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TONARIの 色撮り撮りの「山 行」 |
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紅葉の三瓶山 (室の内-孫三瓶-子三瓶) |
00/10/28 |
島根県 |
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紅葉の時期というのは写真好きの人間には楽しい時期である。普段見慣れた近所の裏山が次第に錦絵のように色づき自己主張を始める。
今回紹介する三瓶山は言わずとしれた島根県を代表する名山であり、紅葉も美しい。 |
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登山コースは様々に選択できるが、今回は火口湖である室ノ内に下りてみることにする。
よってコースはリフトで女三瓶の近くへ上がり室ノ内へ下り赤雁山、孫三瓶、子三瓶、大平山と歩く男三瓶と女三瓶をのぞいた三瓶山半周コースである。 |
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リフトのある東の原に着くと早い時間にも関わらず10数台の車が止まっている。人気のある山で紅葉の時期だから当たり前か。
リフトに乗り上を見上げると女三瓶の斜面がだいぶ色づいている。小雨が降り続ける天候なので紅葉の発色は良くないので写真の出来は期待できそうにないが目で楽しもう。 |
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リフトを降り火口内が見える展望所へ少し下る。ここから見ると火口壁内が庭のように見えるが、色づいた庭も雨のせいで褪せて見えてしまう。
室の内へ下る道は多少急ではあるが紅葉も美しく、時折樹間から見える男三瓶の斜面の錦絵を見ながら下ることになる。ただ展望できる場所は少ないので森の中での紅葉を味わいながらゆっくり下る。
花はさすがにあまり見つからないが、赤い実を付けたマムシグサがぽつんと立っていた。
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室の内池に着いたが相変わらずの雨で水面に映った紅葉も今ひとつ。水も濁っているのでなおさらだが、水辺の草紅葉がいい味を出している。
今回は近所の人も一緒なのだが、池の周りをじっくり見ないでスタコラサッサと先に行ってしまった。雨が降っているので仕方はないがゆっくり自然を見る心を持って欲しいものである。 |
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赤雁山への登り道で木に絡みつくように赤くなったツタウルシの葉っぱを見つけ、更に登ると足下にウリハカエデの葉っぱが落ちていた。
葉っぱは紅葉の時期以外は被写体になることは少ないが、色づいた葉っぱはなかなかの被写体である。
きれいなものを探すのは大変だが。 |
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峠に着き昼食を摂る。
峠からの室ノ内、女三瓶の展望も良くまた1枚撮影。
昼食を終え赤雁山に向けて出発する。登山道脇に一株だけリンドウが残っていた。 |
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どこが赤雁山の山頂だったのかと思いながら進みふと振り返ると男三瓶の見事な紅葉が眼前に広がった。これで天気が良ければ紅葉が光って更にきれいなのだが仕方あるまい。
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孫三瓶への最後の登りは急坂なのでゆっくりと登る。下るときは要注意である。孫三瓶からは先程より高い位置で男三瓶の紅葉を見ることが出来る。1000mもない標高だが展望はよい。
孫三瓶から子三瓶へ行くには急坂を下ることになり、遠くから見ると「あんな所を下るの!」と思うが実際はそれほどでもなく、ゆっくり下りれば問題ない。
鞍部に下りたら子三瓶へまた上がるが距離自体はあまりない。ここも展望はいい。鞍部から左手に行く道もあるので子三瓶に登らず室ノ内に下っても良い。
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子三瓶から大平山への尾根道をアップダウンを繰り返しながら進み、途中室ノ内から登ってくる道を見送りそろそろ疲れた頃に大平山に着く。ここは登山の装備がなくても来れるので登山をしない人たちも多くいる。ここからは女三瓶の斜面の紅葉がとてもきれいである。 |
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わざわざ滑りやすく舗装してある(雨の日は転倒者続出ではないだろうか)道を下り、リフトで下山した。
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あいにくの天候で紅葉の映えが良くなかったが、島根を代表する名山だけあって自然を満喫できる良い山である。
我々は半周コースだったが、一周する人も結構多い。
ただ、1日で回ろうとするとゆっくり写真を撮ったり出来ないので私は半周で十分である。
男三瓶からの展望は三瓶山すべてを見下ろす感じでこれもなかなかいいので、北の原から登るのも良いし、リフトで上がって女三瓶と両方登っても良い。登路はたくさんあるので自分の体力に合わせて計画してください。 |
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