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TONARIの 色撮り撮りの「山 行」 |
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大江高山 |
03/3/23 |
島根県大田市 |
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大江高山は以前から登りたい山の一つだった。
ラクダの背のような特徴的な山容で登頂欲が湧き、かつ花が多いと聞けば山歩きが好きな人間には魅力的であろう。
大江高山にはイズモコバイモやミスミソウが咲くと聞いている。これらの花は3月下旬から4月上旬がよいようなので、ちょっと早いだろうと思いながらも登ることにした。
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浜田自動車道大朝ICを降りて国道261号を北上する。途中、道の駅瑞穂があるのでここでトイレ休憩。川本町に入り大きな河を渡ったところを直進して県道32号を走る。途中県道46号の案内が出るので右折し道なりに進む(狭い道なので注意)。基本的に46号を進めばよい。ただし、町中(大代町大家)に入って、直角に左折したら次の角を右折すること。
バス停の名前に注意しながら進んでいると「山田」のバス停があるので、そこから左折して山に向けて進む。ここからは大江高山の案内が出ている。なお、登山口への最後の坂はかなり狭いので注意(左上に曲がるときは、そこでは曲がれないので、少し先に広い場所があるので、そこでUターンしよう)。駐車場は、最初に来た人が考えて停めていてくれれば4台くらいのスペース。
大江高山の登山ルートは飯谷と山田の2つ。一般向けなのは山田側のコースとのことなのでこちらから登ることにする。駐車場に行く途中にはフキノトウ、ネコノメソウ、ミツマタ、ウメなどの花が咲いている。
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最初は竹林(というほどではないが)の側を歩き、やがてヒノキやスギの植林の中を登るようになる。まだこの辺は傾斜が緩やかだが、20分も歩けば植林が終わり、この辺から傾斜がきつくなってくる。
植林を過ぎると落葉樹が多くなり、葉っぱがないので爽やかな山登りとなる。
花が咲いていないか探しながら登るが、見つけたのはスミレが2株ほど。イカリソウやニリンソウ(に似た)の葉っぱはところどころ見るがまだこの山に春は来ていないらしい。
もう少し登山道が広いと登るのが少しは楽なのだが仕方あるまい。 |
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登山口から50分ほどで6合目に着き、きれいな山容の石見冠山などが展望できるようになる。ここで一休憩してからまた登り始める。
相変わらずの急登を頑張って登ると、やがて尾根に取り付き、道幅がグット広くなる。
急登はまだ続くが、高度を上げるにしたがって西側の展望が開けるようになり、温泉津の町や日本海などが近くに感じられるようになる。
最後の急登を登り終えると779mピークに到達する(左の写真)。登山口から1時間半。
山頂方面の東側を除いた展望が得られ大変気持ちがよい。展望図の看板を見てだいたいの場所を確認する。こちらの山の土地勘はないが、石見冠山、雪をかぶった西中国山地の山々などがよく見えた。 |
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山頂部、特に北面には雪が残り、登山道のところどころにも残雪がある(左の写真)。
これから大江高山への尾根歩きとなり、10分ほどで「あと1q」の標識の所に着き、この辺からうっすらと三瓶山の姿が見える。
いくらかアップダウンを繰り返しながら進み、最後の急登を登り切ると後は比較的平坦路となる。登山道の上には10pほどの雪が積もっており、いくらか埋まりながら歩いた。
779ピークから約40分で大江高山の山頂に到着する。
山頂は見晴らしのよい広場になっていて、9割方は雪に覆われているが、その雪の向こうに、雪を頂いた三瓶山の姿が現れ、印象深い。
先程のピークとは反対で、西側以外の展望が開け、広々とした景色が広がる。 |
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昼食後、来た道を引き返す。
急坂は下りの時に神経を使うが、晴天が続いたためかあまり滑るような所はなかった。
午後から多少天気が崩れ、寂しい下山となったが、779ピークを少し下ったところで鮮やかな蝶々が飛んでいるのに出会った。ギフチョウではないが、ヒオドシチョウ(だと思う)という鮮やかなオレンジ色をしたきれいな蝶々だった。 |
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下山時も花を探しながら下るがやはり見つからない。
ギフチョウの食草であるカンアオイの葉っぱが時折見られるので根元を除いてみるが、小さなつぼみ(?)の状態でまだまだの様子だった。 |
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下山は約1時間50分かかった。一般的には1時間半もあれば下山出来るだろう。
久し振りに比較的長い距離を歩いたので疲れたが、天気も良く、展望も良かったので満足した山行であった。花がいればもっとよかったのだが、次の機会の楽しみとしよう。 |
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