばらく走ると文珠山の案内が出るので右折(ガソリンスタンドあり)し、道なりに山道を進む。一部狭いところがあるので注意。駐車場は文珠堂の近くと、少し下に作ってある。なお、トイレは周防大橋を渡ったところの公園にある。

 文珠堂に目を向けると葉っぱを落とした巨木が2本ある。直立したものとうねったようなものの2本である。葉っぱがないので何の木かは不明であるがなかなか良い味を出している(冒頭の写真)。
 

文珠山−嘉納山−源明山登山マップ 
<文珠山−嘉納山−源明山登山MAP>

 赤い線が登山道、灰色の線が道路です。
 等高線の間隔は50mです。

 左の地図に書いた以外にも道があるようですが、未確認なので載せていません。

 嘉納山から先は実際に歩いていませんので、実際に行った後訂正するかもしれません。また、1年後にこのレポートを書いているので(失笑)不正確なところがあるかもしれませんので、日付の新しい他の方のHPを参照してください。

 

 登り口は文珠堂横の坂からと石段からの両方がある。どちらも上で合流するのでどちらでも良い。道幅は広く、傾斜も比較的緩やかで歩きやすい登山道である。この時期花はないが、ヤブコウジやアオキの赤い実が見られる。
 ほぼ中間地点の文珠堂0.4q、文珠山0.5qの標識のあるところでは沢と合流するのでここで水を補給できる。少し上に行ったところにも水場がある。
 カーブの所に雪が積もり、少し氷になっているので滑らないよう注意して登る。山の北面を登るので、斜面の所々に残雪が見える。暖かい瀬戸内の山でも、日陰などでは雪が積もっているようである。展望は、ガスっていることもあるが、林間から多少見えるくらい。
 
杉林の中の急登 
 ジグザグの道を登り、雑木林から杉林に代わってゆくとだんだん傾斜がきつくなり、文珠山への最後の急登となる(左の写真)。

 ここを登り切ると急に空が開け、2階建ての展望所がある文珠山山頂に到達する。登り始めて約50分。今日は雪に気をつけながら登っているので遅めだが、普通は40分くらいで登れるだろう。

 今日はガスって展望は今ひとつだが、空気が澄んでいれば美しい瀬戸内海が望め、大畠瀬戸の向こうに見える美しい山容の琴石山が印象深い。その景色を載せたかったのだが、一眼レフにしては珍しく、見るに耐えない写真になったので載せません(失笑)。まあ、今日の天気ではきれいに撮れようがないのだが。
 
 文珠山からは嘉納山・源明山、嵩山への縦走ルートがあり、体力に合わせてコース選択が出来る。
 足に自信がなければ展望が楽しめる文珠山だけでも良いし、足に自信があれば源明山、もしくは嵩山まで足を伸ばしても良い。ほどほどに歩きたければ、今日のように嘉納山までの往復コースが良い。
 嘉納山までの参考タイムは50分で、文珠山より多少標高は高いが、おおむね下りの方が多い感じの道で、途中の小さなピークの山腹を進む歩きやすいルートである。文珠山から嘉納山の頂上付近にあるアンテナが見えるので、これからどういうルートを歩くのか確認しておこう。
 
雪の道 
 文珠山を下ると最初は丈の高いササの間を進む。以前歩いたときは掻き分けるように進んだ記憶があるが、今は手入れしていただいているようである。

 やがてヒノキやスギの林の中を進むが、林床には雪が点々と残り、林内には太陽の光が差さないので辺りの空気がひんやりとする。

 土塁跡の説明看板を過ぎ、やがて文珠山0.8q、嘉納山1.2qの標識に出会う。もう少し進めばそれぞれ1.2q、0.8qの標識が出る。この標識が出たらやがて(ようやく)登り道になってくる。

 道沿いには青から赤までアオキの実を見つけることが出来る。杉林はずっと続いているが、寒さと相まって凛とした冷気に包まれている。一部展望が得られる場所もあるが、基本的には暗い林の中を進むことになるのであまり面白味はない。
嘉納山山頂
 文珠山から50分ほどで少し開けたピークに登ると看板の陰に源明山の三角点がある。

 山頂らしくないのでもう少し進むとアンテナのある広場に到着する。こちらの方は広く展望もより開けているのでこちらが山頂のように感じる(左の写真)。

 文珠山とその向こうに琴石山、柳井市の市街地、皇座山、源明山、台形の嵩山、岩国方面と360度の展望が得られる。これで空気が澄んでいればと思うが、こればかりはどうにもならない。
 
 この時点ではまだ他の登山者には出会っていなかったが、昼食をとっていると1組の方に出会った。源明山まで歩かれるようだ。元の道を引き返しているときにもう1組出会い、こちらも源明山までのようで、嘉納山で引き返すのは私達だけのようだった。その後も何組かと出会いこの山の人気の高さを感じた。

 基本的に楽をしたい性分なので、嘉納山までの往復が私にはちょうど良い歩きである。とはいっても、文珠山までは0.9q、嘉納山まではさらに2q、往復5.8qであるからそれなりの行程である。歩くことより景色や自然を楽しみたいので、これからも手抜きで行こう(^o^)/。

 今回のコースは道が良く整備されていて迷うポイントの少ない歩きやすい山である。空気が澄んでいるときの瀬戸内の景色はすばらしいので、まだ登ったことがない方にはおすすめしたい山である。今回は写真の出来が悪いので、そのうちに撮り直しに行きたい。
 

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