参考タイム

自然観察
センター

ベニマンサク
観察・撮影

権現山
登山口

(30分)

稜線合流

(30分)

大野権現山

(70分)

おむすび岩

(30分)

おむすび岩
登山口

ベニマンサク
観察・撮影

自然観察
センター
TONARIの 色撮り撮りの「山 行」

大野権現山2 07/10/21
広島県廿日市市大野

おむすび岩からの展望 
 例年なら県北の山が紅葉の時期であるが、今年は紅葉が遅れているようであるので、中旬頃には色付きがあるベニマンサクの紅葉はどうだろうかと、久し振りに大野権現山とおむすび岩に登ることにした。

 ベニマンサクの写真は別にページを作るので、ここでは大野権現山とおむすび岩のコースを紹介する。前回と同じコースなので、今回は写真を多めにする。

←おむすび岩からの展望


 広島西バイパスを通り廿日市ICに入り、次の大野ICで下りる。無理に高速を使わなくてもよい距離なのだが、こちら方面の土地勘はなく、ナビをしてくれる人もいないので、分かり易い高速道路を使った。ちなみに350円。大野ICを下りて左折し、すぐを左折する。高架下を通り、川の近くに来ると案内に従って左折する。後は川に沿って道なりに進めばよい。狭いところも多いので運転には注意。

 運転に不安のある方は、廿日市IC近くの宮内交差点から県道4号線を吉和方面に入り、県道40号線に移ってしばらく走り、コンビニのある河津原の信号で左折し県道42号線に入って南下。1kmほど走って左折し渡ノ瀬貯水池に沿って進む。大野ICへ向かう県道289号線に左折し、500mほど走ったら左折する。後は道なり。こちらの方が道路が広く離合が出来る。

 ゲートを入って少し登ると広い駐車場があり、そこからベニマンサクの紅葉を見ながら少し歩くと自然観察センターに到着する。

大野権現山map 
<大野権現山・おむすび岩MAP>

赤い線が登山道
灰色の線が道路
青い線が川
等高線の間隔は50mごと

−コース概略−

 自然観察センター出発
⇒大野権現山
⇒おむすび岩
⇒自然観察センター
コアジサイ 
 自然観察センターまで、ベニマンサクの紅葉と花を見ながら撮影しながら歩く。少し色付きが遅めなのかもしれないが、なかなか良い色合いをしている。

 ←コアジサイの実がついていた。この葉っぱの紅葉も意外ときれいなのだが、まだ端の方だけしか色付いていなかった。

 自然観察センターで記帳とトイレを済ませて出発する。
ベニマンサク 
 ベニマンサク湖のほとりを歩き、大野権現山の登山口へ向かうが、途中にあるベニマンサクの多い所に寄って少し撮影。

 きれいであるが光があまり差していないので、下山してからゆっくり撮影することにした。

 ←ベニマンサクの紅葉は光を透過させると鮮やかである。
ガマズミ 
 ヤマシロギク、ママコナなどが咲き、ガマズミの赤い実などが見られる。

 ガマズミの実は割りと美味しいのだが、ここは公園内なのでたぶん採ったらダメだろう(^^;数もあまり多くなかった。
紅葉 
 ベニマンサクの紅葉もきれいだが、他の葉っぱの紅葉でもきれいなものがあった。

 何の葉っぱだろうか、赤と緑色のグラデーションがなかなかきれいである。
ムラサキシキブ 
 おむすび岩の登山口を過ぎて少し進むと大野権現山の登山口の到着。この付近のベニマンサクもきれいなのだが、今回はあまり色付いていなかった。

 代わりという訳ではないが、ムラサキシキブの紫色の実が美味しそうに生っている。
ツルリンドウ 
 大野権現山に向けて登り始める。

 木々が鬱蒼とした中を登る暗い道で展望はなく、あまり面白味はない。

 ツルリンドウの赤い実が時々見られるのがせめてもの慰め?
シロモジ 
 しかし、この山にはユニークな形のシロモジの葉っぱが多く見られるのが面白い。

 鉾の先のような葉っぱで、分岐した付け根が丸くなっているのが特徴である。

 紅葉にはまだ早かったが、紅葉もきれいだそうだ。

 
ミヤジマママコナ 
 稜線に乗って左右に道が分かれるが、先に大野権現山に向かうので左の道に入る。

 平行道やアップダウンの道となり、いくらかは展望の得られるところもある。

 ミヤジマママコナの花が所々で咲いており、この花は今頃の時期がちょうど良いのだろうか。コウヤボウキもちらほら見られる。
大野権現山
699.5m
山頂から北の景色 
 急斜面を登りきって右に行くと大野権現山の山頂に到着。

 360度の大展望、という訳にはいかないが、北側にある大峯山などが見られる。

 ここで昼食とする。

 他にも数組登ってこられており、私と同じ様にベニマンサクを見るついでに登る人も多いようだ。
コナラの紅葉 
 昼食を終えて稜線に乗ったところまで引き返し、そこからおむすび岩まで4つくらいのアップダウン(厳密に言うともう少しあるが...)を繰り返しながら進む。

 ←コナラの紅葉
木の幹 
  ←枝の折れた跡。なんだか”味”があったので...(^^;

  ↓サルトリイバラの赤い実サルトリイバラ
コウヤボウキ 
 日当たりの良いところはミヤジマママコナなどが見られたが、薄暗い林床などではコウヤボウキの花が多く見られた。

 ←日の光の反射があるところを背景に持ってきて、少し幻想的に。
おむすび岩
おむすび岩 
 おむすび岩に到着(冒頭と左の写真)。

 多くの人が周辺で腰を降ろして弁当を食べたり休憩をしていた。

 今日は天気が良いので、宮島もよく見える。

 思いっきり押したら転げ落ちそうな岩だが、びくともしなかった(^^;
紅葉 
 おむすび岩の写真を撮って少し休憩してから下山する。大野権現まで行かなくても、ここまでのピストンでも景色が良いので十分楽しめる。

 おむすび岩の土台の大きな岩を回り込むように急坂を一気に下る。ここを登ったことはないが、結構きつそうな登りである。

 いい加減急斜面に飽きて来た頃斜面が緩やかになり、何たらの小径とか名付けられた森に入る。湿地性の植物などがあるそうなので、時期をみて訪れてみようか。

 やがておむすび岩の登山口に到着。

 意外と距離とコースの変化があって面白いコースである。

アイナエ 
 ベニマンサクの撮影を終え、帰りに湖の方に少し行ってみると、ヤマラッキョウなどが咲いていた。何か無いかと探していると、小さな小さな花を発見。

 アイナエという花で、カメラのオートフォーカスでは捉え切れないほど小さい。この大きさでは、マクロレンズでもあまり大きくは写せないだろう。

 ←ISO感度を上げて手ブレに気をつけて何とか撮影。これでもピントが甘いが、私の腕ではこれが限界(^^;

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