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TONARIの 色撮り撮りの「山 行」 |
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皇座山 (527m) |
02/1/13 |
山口県柳井市/上関町 |
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冬でも暖かい瀬戸内海の島々は、冬場の登山のメインになる。
取り立てて高い山はないものの、0mから登る場合が多いので、登山口がかなり上にある1000m級の山より登りごたえがある場合も多い。
今回紹介する皇座山の標高は527mで登山口は0m。ガイドブックの参考タイムは登り1時間半程度だが、2時間の計画としておく。 |
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玖珂ICを下りて左折し、県道70号で柳井市方面に南下する。市街地に入り川沿いの道を走り、左手に「白壁の町並み」の案内標識が出るが、そのまま道なりに進む。少し行くとT字路にぶつかるので左折し、柳井の駅前を通る。橋をくぐり大きく左にカーブし、信号を左折して、くぐった橋の上を通る。左にトヨペットやイズミがある大きな交差点を左折し、県道72号を進む。
県道72号を走っていると右にカーブし坂道となるところの左手に道が現れるのでこれを行く。「相の浦」の標識はあるが小さくて見落としやすいので注意。基本的に海岸線を走ればよい。
海岸線をドライブし、港の真ん中当たりのところに来ると右手に「報恩寺」と案内があり、ここが登山口となる。この辺りは道幅が広いので、邪魔にならないよう道の端に車を止める。
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両脇に石垣を見ながら舗装路を登り、やがて報恩寺に着く。咲き始めのスイセンやホトケノザが顔を出し、春が近づきつつあることが感じられる。また、ビワの木が多い。
報恩寺の左を進み、右手に石仏を見てすぐ先に左に行く細い道があり、この道を行く。案内は出ているが、字が消えかかっているので、白い札を目安とすればよい。
ミカンの木を両脇に数分進み、貯水槽が見えたら右に山道が現れるのでこれを行く。 |
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岩の多い登山道で(冒頭の写真)分岐も多い。分岐点には白い札で案内が出ているのでその通りに進めば問題ないが、一部それが無いところもあるので、今度はテープを目安にする。もっとも登山道にずっと白い札が掛けられているので、これが無くなったら引き返すなりすればよいと思う。
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ガイドブックでは道が荒れ気味とあったが、荒れているというほどでもない。森は雑然とした感じでジャングルのようだが、ところどころ木が切ってあるのである程度手入れはされているようだ。一部シダなどが登山道に覆い被さっているが、少しの間だけ我慢しよう。
また、 コバルトブルーの実をつけたリュウノヒゲを比較的多く見られた。
登った日は、冬だというのに肌着と長袖の2枚で丁度良いほど暖かい日で、鳥のさえずりも多いので熱帯雨林でも歩いているような印象を受けた。むろん冬なので防寒具は必携のこと。
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山頂に近づくにつれ傾斜がきつくなり、登山道はまるで舗装しているかのようにコケの生えた岩で敷き詰められている。まるで岩海の中を登っているような感じである。
左に石組みを見て少し行くと、この山の登山道としてはめずらしく岩の転がっていない普通(?)の登山道があるので、この急坂を登る。
その周辺で左の写真のような面白いものを見つけたが、臥龍山のブナの木についているサルノコシカケに雰囲気が似ていた。 |
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急坂を登り切り、左にカーブすると車道と合流する。左に登り、桜が両脇に植えてある幅広の道を歩き10分足らずで山頂に到着する。展望は良いはずだが、あいにくの靄で展望は無し。周辺の木々が少し高いので、靄が無くてもちょっと展望は期待できないかもしれない。
昼食後下山するが、岩がゴロゴロしている道なので歩きにくく、浮き石もチラホラあるので注意して下る。
予想に反し登山道の状態も良く、天気の関係で展望が得られなかったのが残念だが、登り2時間と登り甲斐もあり、おおむね満足できる山だと感じた。ただ、夏場は日陰が多いものの蒸し暑い山登りとなるだろうから肌寒い時期に登るのが一番のように感じた。
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下山後は、海産物の豊富な上関町や、白壁の町並みの柳井市など、うろつける場所がいろいろあるので山登りと一緒に計画に入れてはどうでしょうか。
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