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TONARIの 色撮り撮りの「山 行」 |
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千軒平 (岡山県立森林公園) |
02/8/31 |
岡山県苫田郡上斎原村 |
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岡山県立森林公園には、いつか行きたいと思っていた。目当ては実物を見たことがないザゼンソウとイワウチワで、今年の春に行く予定だった。
しかし、いろいろ事情があって行けなくなり、それならばということで、湿原の花が期待できる季節を狙って行ってみた。 |
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三次ICから高速に入り、院庄ICで下り、国道179号で奥津町を目指す。橋の手前の森林公園への分岐(県道116号)をやり過ごし、トイレ休憩と情報収集を兼ねて道の駅奥津温泉に向かう。しかし、めぼしいパンフはなく残念。弁当を買って先程の分岐に戻る。案内に従い車を走らせ、やがて森林公園入り口に到着する。駐車場は多いので心配はなさそうだが、入口前の駐車場に車を止める。
すぐに管理棟があり、今咲いている花を確認する。公園化しているところは分岐が多いので、下手をすれば山より道に迷いやすいので大まかな道順を確認しておく。
この公園はかなり広く、体力に合わせたコースを選択することが出来るが、今回は、おたからこう湿原→もみじ滝→千軒平まで行って引き返すことにする。
広い中央園路を歩いていると、あちこちにオタカラコウのインパクトのある黄色い色が目に飛び込んでくる。キセルアザミやミゾソバ、ツリフネソウ、ミソハギ、アカバナなどが咲いている。
いくつか分岐を過ぎ、ひたすら中央園路を歩くとやがて「おたからこう湿原」に着く。オタカラコウの群生はいくつか見たことがあるが、ここまで群生しているところは初めてだ(冒頭の写真)。木々に囲まれた湿原全体が黄色いお花畑となっている様は壮観だ。惜しむらくはオタカラコウはいっぺんに全ての花を咲かせるわけではないので、萎れた花が少し邪魔になる。
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おたからこう湿原を過ぎ、山道と言うには広すぎる道を緩やかに登る。
森林公園の最高峰きたけ峰(1108m)と千軒平への分岐に着き、一旦もみじ滝を見るため、きたけ峰方面に少し登るとすぐにもみじ滝の分岐になり、もみじ滝に着く。写真をとりながらゆっくり歩いて管理棟から1時間弱だったので、一般には30分ほどか。
落差30m、巾6mとのことだが、滝と言うにはあまりに水量が無く、写真にとってもおもしろくない。紅葉の時はいいのだろうが、目に見えるだけの水量は欲しい(ちょっとわがまま…)。
滝の側にきれいなテンニンソウ(左の写真)が咲いていたので良しとしよう。 |
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先程の分岐に戻り、千軒平を目指す。
やっと山道らしくなるが、やはりいい道だ。展望はほとんど得られないが、台風の風が木々をざわめかせるものの気持ちの良い森林浴となる。
分岐から約20分登り、やがてきたけ峰からの道の合流地点の広場に着く。大きなブナが中央に聳え、広く枝を広げている。
ここから一旦下ってまた上がり、10分ほどで中央園路への分岐に着く。帰りはこの道を使うことにして千軒平に向かう。
道は広く、きれいに下刈りされて歩きやすいのだが、ちょっと公園化し過ぎかなという気がしないでもない。学校の遠足ならちょうど良いかもしれない。 |
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花はツルリンドウが見つかるくらいで数は少ないが、かわいいキノコを見つけることはできる。
階段のステップに生えたキノコ(上の写真)や、ブナの木にひょこっと生えたキノコ(下の写真)など見つけるのが楽しい。とはいってもキノコに関する知識がないので名前はさっぱりだ…。
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急登を登り切ると千軒平の山頂に着く。ゆっくり目のペースで管理棟から2時間程度。
台風のお陰で吹き飛ばされそうだが、山頂部は見晴らしが良く、伯耆大山も遠望できる。マツムシソウもいっぱい咲いているので写真を撮りたいのだが、強風のため被写体ブレどころか、手ブレもかなりひどい。身をかがめてしっかりと構えられるならやっと撮れるくらい。
命がけの記念撮影(?)のあと、少し下って木の陰で昼食とする。道の駅で買ったお弁当を食べるが、これが結構おいしい。山菜おこわなのだが、なかなかいい味付けだ。今度来るときもここで買おう。
強風で飛ばされそうになりながら、もう一度マツムシソウのお花畑を撮りに行くが、これだけ風が強いと満足いかない写真になってしまうのは当然だった。という訳で、目当てにしていたにもかかわらず、このページにマツムシソウの写真は載せられなくなった。
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山頂を発ち、先程の中央園路への分岐で曲がる。こちらの道もよく整備されており、ブナの木も大きく立派だ。少々傾斜がきついことを除けば快適な下山道だ。
形のいいキノコをまた見つけたのでもう一枚(左の写真)。
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再び中央園路に合流し、オタカラコウの咲き続く道を進み、入口に戻った。
念願の森林公園だったが、台風の接近のためゆっくりできなかった。ただ、一度来ると様子が分かるので、次に来るときに大きな参考になる。前述のとおり、ここはコースが多彩なので、コース選択の面白さがあり、花も豊富なので、次回が楽しみだ。
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